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潜在意識の書き換え 〜自己認識を書き換える〜③

前回は、メンタルブロックとは何か、どのようにメンタルブロックを解除すればいいのか、という大まかな流れについてお話ししました。
一方で、メンタルブロックは、姿も形も、深さも大きさも、人それぞれです。自分では「当たり前」と思いこんでいることも多く、まず気が付きにくいという特徴があります。その上、ブロックに気が付き、手放そうとしても、そこに付随する感情を消し去ることが難しいこともあります。
ここからは、そんなメンタルブロック解除について、私自身の経験を通じて、難しかった点や大切だと思った考え方などについて、お話しさせてもらいます。

【メンタルブロックの気付き方】
メンタルブロックは、まず気が付くことが第一歩となる。とはいえ、気が付くには、ちょっとしたコツが必要だ。そうした知識を知らないと、本人にとってあまりに当たり前すぎて、これがメンタルブロック、とは気が付かないことがままある。

そうしたコツの1つをお教えしよう。現実的な問題をすべて取っ払って、自分がどうなりたいか、自分がどうありたいかをちょっと具体的に想像してみてほしい。
・仕事でたくさんの案件をとって評価されたい
・苦手な数学のテストで100点を取りたい
・〇〇さんの恋人になって楽しくデートしたい
・・・
なんだっていい。現実的な実現可能性とか、そういう制約は一旦脇に置いておいて、こうなったら嬉しい・楽しい!という自分を想像してみるのだ。

次に、自分に約束してみてほしい。「じゃあ、そんな自分に3か月後にはなっている!絶対なっている!!」と。なんなら、周りの人に宣言し、なれなかったら罰則金を払う(笑)くらいのリアリティをもって、そのような自分になるのだ、と「決めて」みるのである。

「頭では」そうなると決めてはみたものの、あなたの「心は」本当にそうなれるというリアリティを抱けているだろうか。「そうならなきゃ(汗)」と自分へのプレッシャーをリアルに掛けてみればみるほど、「でも」「だって」「そんな無理」「できるわけない」といった「足を引っ張る考え・感情」がよぎるのを感じるのではないか。
・どうせ無理/自分にそんな力はない(諦め)
・また失敗したらどうしよう(不安)
・そんなこといっても、今の自分は所詮友達でしかないし(悲しい)
・・・

実は、この時によぎった考えや感情が、すべてあなたの現実を形成している「メンタルブロック」となる。潜在意識が「どうせ無理」と思っているのだから、「無理な現実」しか生まれようがない、ということなのだ。

メンタルブロックは、無数にある。無数にあるからこそ、「どのブロックを、何のために取るのか」が重要になる。自分がどうなりたいかという理想の姿が異なれば、それを邪魔するメンタルブロックの種類も異なってくる。理想の現実創造を最短で実現するには、まず理想を明確化し、その理想を邪魔するメンタルブロックを、いわば「炙り出す」のが一番の近道となる。

【メンタルブロックを「炙り出した」あとは?】
では、メンタルブロックを炙り出し、「ああ、私こう思ってるな」と感じたらそれで終わりなのでしょうか?これは、ほんの第一歩にすぎません。前にもお伝えした通り、「深掘り」と「感情の手放し」が必要になってきます。次回は、「深掘り」に関連して、メンタルブロックのツリー構造についてお話していきたいと思います。

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