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WPP福岡

 この度、WPP福岡の運営メンバーとして活動していく事になりました堂面勝哉(どうめんまさや)と申します。
 私は福岡県にある急性期病院で理学療法士として働いています。今後、WPPとして活動していく中で、自分のビジョンや思いを書いていきたいと思います。

最初に…
 私は障がい者スポーツ(パラスポーツ)に関わり、「パラスポーツ選手のサポート強化」というビジョンを持って活動していきたいと思っています。なぜ障がい者スポーツ?と思う方もいると思うので、その理由をいくつかの質問に対して答えながら書いていこうと思います。

○なぜ障がい者スポーツに関わりたいと思ったのか?
 私は大学3年の10月に初めてがい者スポーツについて詳しく知りました。正直、それまではあまり興味がありませんでしたが、障がい者スポーツに関わっている友人の話を聞き、実際に見て、一緒にプレイする事で楽しさを知りました。障がい者スポーツは見ているよりずっとハードなスポーツで、競技によっては健常者のスポーツよりもハードなんじゃないかと思うレベルでした。
関わり始めた頃は、ただ純粋に楽しいスポーツがあるからみんなに知ってほしいという思いで活動していましたが、障がい者スポーツに関わりはじめ半年程度経過した頃に、ただ広めるのではなくて、一緒にプレイしている自分だからこそわかる疲労、怪我のリスク、痛みの出現部位などがあるのではないかと思い、トレーナーなどのサポートする側にも回りたいと思いました。

○どのように関わりたいのか?
 現在は病院に勤務しつつアンプティーサッカーのチームのトレーナーをしています。
 今後も同じようにチームに携わるとともに他の競技のサポートも行い、理学療法士以外のトレーナーの方が障がい者スポーツに関われる環境づくりをしていきたいと思っています。

○障がい者スポーツ業界の抱える問題、どのように解決していきたいか?
 障がい者スポーツ業界の抱える問題を全て把握しているわけでない為、何とも言えませんが、障がい者スポーツ業界は健常者のスポーツに比べて理学療法士のトレーナーが多いと感じています。理学療法士が多い詳しい理由はわかりませんが、パラリンピックに帯同経験のある理学療法士の方がある取材で「理学療法士は他の職種に比べて学生時代に障害についての勉強をしており、就職してからも障害を持った方と出会う機会が多いからだろう」と言われていました。他の職種の勉強に励まれている学生に聞くと、障害については基本的な事しか習わないと言われていました。しかし、実際にパラスポーツ選手のサポートを行っている鍼灸師や柔道整復師の方もいます。私は、WPPに加入するまでは他職種のトレーナーについてあまり詳しく知りませんでしたが、WPPメンバーと関わり、他職種のストロングポイントを知る事ができました。今後、パラスポーツ選手により良いサポートを提供する為には、健常者スポーツと同様に多くの職種が関与していく事が重要なのではないかと考えています。現在、日本には理学療法士:16万人以上、鍼灸師:20万人以上、柔道整復師は:7万人以上の有資格者がおられる為、人数が足りないという事はないと思っています。ただ、実行する上では、障害についての知識や注意点、金銭面など多くの問題にぶつかると思いますが、「パラスポーツ選手サポートの強化」という目標に向かって一つずつ問題を解決していこうと思います。
 また、障がい者スポーツは健常者スポーツに比べて競技人口が少なく認知度も低いです。競技人口を増やす為に障がい者を増やすわけにはいかないので、障がい者スポーツに関わる健常者を増加させる事で障がい者スポーツの認知度向上に繋がればいいと思っています。

最後に…

WPP福岡で共に活動していく人を募集しています。
もし、少しでもWPPに興味が湧いた方がいればご連絡ください。
読んでいただきありがとうございました。