初心者がチャンピオンシップで優勝するまでの適切な流れ、練習方法やテクニックについて。
【前書き】
お忙しい方は目次まで飛ばして頂いて構いません。
ご覧頂きありがとうございます。
愛知県でデュエルマスターズをしている「マドンナ」と申します。
自分の競技プレイヤーとしての人生に一区切りがつき、今までの経験をもとに記事を書きたいと思い、今回投稿させていただきました。
筆者の Twitterです
フォロー頂けるととても嬉しいです。
@dm_madonna
早速ではございますが、簡単な自己紹介をさせていただきます。
デュエマ歴6年
チャンピオンシップ総出場回数316回
cs優勝7回 準優勝15回 3位7回 4位6回 ベスト8 21回
DMPランキング2023前期 全国68位愛知5位
今回、私がこの記事を書こうと思った理由は、チャンピオンシップ(以下「cs」)に出場するための準備について解説する動画や記事はあるものの、初心者がcsで優勝するために何をすればよいのか、練習方法やcsでの動き方について解説している記事がないと感じたからです。
以下が目次です。
【公認大会の種類について】
これは私の考えですが、デュエルマスターズ大会に参加したことがない方がいきなりcsに参加するのはおすすめしません。csは競技大会ですし、デッキをシャッフルすることに慣れていなかったり、知らない人と対戦することに慣れていなかったりすると、嫌な思いをするかもしれません。まずは、大会を最初から最後まで問題なく終えられるようにしましょう。目標設定の前にデュエルマスターズの公認大会の種類について説明します。
・デュエマフェス
・デュエバトル
・ファンイベント
・cs
優勝者を決める公認大会の中で1番カジュアルな大会です。初心者の方にオススメで、ワイワイ楽しみたい方向けです。会場にもよりますが、参加費は基本300円です
・ガチデュエバトル
「デュエマフェス」よりも真剣にデュエマを楽しみたい人向けのイベントです。チャンピオンシップほどではありませんが、ある程度の競技性があります。環境デッキを使用する人が多く、時には競技プレイヤーも参加します。会場によりますが、参加費は基本的に300円です。
・ファンイベント
DMPランキングへの登録が必要で、勝敗を気にせず楽しむイベントです。5回対戦した後、プロモーションカードの抽選があり、当選者がカードをもらえます。会場にもよりますが、参加費は基本的に300円です。
・cs(チャンピオンシップ)
DMPランキングの登録が必要になります。csは非常に競技性の高い大会です。多くの大会が予選ラウンドと本戦ラウンドに分かれています。大会の規模にもよりますが、ベスト8に入ればベスト8プロモ、優勝すれば優勝プロモが貰えます。また、csで勝つとdmpランキングのポイントを獲得できます。会場にもよりますが、参加費は0円~2000円程度、大体1000円です。
【CS出場前の目標設定】
それでは、CSに出場前の目標設定から話していきます。個人的には以下の目標を順番に達成していくのが望ましいと考えています。
【大前提】フリー対戦ができる環境を作ろう
【第1目標】csでは無いデュエマの大会に出る。
【第2目標】デュエマフェスで優勝する。
【第3目標】デュエバトルで5回優勝する。
【大前提】フリー対戦ができる環境を作ろう
「デュエマしたいな」と思った時に、気軽に誘える友達を作りましょう。リモートでも、dmvaultでも構いません。
【第1目標】店舗大会に出る。
まずはここから。デュエマフェスでも、店舗が開催している非公認大会でも、ファンイベント構いません。大会を通じて、他者と対戦に慣れ、相手のデッキをシャッフルすることに慣れましょう。勝ち負けが関係ないので、ファンイベントがオススメです。
(競技性が低いため、交換シャッフルや横入れを拒否される場合もあります)
【第2目標】デュエマフェスで3回優勝する
店舗大会に出ることに慣れたら「勝つこと」を意識しましょう。どんなに小さな大会でも「優勝する」という経験は非常に大事です。
僕も、初めてデュエマフェスで優勝した時の感動は今でも覚えています。
優勝するためのコツにとして、以下の3点を意識しましょう。
・フォーマットを絞る
・環境デッキを使う
・店舗選び
・フォーマットを絞る
最近のデュエマフェスやデュエバトルでは、オリジナルフォーマットと、アドバンスフォーマットに別分かれています。デュエルマスターズは、フォーマットによってゲーム性が全く違います。シンプルなオリジナルフォーマットがオススメです。csでもオリジナルフォーマットの方が開催数が多いので、こちらでデッキを組むと便利でしょう。
