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真・女神転生VV プレイ感想

ⒸATLUS. ⒸSEGA.


手持ち無沙汰な夜に文章を書く習慣が出来つつあります。眠いです。この本文をご覧の皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。

1ヶ月ほどかけてのんびりとメガテンVVを遊んでおりました。創世編と復讐編を1周ずつ、前者は東京、後者はタオルートとなりました。本当はヨーコさんルートがよかったのだけれど、なんとなくで遊んでたらタオルートになってしまった。しまったとか言うな。

ヨーコルートも気になるので遊ぶ可能性はあるものの、一先ず一段落ついたと言うことで感想を認めたいと思います。なぜなら、認めたいからです。
遊んでいた中で、面白いと感じたところもそうじゃないと感じたところもあるので、文中にはどちらも反映されていると思います。
そう言うのが嫌いな人は、一通り罵声と唾をモニターに浴びせた後、温泉とか入ってゆっくりしてください。それ以外の人は一読を是非よろしくお願いいたします。


楽しかったか

とても楽しかった。けど誰に共感しながら遊べば良かったんだろうか
1周目はNormal、2周目は面倒くさくなってCasualで遊んだ。難易度はとても低く、誰でも遊べるRPGだと思う。裏ボスとかを除き。
戦闘において、敵の弱点やクリティカルを狙う理由が明確で、悪魔達の弱点を探ったりスキルでクリティカルをとるのが楽しかった。その弱点が悪魔の元ネタを踏襲していたりと調べるのも楽しかった。

ただ、ステータスを上げるアイテム(香)の収集がかなり苦行で、このために私は裏ボス攻略を全て諦めた。Casualだろうがなんだろうがこのアイテム収集はおそらく必須なはず。運が絡むし、一度に獲得できる数が少ないし、その癖にカンストがステータス値が999、香1つで上がる値が1、なんかステータス999を求められる瞬間があるらしいと、放り投げる理由が十分にあった。ただ時間がかかるだけの要素は苦手だ。

「弱点をついてターンを延長するシステム」の良さが薄れるボス戦が終盤繰り返されたのもキツかった。難易度を上げる上で簡単な方法だとは思うけど、このゲームの戦闘面で快楽を得ていた数少ない要素なので、このシステム否定によってかなりやる気が削がれた。その分、戦闘にギミックが入ってくるのだけれど、単純に敵が硬く時間がかかるので、「これに時間使うなら美味しい味噌汁でも作るか」とか考えるくらいにまでやる気が萎えてしまった。人修羅とかはそのギミックがまず苦痛。

悪魔のデザインはとても良かった。メガテンにはほとんど触れてこず、コダマやジャックフロストくらいしか悪魔を知らなかったので、メガテンVVで大量のえっちな悪魔に遭遇していろいろと扉が開いた。
メルキセデク、キンマモン、イッポンダタラ、ラクシャーサあたりがね。もうね。コダマは可愛いしね。
メルキセデクの卑猥さに心を撃たれた、というのがこの文の趣旨の1つだ。最後にラクシャーサさんと並べて書き殴っている。下品な文章だ。

ストーリーは、脳の稼働量を調節するのが難しかった。
過去作や悪魔の元ネタをよく知っていれば変わるのかもしれないけど、脳を使わずにぼけ〜っと遊ぶには人物の心象変化を追いかけるのが難しく、真面目に向き合うと断続的な展開や奇妙なキャラ変にイラつきすら覚える。
とにかくキャラに共感できない。「境界線が明瞭じゃないとダメだ」という薄らとした感性のみを共有する皆が盲信する何かのためにすれ違い続ける話。酷く面白くなかった。

ストーリーの見せ方が絶望的に下手なゲーム」というのが最終的な感想だ。なので、このゲームとの私の向き合い方は「えっちな人外がいっぱい出てくるモンスター育成ゲー」として見なすことで、えっちな人外を舐め回すことで快楽を得ていた。メルキセデクがえっちすぎる。

えっちせでく

まだ創世編は東京ルート、復讐編はタオルートしかクリアしておらず判断が早いかもしれないが、主要人物の敦田ユヅル、敦田ミヤズ、八雲ショウヘイなんかがストーリーの本筋に不要だと感じた。勝手に死んで、勝手に闇堕ちして、勝手に諦めて。
特に八雲ショウヘイについてはフレーバーで「ただの可哀想な人」にまで貶められるので、「そんなことするなら出さなきゃいいのに」とロボカスミームみたいなことを考えていた。

キャラクターのおおよそが極端な思想のもとに動いており、ずっと共感出来なかった(する必要もないけど)。
復讐編では尋峯ヨーコが比較的共感できる人物だったものの、タオルートに入ってしまい(しまいとかいうな)「テキトーに闇堕ちしてその場しのぎの解決策(座の破壊)を押し付けてくる頭の悪い人」と言う印象になってしまった。

