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ブラックとかホワイトとか

学生が就職活動をしながらぼんやり考えていることのひとつは、ブラック企業だけには就職したくねぇ、だと思います。
だからブラック企業を見分けるポイントがわかれば楽なはず。

しかし、ブラック企業を絶対見破る方法はありません。なぜならブラック企業の定義があいまいだからです。
定義があいまいということは、人によってはブラックだけれども、ある人にとってはそうでもない可能性がある、ということです。

例えば外食大手ワタミの創業者は、創業資金を貯めるために、寝る間も惜しんで運送の仕事に従事していました。
今でこそ勤務間インターバルがありますが、当時はありません。長時間労働での自動車運転は危険を伴います。
彼は目的があったから耐えることができた。一方わたしたちの多くは過酷な労働に耐えられないでしょう。

それだけではありません。会社組織内の上司や同僚と協調できなければ、ブラックと感じる人もいるでしょう。
人との相性は時間を共に過ごしてみないとわかりません。つまり入社しないとわからない。

日本の中にはまだまだ同調圧力が根強く残る組織もあります。
転職が一般的になったとはいえ、石の上にも三年神話も残っています。
そしてなにより、ほとんどの会社はグレーです。ブラックでもホワイトでもない。グレーの濃淡があるだけです。

そのグレーの濃度を、1日や2日のインターンシップでわかるはずがない。
会社のグレーの濃度はコントロールできない。

それならば、自分はどのような姿でありたいのか。仕事を通じて成し遂げたいことは何か。仕事をする目的と目標は何か。会社組織をどのように利用すればその目的に近づくのか。言うなれば自分軸を作るほうが確かな道を歩めると思っています。
ブラックかホワイトかなんて気にするより先に、あなた自身を磨いてください。

Move forward!

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