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若手管理職の悩みと葛藤

こんにちは。田中です。
4月の昇格で管理職になった方、7月のタイミングで組織体制が変わり
新たな組織、新たなメンバーとチームをスタートする方も多いでしょう。

管理職の世代交代が加速

ここ数年で管理職の世代交代が加速しています。
私のクライアントの中には、
3年間で管理職の2/3が入れ替わったという企業も!
代わりに30代後半から40代前半の若手管理職が増えてきました。そこで今回は『若手管理職の悩みや葛藤』をテーマに若手管理職の笑顔とわくわくを増やすポイントについてお伝えします。

若手管理職の悩みと葛藤

組織の従業員構成をみると、若手管理職の30代後半から40代前半の人数は少なく、年上のベテラン社員、経験の浅い若手社員、雇用形態の違う契約社員、派遣社員など多様なメンバーのマネジメントで苦労しています。
特にベテラン社員は個人商店化しているためよくわからない。
新たに何かをやってほしくても拒否されてしまう。
若手管理職は誰にも頼れず、どんどん疲弊していきます。
本当はベテラン社員にも、もっと新しい業務や若手社員の育成をお願いしたいのに・・・
「それって管理職の仕事とじゃないの?」
と言われ、業務量は増えるばかり・・・
このままでは残業、休日出勤で疲れ果ててしまいます。

年上のベテラン社員にどう接すればいい?

ついこの前まで自分の上司であり大先輩が部下になり、
お互い気まずいまま、せっかくのベテラン社員の経験や知識が活かせない。
これは本当にもったいないですね。
チームの成果を上げるためにはベテラン社員の役割と動機づけがポイントになってきます。

「気持ちを聴く」ことから始めよう

気まずい思いはお互いさまで、
実はベテラン社員も、自分はどう貢献すればいいのか?
どうモチベーションを保てばいいのか、自分の振舞い方、役割に悩んでいます。まさに葛藤しているという言葉が出てきます。
これまで ポジションが上がる=キャリア
という概念で働いてきたのですから
役職定年や再雇用で『身の置き場』がない、
『どんな気持ちで働けばいいのかわからない』というのが本音です。
そこでぜひベテラン社員には経験や気持ちを聴いてください。
1.これまでどんな仕事をしてきたのか?どんな苦労があったのか?
2.これまでどんな思いで仕事を頑張ってきたのか?
3.今私たちのチームの課題は何か?
ベテラン社員の経験値を引き出し、それを認めることで本人のプライドが再構築されます。
大事なことは事務的に聞くのではなく、相手の心に寄り添いしっかり最後まで聴くことが大切です。

一緒によいチームをつくっていきましょう

次に、あなたが感じているチームの課題や悩みを相談してみてください。
長年組織で働いてきた方なら、組織の課題やチームの課題もしっかり見えているはずです。
同じような体験をしてきているかもしれません。
「一緒にいいチームをつくっていきたいので協力してください」
そんなふうにお願いしてみてはいかがでしょう?
必要とされている、頼られることでやりがいを見出し、頑張ろうという前向きな気持ちになってくれるはずです。それが役割と動機づけです。
一人で頑張らなくてもいいんです。
管理職になったからといって全て一人で抱え込まなくてもいいのです。
年上のベテラン社員だけでなく、すべてのメンバーが
リーダーに頼られたり、チームに貢献できることは嬉しいはずです。
メンバーに分担して協力してもらいながらいいチームをつくっていきましょう。

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