・環境デッキを使う
デュエマフェスでは、仮想敵を予想することが難しいです。なので、強いデッキを使うことでファンデッキ等と土俵が違う状態で戦うことが出来ます。また、どのデッキと当たっても同じ動きをするデッキがオススメです。
・店舗選び
これも大事です。ただ優勝したいだけであれば、参加人数3人くらいの大会を狙いましょう。
デュエマフェス、デュエバトルは基本的に全勝優勝が前提です。csに出ている人からしたら当たり前の事ですが、戦績について解説します。
1-2、3-2、4-0など聞いたことないですか?これは、その大会での戦績を表します。ちゃんと書くと1勝2敗、3勝2敗、4勝0敗のような感じです。最初の数字が勝った数、後ろの数字が負けた数です。
全勝優勝が前提になると、参加人数によって何回戦勝つ必要があるのかが鍵になります。
勝ち抜きでなければ、基本的にマッチングはスイスドロー形式が採用されます。スイスドロー形式についての解説は省きますが、参加人数による回戦が以下になります。
4人:2回戦 8人:3回戦 16人:4回戦 32人5回戦
つまり、4人規模だと2勝0敗(以下2-0)8人規模だと3-0、16人規模だと4-0要求になります。デュエマフェスで32人規模は中々ありませんが、32人規模だと5-0要求です。つまり、参加人数が少なければ少ない程、優勝のハードルは下がります。なので、腕を試したいなら人数が沢山集まる店舗大会を、ただ優勝したいなら人数が少ない大会を選びましょう。ちなみにcsだと規模によりますが4-1以上か5-1以上が本戦に上がれます。そこからまた本戦で試合をします。csで勝つことの難しさが分かるんじゃないでしょうか。
今回はキリが良い数字を上げましたが、人数によっては、階段(全勝者と全勝者じゃない人が対戦する試合のこと)が発生する場合があるので、注意が必要です。
【第3目標】デュエバトルで5回優勝する
デュエバトルで計5回優勝できたら、csに出ていいと思います。
デュエバトルであれば、交換シャッフルを要求しても許可してもらえる場合が多いので、しっかり相手のデッキをシャッフル練習をしましょう。どれだけシャッフルの練習を出来たかによって、csで嫌な思いをしないかが変わってきます。特に相手のデッキを扱うときは慎重に。
また、期間限定で全勝で高価なプロモカードがもらえるイベントもあります。csプレイヤーが集まるので、良い練習になります。
【便利なサイト】
ここでは、デュエマ初心者の方にオススメのサイトについて紹介します。
【デッキメーカー】
デッキメーカー(DECK MAKER)は、トレーディングカードゲームのデッキ作成ができるオンラインツールです。今や使っていない人の方が少ないと思います。スマートフォンでデッキを組み、カードの枚数を調整したり、リストを保存することができます。CSやGPに参加する際にはデッキリストの提出が必要になるため、必須と言えます。
【CSに出るにあたって注意すべき点】
csに参加するハードルが高い原因として、「嫌な思いをしそう」と言うのがあげられると思います。なので、csに参加して嫌な思いをしない為に、何ができるのかを話していきます。
【 シャッフルについて】
まず、シャッフルについてお話しします。CS(チャンピオンシップ)では、必ず対戦相手のデッキをシャッフルする必要があります。もしデッキをこぼしてしまうと警告が発行されるため、出場する前から他人のデッキを丁寧にシャッフルする練習をし、自分のデッキもきちんとシャッフルできるようにしておくことが大切です。
・3種類以上のシャッフルをする
あまり解説はしませんが、必ず3種類以上のシャッフルをしましょう。3種類と言うのは、ヒンドゥーシャッフル、ディールシャッフル、横入れシャッフルです。
・適切な横入れシャッフルの仕方
横入れシャッフルの方法について説明します。試合前に「デッキを見た、見ていない」といった揉め事が時折発生するため、ここでは適切な横入れシャッフルのやり方を説明します。
まず、不適切な例とその理由について説明します。
csでデッキの中身を見た見ていないで揉めているプレイヤーの過半数はこの横入れの仕方をしています。ダメな理由は、横入れする手を顔の真下に置いているので、顔が下を向いているとデッキの内容を目視で確認しているように見えるからです。このようにカットしていると自分は見えていなくても相手からはデッキの内容を見ているように思えるので注意されたり、もしくはジャッジを呼ばれたりする場合があります。
横入れシャッフルをする際のポイントとして、相手にデッキの内容を見ていると思われない事が大事です。僕の推奨する横入れシャッフルを順番に説明していきます。