あと太宰、そう言う意図で作られたキャラだとはいえ、覚醒前後ずっとキモくてドン引きしてた。ダサい服着る前にスキンケアしろ

そういえばボスとの戦闘について、「バトルには勝ったのにその後のイベントで負ける」が多かったので、「初めから負けイベにしてくれ」と思ったな。

創世編と復讐編

創世編は、誰の内面描写も凪のように過ぎ去っていったと思う。こんな感想になった原因として、私の共感能力が酷く低いことは無視できない要素だと思われる。いや、全員の心象変化は不連続な情報から十二分に推定できるのだ。だけれど、後から「何があってどうなったか」を思い出すのが難しいくらいにはストーリーが薄かった。

一方復讐編は急に人がいっぱい死ぬので、「雑だなあ」とは思いつつも印象強いシーンはたくさんあったと感じた。中でも、内面描写は磯野上タオと尋峯ヨーコに関してある程度緻密だったと思う。クエストを地道にやらないとそんなことないかも知れないけど。その分、男性陣の内面描写の薄さや突飛さ(創世からの敦田ユズルのキャラ変)が際立っていた。その割に、ストーリーの変化は男性陣によって引き起こされがちなので、場面転換が起こる理由が希薄に感じてしまう。

磯野上タオと尋峯ヨーコを連れて特定のクエストをクリアすると、主人公の行動選択を肴に2人が議論を始める。この議論にそこそこモヤモヤした。
磯野上タオと尋峯ヨーコはお互いに異なった極端な思考を持っており、議論中でこれらが衝突する。けど妥協案とかそういうのを考えるのではなく、一方的な論破が起こるか、段々売り言葉買い言葉みたくなっていく。
ここで、磯野上タオは盲信、尋峯ヨーコはそれなりに悩んで結論を出そうとしている、という構図が浮き彫りになる感じは良かったかもしれない。尋峯ヨーコ、なんか「えらばなくてはならない」とか悩んでたし。(ヨーコ編を途中まで進めて、結局ヨーコが離脱するのは変わらないので「選んだ」描写はないと思われる)

八雲ショウヘイについては前述したけれど、復讐編でのキャラ付けが凄まじく蛇足だった。ジョカもなんか死ぬし。八雲ショウヘイの思想は彼が最強でなくては成立しないレベルの暴論なのに、ティアマトという更なる暴力を前になす術なく挫かれる。しかもその後、軽いフレーバーで(本人の口から語られるわけでもなく)データとして彼の素性が語られることで、極端な暴論と自己矛盾に至った過程を「彼も被害者なのよねん」みたいな面白くない着地地点に落とされた。
最終的にこのゲームで一番好きな人間は八雲ショウヘイかもしれない。100%憐憫(公式からの恥辱に対する)の感情だけど。
これ、ヨーコ編だと変わるのかな。(変わらなかった)

キャラクター

少年

ぼっち

切るの失敗したみたいな前髪がCuteでとてもNice。

敦田ユズル

この人要る?って思うくらい内面描写が薄い。勝手に決意して勝手に死ぬ人。思想が潔癖で極端な割に、「目的のために全員殺して進む」くらいの意気込みはできなさそうだ。創世にはそれが必要なのに。
それと同時に、暴走によって「目的のために全員殺して進む」を達成する不安定さも感じる。
要するに、「敦田ユズルとはこういう人物だ」と考察するのが難しい。

ナホビノになればなんとかなる」と言う思想が透けて見えるので、「まだまだ高校生ね〜」と生暖かく見守っていた。ナホビノになる発言の後すぐに死んでしまうのだけれど。
創世編では「東京を守るために俺が創世する、君はどいてな^_−☆」みたいなこと言ってたけど、復讐だと不安定すぎて「お前に創世なんか無理だよ、どいてな^_−☆」と逆に主人公に思われる始末(私が勝手に思っているだけ)。

あと、創生と復讐で敦田ミヤズへの感情の重さが違いすぎない? 復讐編はいい感じにみんな短絡な気がする。

唯一のプラスポイント

とはいえ、一緒に下校する相手が見つからない少年に手を差し伸ばしてくれたのでプラマイゼロ。

太宰イチロウ

私が不快感を感じる人間性を煮詰めたような存在
「私が一神教に抱く不快感」と「自分の選択肢を他人に委託する下種」を悪魔合体して出来上がった巨悪(小悪党)。
キャラクターの中では(雑だけど)心象変化が多く描写されている方だと思う。ただいろいろと譫言をほざくものの、結局は「アブディエル様なら褒めてくれる」というしょうもない動機が凶行の原動力だと思われる。一方、アブディエル様は彼が知恵だから目にかけてるだけだろうし。
でも創生編では「結局ナホビノになるんか〜い」と「んで弱いんか〜い」と面白かった。
あと、謎のアフロと動画録ってたのもなかなか良かった。
元の人間性を考えて、エンタメを作ることへの舐めがありそう。「俺でもできる!」とか思ってそう。

少年に褒められたりして闇堕ちを免れて、でも無能なので無様に死ぬルートとかあったら好きになってたかも。な訳あるか。

磯野上タオ

創生編では特に存在意義がなかった(女神という役割はある)ものの、復讐編では尋峯ヨーコと対比されながら内面描写多くなされていた。少し不安定というか、目的のために振り切れた故のヤケクソ感を感じつつ、いいキャラだったと思う。

