新入社員の心理的安全性を高める関わり方
新入社員の『笑顔とわくわく』を増やす(後編)
新入社員が入社して2ヶ月が経ちました。
皆さんの職場の新入社員の様子はいかがでしょうか?
今回のテーマは『新入社員の心理的安全性を高める関わり方』についてお伝えします。
新入社員が配属後に感じる悩みや不安とは?
新入社員を育成する上で、最初に取り組んでいただきたいのは
心理的安全性の高い関係づくりです。
現場に配属されて感じる新入社員の悩みをご紹介いたします。
いかがでしょうか?
新入社員は、私たちが思っている以上に、対人関係に恐れや不安をいだいています。
以前と比較して新入社員悩みが大きく変わったわけではありませんが
マスク着用、非接触、在宅勤務など環境下ではコミュニケーションが取りづらくなってしまいます。
大学生活の半分をオンライン、在宅で過ごしてきた新入社員の
『新感覚』も踏まえた接し方、関わり方のコツをお教えします。
人柄がわかる自己紹介で心を近づける
新入社員はチームメンバーの名前と顔だけでなく、皆さんの人柄や特性をとても知りたがっています。でもマスクで顔の表情がわからない、オンラインで会議前後の雑談もない、懇親会もないなどお互いのことを知る機会がすごく減りました。
自己紹介といっても名前を言うだけ。
2年経っても顔と名前すら一致しないという方も・・・
そこでおすすめなのが、お互いの内面がわかるような自己紹介です。
新入社員は就職活動で自分の特技、長所、短所、価値観、これまで頑張ってきたこと、なぜこの会社を選んだのかなど自己紹介して入社しています。
メンバーからも同じくらいの自己紹介があるといいですね。
2~3人ずつ何回かに分けて、お互いの内面がわかるような自己紹介をしあうと、心がぐっと近まります。
また、オンラインを活用すればマスク無しで顔を見ることができます。
どうか心からの笑顔で「ようこそうちのチームへ!」と迎えてあげてくださいね。
声かけで高める所属意識
新入社員は困ったことがあっても自分から先輩や上司に声をかけられません。
特に忙しい現場に配属された新入社員ほど孤独で、
「迷惑をかけてしまう」
「ダメなやつだと思われる」
「嫌われてしまうんじゃないか」
「このままここにいていいのかな」など不安になります。
通りすがりにちょっと横目で様子をみて、「困ってるな」「おかしいな」と思ったら、ぜひ声をかけてあげてください。
「どうした?大丈夫?」
「どお?困ってることない?」
「何か手伝おうか?」
このようなちょっとした一言が、新入社員を安心させ、チームへの所属意識を高め、早く馴染むためのポイントです。
質問のハードルを下げる
新入社員にとって、自分から質問するという行動はかなりハードルが高いのです。
そこで、最初のハードルをできるだけ低くしてあげることがポイントです。
メールだと質問内容を簡潔にまとめ、それを文章化する必要があります。
ビジネスメールに慣れてない新入社員にとって、これは苦難の技。
そこで効果的なのがチャット。
新入社員のコミュニケーションツールはチャットが主流です。
「質問したいときは遠慮せず「今質問いいですか?」と一言でいいからチャットで送ってね。」
などルール化してあげると親切です。在宅勤務時だけでなく、対面でも、隣の席でないのならチャットが効果的です。
質問チャットが来たら対面で話すか、Zoom、TeamsなどのWeb会議ツールを活用して顔を見ながら話を聴いてください。
最初は「わからないことがわからない」ので、詳しくは顔を見て話を聴くというステップが効果的です。このように丁寧に接することが、新入社員との関係構築に繋がります。
以上、オンラインで就職活動を突破してきた新入社員は、オンラインツールに慣れています。対面とオンラインの二刀流で効果的な育成をしていきましょう。
最後までご一読いただきありがとうございます。
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