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CS関係者による母数考察と秘匿されたデッキについて

はじめに

皆さんこんにちは。Xです。私はある県でデュエルマスターズのCSの運営に携わっているものです。

来る10月1日、2日にデュエルマスターズの大型大会DMGPが開催されますね。
この大会に向けて競技勢の方はもちろんカジュアル勢の方々も今までよりも熱を持ってデュエルマスターズへ打ち込んでるのではないでしょうか?

さて、皆さんは当日に使用するデッキはもう決めたでしょうか?
開催まであとわずかな時間しかありませんが、ギリギリまで使うデッキ調整する方、自分の相棒と走り抜けると決めた方、環境を見て使うデッキを決める方、と様々な方がいると思います。

この記事は上記で言う「ぎりぎりまで悩む方」と「環境を見てデッキを決める方」へ向けた記事となります。
もちろん「相棒デッキを使う方」にもある程度参考になるような内容にはなっていると思います。
また、この記事は売れすぎた場合値上げする可能性があることをご了承願います。

本題

さて、それではこれより先の記事にどのような内容が書かれているかを簡単に説明します。

  1. 9月1日から22日までの全国のCSでの入賞母数まとめ(オリジナル、アドバンス)

  2. 結果を残している母数が1~3のデッキまとめとサンプルリスト

  3. 9月中の私が携わっているCSの詳細な母数とそれの変遷
    (詳細な母数を公にしていないCS)

  4. 上位勢が使用するかもしれない秘匿されたデッキタイプについて

上記の4つの項目について書かれた記事になります。
②からは有料部分となりますのでご了承ください。

①9月1日から22日までの全国のCSでの入賞母数まとめ

オリジナル編

9月初週は8月と変わらず混沌とした環境であったが、超CS京都で新たに出現したデッキタイプ[青黒シヴァンリンネ]が入賞リストに顔を出してきた週となった。

2週目に入ると前述した[青黒シヴァンリンネ]が入賞数を大きく伸ばし、一躍環境トップの一角となる活躍を見せた。また、入賞数トップの邪王門は[4c邪王門]として、某妖精youtuberによるサイバーブレイン採用型が大流行した。
さらに先週トップの入賞数だった[ゼーロベン]だが、ハンデス、主に[アナカラーハンデス]の使用者が爆増し、≪若き大長老・アプル≫が非常に重いこちらのデッキは少し入賞数を落としている(他の要因として、[ゼーロベン]を好んで使用していた強豪プレイヤーが[青黒シヴァンリンネ]に乗り換えたことも要因の1つであると考えられる。)

3週目に入ると[アナカラーハンデス]が入賞数1位となる結果に。これはそもそもの使用者が多いのも要因ではあるが、それ以上に現在の環境に安定してハンデスに勝ちつつほかのデッキにもある程度の勝率を取れるデッキが”ほとんど”存在しないことが原因であると考えられる。
先程”ほとんど”と書いたが、入賞数2位の青魔道具がこの”ほとんど”から外れた現環境唯一のデッキかもしれない。ハンデスに大きく有利が付くという事、それでいて非常にデッキが組みやすく使用者も多いことが重なり2位という結果になったのではないだろうか。
また、この週は新弾発売後の環境であり、入賞数4の[黒単アビスロイヤル]や、グラフには載っていないが入賞数2の[緑単オービーメイカー]など新たなデッキも台頭し始めている。


アドバンス編

まずは1週目。クロニクルデッキの影響で台頭してきた[赤黒ドルマゲドン]が1位に君臨。この頃は殿堂の影響かドラグナーの姿が一時的に見えなくなってしまった。

続いて2週目。依然として[赤黒ドルマゲドン]がトップだが、前回3位の[アナカラーダークネス]の入賞数が2まで落ちてしまった。要因としては、[赤緑アポロヌス]と[ガイアッシュ覇道]の流行が大きいと思われる。さらに、上記の理由で[アナカラーダークネス]が淘汰されてしまった結果、[青黒ゼーロ]というデッキが新たに入賞数を伸ばし始めた。
また、[アナカラーハンデス]というオリジナル構築のデッキに≪乱罪 ダイパ殺デー≫を数枚投入したデッキも入賞数を重ねている。
オリジナル環境とは違い、≪若き大長老・アプル≫がいないことで[青白ネバーループ]も入賞数を伸ばしている。

最後に3週目。[赤黒ドルマゲドン]と[ガイアッシュ覇道]が同率トップという形に。この2デッキは現環境の2トップと言って差し支えないだろう。
また、ドラグナーが減少したことで≪インフェル星樹≫を採用するデッキも減り[青魔道具]の入賞数が伸びている。
依然として[赤緑アポロヌス]を安定して受けきれるデッキが存在せずこちらも入賞数が伸びている。
この週から[ヴァリヴァリウス]をCS会場で見かけることもふえたのではないだろうか?これからに期待したいデッキの1つである。

まとめ オリジナル編

現在はもっぱらハンデス環境になっている。[アナカラーハンデス]とそれに勝てる[青魔道具]がGPでも多くの母数を占めることとなるだろう。
[アナカラーハンデス]には、≪特攻人形ジェニー≫を不採用にし、よりメタクリーチャーと≪CRYMAX ジャオウガ≫に特化した[アナカラージャオウガ]という派生形もあることを把握しておくと良いだろう。

まとめ アドバンス編

[赤黒ドルマゲドン]と[ガイアッシュ覇道]を中心に回っている環境となっている。この2デッキに加えGPでは、[赤緑アポロヌス]、[アナカラーダークネス]の母数が多くを占めると予想される。
[青魔道具]や[カリヤドネ]なども一定数いると考えてよいだろう。


②結果を残している母数が1~3のデッキとサンプルリスト

続いて母数は少ないが結果を出しているデッキの中で有力なものの紹介をしていく。サンプルリストを載せておくので調整の際に役立てて欲しい。

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