横入れをする際にシャッフルしている両手を利き手じゃない方に持ってきて、首をシャッフルしていない方向に向ける。物理的に下を向いてデッキの内容を見ることができない状態でシャッフルをすることで、相手から疑われる心配がありません。懸念点としては手元が見えないので、こぼす可能性があることです。不安な場合はたくさん練習しましょう。
2つ目がこれです。デッキをプレイマットに置いた状態でふたつに分けます。そしてその束を手でくっつけて横入れします。これならこぼす心配はないし、見たと疑われることはありません。懸念点としては、対戦相手のスリーブが裂けてしまう可能性があることです。スリーブ構成で上部が空いてるような構成だと、横入れする際に引っかかって裂ける可能性があります。相手のデッキでこの方法を行う場合はスリーブが裂けないように気をつけましょう。
【シールドについて】
対戦を始める前にシールドを展開する際や、カードの効果でシールドを追加する際に、「パチッ」と音を鳴らしてシールドを置くプレイヤーには注意が必要です。音を鳴らすことでカードの硬さを感じ取り、シールドにトリガーがあるかを判別するイカサマを行う人がいるからです。また、シールドを活用するデッキ(マーシャルやブレスラチェインなど)では、特定のカードがシールドにあることが分かると、試合展開を有利に進めやすくなります。たとえシールドに「クロック」や重要なパーツがあるかどうかがわかっている場合とそうでない場合では、プレイに違いが生まれるのは明らかだと思います。
そのため、自分がシールドを展開する際には必ず山札の上から5枚を取り、音を立てずにそのまま置くようにしましょう。また、相手がシールドを展開する際に音を鳴らしている場合には、再度シャッフルし、シールドを再展開してもらうよう要求すべきです。これは実際の経験談ですが、シールドを展開する際に音を鳴らしていたプレイヤーに注意を促したところ、その相手のデッキが「星龍マーシャル」であったことがありました。
【cs出場後の目標】
csに出始めてからも、目標を設定した方がいいと思います。しかし、いきなり全国を目指すとか、プレイマットやスリーブラインを目指すというのはオススメしません。cs優勝を目指した結果、スリーブが取れた。といった形が望ましいと思います。段階を踏みましょう。
【第4目標】本戦に上がる
【第5目標】ベスト8プロモを獲得する
【第6目標】ベスト4に入る
【第7目標】cs優勝
【第4目標】本戦に上がる
csに出始めたら本戦に上がることから始めてみましょう。デッキ選択については有料部分の【デッキ選択について】で触れていきます。土日どっちも出て月に1回本戦上がれたらいいなくらいで始めてもいいかもしれないです。
【第5目標】ベスト8プロモを獲得する
本戦に上がったらそのまま達成することもよくある目標ですが、ベスト8プロモを獲得しましょう。最初のうちは本戦1回戦目が勝てないという悩みに直面する場合があります。あと一歩足りない理由を探してみましょう。規模が小さいcsでは8人あがりで、ベスト8プロモも4位からしか貰えない場合があります。
【第6目標】ベスト4に入る
ベスト4に入ってからも基本的には変わりません。地域によりますが、ベスト4の試合から2本先取になる場合があります。2本先取で使えるテクニックについては、有料部分をご覧下さい。
【第7目標】cs優勝
CSでの優勝は、多くのプレイヤーにとって大きなターニングポイントです。優勝までの道のりは人によって異なりますが、自分に合ったデッキを見つけ、練習を重ねることが重要です。例えば、私が初優勝したのは2022年5月で、その時使用した「JO退化」というデッキは、当時環境において非常に強力でした。このデッキは「上振れた際の勝率が高い」「特定デッキに対するプレイ分岐が少ない」という点で、初心者でも扱いやすい特徴がありました。
初心者には、プレイ分岐が少なく、引きが良ければ一気に勝てるようなデッキがおすすめです。
初出場から色んなデッキを使って試行錯誤して練習して成し遂げるcs優勝は何にも変えられない達成感と嬉しさがあります。
ここからは有料部分として、CS大会で勝つための具体的な方法や戦略について解説していきます。以下の内容は、私がプレイヤー人生で培った経験をもとに、効果的だと感じた練習方法やデッキ選択、そして試合中の立ち回りについて深掘りしています。勝率を高めるための実践的なアドバイスをできる限り盛り込んでいますので、ぜひご参考にしてください。
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