【徹底解説】グラップリングの「楽しさ」

こんばんは、まごっとです。

友人のSukesan1984とやっているPodcast、人生の品質向上委員会で以前こんな話をしました。
「何事も最初は楽しくないのではないか。趣味も最初は楽しくないのではないか。楽しくなるまでには山を超える必要があるのではないか。」
確かに私もグラップリングを10年以上やっていますが、最初は楽しくありませんでした。
練習に行っても毎回強い人にボコボコにされ、自分が強くなってる感覚は皆無。練習行っても楽しくないのでジムに行く足が遠のき・・・そもそもこれやってて楽しいの?というときが正直ありました。
楽しさがわからない。どういう楽しさがその先にあるのかすらわからない。どうすれば楽しくなるのかがわからない。わからないものがわからない。
最初は全てが五里霧中。
グラップリングに限らず、何かを始めた本当最初はこういうことがあると思います。
そこで、今回グラップリングの「楽しさ」について書きたいと思います。

グラップリング「だけ」の楽しみはない

記事を書くにあたりいろいろ考えたのですが、グラップリング「だけ」の楽しみはありません。
点の要素で考えると「それ他のものにもあるじゃん」となります。
しかし、点をいろいろ考えると、その全てを満たすものがグラップリング「だけ」になります。
その要素を考えてみます。

生活の基礎としての楽しさ

①運動習慣になる

社会人になるにつれ、運動習慣はなくなります。
運動は身体的な健康・精神的な健康を維持するのに非常に大事です。
運動に関しては厚生労働省が特別ページを設けているほど重要です。
運動すると逆に毎日疲れると思われますが、慣れてきたら結構ハードな運動をしてもあら不思議、むしろそのほうが体調が良くなります。

②新しいつながりができる
格闘技ジムですので、他の会員さんがいます。
その人達とのつながりができて、それが楽しいです。
一人黙々と走ったりウェイトトレーニングをするフィットネスジムだと他の会員さんとのつながりはできません。
つながりができるとそれが続けるモチベにもなります。

他の格闘技にはあるけど、グラップリングにはない欠点

欠点があると、どうしてもそれが楽しさを損なうことがあります。
他の格闘技ディスになってしまいますが、その格闘技にはその格闘技なりに良いこともあるという前提で、書いてみます。

①持ち物が少ない

ブラジリアン柔術はギがどうしても物理的にでかいです。
この持ち運びが大変です。
また、洗濯も大変です。
ギを入れて洗濯機を回すと重すぎて洗濯機が壊れそうなほど大暴れします。
また、ギは高いです。数万円します。
↓Amazonでちゃんとしたの買おうとしたら2万円でした。

サイズ問題もあって、大会に出たらいろんな指摘されて現地で買わされるということがよくあります。

しかし、グラップリングの持ち物はラッシュガード・ファイトショーツくらいで持ち物が物理的に少ないです。
値段も安ければ2000円くらいで買えます。
↓これはAmazonにあったものですが、全然こんなので良いです。

↓なんならジムが許すのであればクラシックブラジリアンスタイルでタンクトップでも良いです。

↓ファイトショーツも金属・ポケットがついてなければこんなので全然良いです。

なんならTシャツとジャージでもできます。
試合時は基本的にブラジリアン柔術のように着ているものに対して非常に細かい指摘はありません。
この手軽さがグラップリングの利点です。

②怪我が少ない・ダメージが少ない

個人的にグラップリングは怪我が少ないと思っています。
まず、ブラジリアン柔術であるあるなのが、指の怪我。
ギを掴むので指は非常に頻繁に怪我をします。
強い人ほど突き指を繰り返してゴツゴツの岩みたいな指になっています。
しかし、グラップリングはそういう指の怪我がありません。
私の指はほとんど怪我がしたことないので、綺麗です。
また、勢いついてぶつかることも少ないです。
スノーボードやスキーなどスピードが出るスポーツは、どうしても衝突時にとんでもない怪我をする可能性があります。
また、柔道も投げられたときに勢いついて怪我することがあります。
グラップリングはそういう勢いがついて怪我をする場面が少ないです。
私も実体験として、グラップリングを10年以上やってきて入院や手術が必要な大きな怪我というのは経験したことがありません。
次に打撃のスポーツであるのが、脳へのダメージ。
やっぱり顔を殴られると脳へのダメージが蓄積するというデータがあります。
脳へのダメージが蓄積すると、いわゆるパンチドランカーになります。
グラップリングは脳が揺れるシーンがないので、そういう脳へのダメージの危険性もありません。
「ヒールフックがあるから足の怪我が多いのでは」という反論があるかもしれませんが、個人的に危険性は腕十字などと同じだと思います。
やっている人が十分危険性を把握していれば、どこまでいけば危険かが判断できるので怪我起きません。
腕十字も同様で、ボーダーがわからないまま無理に技をかけるときに怪我は発生します。
ヒールフックが特別危険なわけではない、と私は考えています。

グラップリングにある楽しさ

これも点で見れば他のスポーツでも言えることがあると思いますが、グラップリングが持つ楽しさを挙げます。

①幅広い選択肢の中から、自分のスタイルを選べる

バスケットボール・野球・筋トレ、やることはだいたい決まっているし、どの選手もある程度違いはあれど同じところに至ります。
しかし、グラップリングは他のスポーツよりも圧倒的に幅広い選択肢の中から自分のスタイルを選ぶことができます。
下から攻めても良い、上から攻めても良い、腕を狙うスタイルでも良い、首を狙うスタイルでも良い、下からは三角を狙っても良い、腕十字を狙っても良い。
とにかく一本を狙うスタイルでも良い、固く守って抑え込んでポイントで勝つスタイルでも良い。
スタイルの可能性は無限大。
自分のオリジナリティを築き上げていくところに非常に希少な楽しさがあります。

②学べば学ぶほど強くなる

グラップリングはテクニックが山ほどあるため、学べば学ぶほど強くなります。
体力がなくても学べば強くなります。
例えば、サッカーやマラソン、バスケは体力がなければある程度のうまさにはならないでしょう。
また、ボクシングは反応速度など身体的能力を要します。
しかし、グラップリングは学んだ知識で上達します。
また、学ぶ方法は教則動画や、さらにYouTubeなどさまざまなものがあり、世界の最新テクニックも一瞬で知ることができます。
このように、いわゆるPDCAを回して、自分が強くなっていく感じを日に日に感じることができる、これもまたグラップリングの非常に希少な楽しさです。
しかし、実際ある程度強くならないとそもそもこの楽しさを感じるに至りません。
どうやって強くなるかは、私の
【徹底解説】グラップリングが強くなる方法
をぜひご覧ください!

③いろいろな人と交流できる

グラップリングは、「グラップリング」という共通言語でさまざまな人と交流ができます。
初対面の人でも、言葉が違っても交流ができます。
サッカーなどでももちろんできますが、グラップリングが面白いのは①で書いた通りスタイルの幅が広いことです。
そのため、初対面のスタイルと交流したときの楽しさがあります。
また、サッカーのように大人数は不要で、1対1で交流できるのも手軽で良い点です。


このように、グラップリングにはさまざまな楽しさがありますが
私が考える限り、これを全て満たすのは唯一グラップリングのみ、だと思います。
このような楽しさを事前に見据えておけば、最初に入りやすくなるのではないでしょうか。
他にも皆様が考えるグラップリングの楽しさがあれば、ぜひ教えて下さい!

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