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採用という仕事について

本格的に採用業務に就いて7年ほどになりますが、採用という仕事の成果は長期的にみたほうがよいと考えています。
わたしが属する会社は、新卒も中途も大手と異なり母集団形成→ES→WEB選考の流れはなく、応募いただいた順に、ほぼ書類選考をせず面接を実施します。

母集団の数は採用の成果とはいえません。採用人数が充足するかどうかすらも成果ではありません。
採用の成果は、貢献です。
採用した方が定着し、成長し、会社に貢献できるようになってはじめて、その採用は成功したといえる。
新卒だと5年、中途でも3年はかかります。

だから7年くらいの採用担当歴では、ようやく成果が見え始めてきたばかりとも言えるでしょう。

貢献とは、直接的間接的に利益を生んでいるかです。
営業職ならば貢献はわかりやすいですね。ノルマがありますから。当社のような技術職(施工管理職)も工事現場ごとの利益率に達しているかどうかがモノサシのひとつになります。
ではわたしのような採用担当はどうでしょうか?
ある年の新卒採用が5名充足したことが利益を生んだことになるでしょうか?

1年で退職する者もいるかもしれません。
1年で退職すると、その採用はほぼ赤字と考えていい。
採用コストを回収できるのは、どれだけ順調に育っても数年先です。

わたしたちは短期的な成果と長期的な成果の両方を持ち合わせる必要がありそうです。
短期的な成果に惑わされて、長期的視野が欠落していると、下り坂が待っています。長期的な成果ばかり追いかけると、モチベーションの維持が困難です。
近視眼的であってはならず、大局的すぎてもバランスが悪い。

あなたの仕事はどうですか?
近視眼的になっていませんか?

Move forward!

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