見出し画像

行政書士試験に合格するためにやったことと

みなさんこんにちは。
わたしは平日フルタイム勤務をしながら行政書士試験に合格することができました。今後、試験を受ける方に少しでも役立つ情報を提供できればと思い、ようやくnoteを書きました。
どう頑張ってもお金をもらうほどの価値は提供できそうにないので無料です。
半分アドバイス、半分合格体験記のような形になっておりますので、試験勉強に飽きたときにでも読んでみてください。

1.わたしのスペック
先ほども書いた通り、平日フルタイム勤務をしているサラリーマンです。一応法学部卒なので、多少のアドバンテージはあったと思います。しかしながら、法学部での学びと試験に合格するための勉強というのは異なるものですから、法学部卒の方こそ気を抜かずに試験対策をしてほしいです。
噂によると、司法書士試験上がりの人がダブルライセンスのために受けたり、司法試験受験生が実力試しに受けたりして、意外と強敵が多いみたいです。

2.勉強するときに心がけていたこと
資格試験の勉強において最も重要なことはやはり勉強を継続することです。しかし、社会人として勉強を継続するのは容易なことではありません。勉強のテクニックや使用する教材よりも、勉強を継続できる環境を整えることが最も重要だと考えています。
そこで、私が勉強を継続するために実践したことをまとめていきます。

①家族の理解を得ること
社会人で資格試験の勉強をする人は、「勉強をやっているから偉い」とか、「勉強を邪魔しないでほしい」という気持ちを一番最初に捨てなければいけません。勉強をして、それを仕事に活かせば収入が上がる可能性があるのだから、家族のためにやっていることだという考え方もNGです。
「勉強はやらせてもらっている」という意識を常に持ち、家族と良好な関係を維持しなければ勉強を続けることは難しくなると思います。

②勉強を習慣化すること
まず、1週間の中でどの曜日のどの時間に勉強をするのかを決めてください。わたしの場合は平日の朝4時から6時半頃、通勤中のスキマ時間(信号待ちも含む)、職場の昼休みに15分程度、帰宅中のスキマ時間と決めていました。夜は家族と過ごす時間と決めていたため、勉強はしていませんでした。毎朝4時前に起きて勉強するという生活をしていたところ、妻が努力を認めてくれて直前期には土日の日中も勉強させてもらえたりもしました。ありがたい限りです。

③いつでも勉強ができる環境を作ること
結論を言ってしまえば、スマホで勉強をすべきだということです。私はスキマ時間を徹底的に潰して勉強をしていました。上に書いたように信号待ちの時間や会社の昼休み、トイレの中でも勉強をしていました。これができたのは間違いなく常に手に持っているスマホで勉強をする環境を作ったからです。
私が紙を使ったのは過去問を5年分解いたときだけです。
紙じゃないと勉強できないという方も、スマホでの勉強に慣れてしまえばメリットの方が大きいと思いますので、ぜひ試してみてください。

3.使用した教材
私が使っていた教材はスタディング(スタンダードコース)と過去問5年分です。その他AnkiとForestというアプリを活用していました。それぞれどのように使っていたかを説明していきます。
ちなみに六法は使ってません。

①スタディング(スタンダードコース)
たしかに5万円もしないくらいの価格でした。
それで動画の講義と一問一答、セレクト過去問集がついていたのでかなりコスパがよかったです。
講義については「テキストの要所を読んでくれる人がいる」という認識です。とにかく無駄がなくコンパクトな講義です。法律を学んだことがない人にとっては、わかりにくいと感じてしまうかもしれませんが、そういうものと割り切って先に進むのがいいと思います。
法律の勉強は、わからないことがあってもとにかく一周するというのが最も大事なことです。
コンパクトではありますが、スタディングでは合格できないということはありません。

②過去問集5年分
試験の2ヶ月前から解きはじめました。
試験当日の訓練と、自分がいまどのレベルにいるのかを確認するための指標として活用しました。
試験は休日の午後に行われるため、過去問も休日の昼食後に解くようにしました。このとき、エネルギー不足にならず、かつ眠くならない食事量の研究にもこだわっていました。しかし、結局いきついたのはカフェインでなんとかするのか一番!という発想だったので好きなもの食べてレッドブル飲んだらいいと思います。
ちなみに当日は家系ラーメンとライスで眠くなったのをレッドブルでカバーしました。

③Ankiについて
問題文と回答をペアにした「暗記カード」を作成し、それで学習をするアプリです。
忘却曲線に合わせて出題のタイミングを管理できるので、スタディングを補完するツールとして活用しました。
スタディングにもAI復習という忘却曲線に合わせた出題管理ができるツールがあるので、必ずしも使う必要はないと思います。
私もいろいろ試した結果、あくまでも補助的に、どうしても覚えられない論点に限り利用するスタイルに落ち着きました。

④Forestについて
これはスマホの使用を一定時間制限するアプリです。正直、合格できたのはこのアプリのおかげと言っても過言ではありません。スマホで勉強すると言いながらスマホをロックするのはおかしな話ですが、スマホにはSNSやゲーム等々の勉強の妨げになるアプリがあるので、朝はスマホをロックしてパソコンで勉強をしていました。
ちなみに、課金すれば特定のアプリ(スタディングだけ等)は使えるようにしつつロックできるみたいです。

4.さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に伝えたいのは、暗記と問題演習から逃げないでほしいということです。
私は六法を参照したり、判例を読むといった勉強法を一切取り入れていません。当然、条文や判例を読んだ方が理解は深まるとは思いますが、如何に短期間で効率よく試験に受かることを考えたときに、大事になるのは理解よりも暗記です。
「理解しないと覚えられない」という意見があることも承知していますが、私は「暗記してないと理解できないことが多すぎる」とさえ感じます。
なにより、理解ができていても暗記ができていなければ問題は解けないのです。
また、講義を繰り返し見る、テキスト、条文、判例を読むと言ったインプット中心の勉強に逃げず、問題演習(アウトプット)中心の勉強に向き合ってください。インプットは楽だし、知らないことを知るのは楽しいと思いますが、よほど頭が良くない限りそれだけでは合格できないと思います。
同じ問題を何度も何度も解く、アウトプットの繰り返しこそが合格への近道です。
みなさまの合格をお祈り申し上げます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?