水城と古戦場
高松市で高松城と屋島を見てきました。
四国へ渡る大鳴門橋の下は「渦の道」として途中まで歩けるので入場しました。橋を支える鉄骨の構造は迫力あります。
渦潮が見られる時間ではありませんでしたが、潮と潮がぶつかって海上にできる模様を見るのは面白いです。
高松城は日本の三大水城と公式ウェブサイトにあります。入場料200円の価値は充分ありました。
入場した時間は30度以上あり、海に面した水城なので、海風があればなお良かったですね。
天守閣は再建中でしたが、登ってからの眺望は良く、再建が終われば美しい天守閣になるように見えます。
披雲閣の竣工は大正6年とあり、高松城が廃城になってからの建物ですが、江戸時代とは違った時代の良さと重みを感じさせてくれます。
城の近くに小豆島や他の島に行くフェリー乗り場がありました。
その向かいに大きなドームのような建物が建設中でした。ボードを見ると新香川県立体育館の工事でした。完成したらここを訪れた人が、記念に写真を撮りたくなる館になるように見えます。
城を出て港を散歩して屋島に行きました。
屋島は源氏と平家の戦いにおける有名な戦場であり、ドラマやマンガ、小説、映画、解説書などで紹介され、名前はずっと前から知っていましたが、これまで香川県に来た時は素通りしてました。
今回は高松城を見るついでに、有名な古戦場である屋島も見に行こうと思いました。
山上にある屋島寺の駐車場を出て案内所の前に行くと、二人の観光客の会話が聞こえてきました。
1人が「屋島の戦いは教科書に載っていた」というと他方が「教科書なんか読んでない。歴史なんか嫌い。過去も振り返りたくない。」と言いました。
すると1人が「自分も歴史の授業は嫌いだった。でもドラマを見て(ここに)来たくなった。」と言い、二人で寺の中に入って行きました。
屋島の戦いが出てくる最近のドラマというと、去年の大河ドラマでしょうか。
この二人のうちの1人が去年の大河ドラマを見て屋島に興味を持ち、歴史が嫌いと言うもう一人を誘って屋島に来た、そんな感じかもしれませんが、二人の会話を聞いてドラマの影響力を実感できました。
屋島の遊歩道をぶらぶら歩いて、ここが有名な源平合戦の古戦場かと楽しめました。
山上には周囲の景色が見渡せる休憩所がいくつもあり、屋島寺、喫茶、水族館、ガラス張りの交流拠点施設、土産物店、宿泊所とそろってるので、歴史に興味の無い人でも、天気が良ければ楽しめそうです。
けっこう暑かったので帰りは鳴門で銭湯に行きました。
場所が大鳴門橋の手前にあるので、四国を出る時に銭湯に寄りたいと思ったら、ちょうどいい感じです。
水城と古戦場を巡って銭湯に入って帰るのも、なかなか面白いと思いました。
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