ただ復活が多いので、「え、死ぬんだ」から「やっぱり死んでませんでした😋」に「情緒がねぇな」と感じた。こんなこと言いたくないけど、復活はせめて一回だけにするか、もっと人外になって出直しなさい。
あと、創生編では枠外サポートから無理やり仲魔として捩じ込まれるところとか、復讐編ではゲストからやっぱり捩じ込まれるところとかがマイナス。使わないからゲストでいいよ〜

思想が「詳しいことはよく考えてないけど、主人公くんと創世できたら全部解決すると思うな^_−☆」なので、やっぱり尋峯ヨーコの若干短慮ながら考えている部分と比較して、「若干嫌いかな……」という評価になってしまった。近くにいたら無害な存在に違いないんだけど。
全てが平等に救われる世界、なんて不可能すぎて具体性を公式が与えられなかったのだと思う。
彼女自体が、人類による平等な世界の構築が不可能であることの象徴なのかもしれない

尋峯ヨーコ

初めの印象は「斜に構えた痛い女」だった。正直好き。この「斜に構える」は「世界を純粋に見ようとしている」だと私は思っている。私からすれば、斜に構えているのはお前らだ。
尋峯ヨーコに関連する話だけ相対的に理路整然だったと思う。
女神であることからベテルに封印される理由は妥当に感じる。カディシュトゥに誑かされるのも、少年に絆されてもリリスに誑かされ返すのも(ここ雑な気がしたけど)。誑かされ返したのは、本体に比べて分身だから心なり力なりが弱くて影響受けやすいんだろう、と推測した。

元々斜に構えた性格だったのか、ベテルに裏切られてそうなったのか。
ストーリーの中で磯野上タオに影響を与え、磯野上タオから影響を受ける流れが情報として連続的だったので、ストレスもなく彼女らの心象変化を追えたと思う。
同時に前述の通り、磯野上タオの「あなたと創生すれば何とかなる」という謎の自信にイラついていた。尋峯ヨーコも「座を壊せば何とかなる」に聴こえるんだけど、磯野上タオよりは先のことを考えてそう、という信頼がある。

アオガミ

癒し。少年を支えてくれた功労者。
ありがとう。

越水ハヤオ

無様なところが多すぎる。イベントの被害者。
「いろんな神で統治したらええ」は私も比較的賛成でした。
あの形相で政治家をしていて、一般市民からいろいろ気味悪がられているところが面白かった。

八雲ショウヘイ

1番の被害者じゃない? ジョカも死んでさ。
下劣な表現をすると凄まじいツンデレだと思う。
「信じていた悪魔という存在が引き金に父親が死んだ」というところが後から妙に強調され、「彼も被害者なのだ」というダサい落とし方をされてしまった。
「世界はこうあるべき」と言っているけれど結局「ボクの復讐だい!」で動いていたと理解している。
彼の存在意義は「復讐するんだい!」「でも悪魔のこと、嫌いになれない……」を最後まで隠して巨敵として少年の前に立ちはだかることだったと思う。創生編ではそうだったかも。
とにかく復讐編で「可哀想な青年」になってしまった可哀想な人。

ただ彼の思想が多くの人にとって暴論なのは間違いなく、その暴論を振りかざすにはそれ相応の力とかカリスマ性が必要で、残念ながら彼にはその両方がなかったのだと思う。彼にはジョカと謎の刀しかないのだ

アマノザコ

なんだったんだこいつは。

敦田ミヤズ

なんだったんだお前は。

コンス

女にうつつ抜かしとんちゃうぞ。

その他

他にも色々いるけどキリがないので……

メルキセデク

お尻がえっちすぎる

ゲーム内のメルキセデクが持つ世界観、並びに一神教という構造に対する嫌悪感が強烈にあるので、以下は内面を無視した外見の話になります。
メルキセデクのいう正義(ツェデク)は、唯一神が決定したルールに従うことらしい。だけれど、神代や宗教は人類の創作物なので、「人類が創作として定めたルールに従うことが普遍的な正義になるわけがないだろ、ダボが」が私の思想だ。

まず一目見て「あ、えろじゃん」と感じた。
つるんとしたお股に白いラインが入っているところにまず目が行き、「舐めたいな」とヤバめなことを考えた後、ラインが十字になっているところで「舐めまわしてぇな」とヤバめなことを考えた後、飾りっ気の少ない頭部を見て「舐りまわさせてください」とヤバめなことを考えちゃった。

回転してみるとお尻がぷりっとしていて、ちゃんと割れているわけです。もう舐めるしかないわけ。

お尻周りがえっちすぎる

お尻周りが太いし、ポーズのせいで穿いてない感がすごいし、もうえっちしよう。

ラクシャーサ

パンツ激写

ケツワレを穿いてるように見えるラクシャーサさん。ケツワレいいよね。
いうまでもなくエッチ。

すけべな視線を感じて意気消沈するラクシャーサ

物理型で補助もまあできる点がメルキセデクと若干キャラ被りしているものの、それはそれで二人でえっちしたらええやん。

完全に穿いてないラクシャーサさん
ラクシャーサさんを操作したい

この二人とも、イベントで出番があるので嬉しいよね。

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