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HHKBの新型は今までの不満が改善されそう

こんにちは。
生粋のHHKBファン 川口です。

本日HHKBの新型が3種類発表されました。
私はUSレイアウトのHHKB BTとHHKB Professional2の2台持ちでwinとmac両方で作業しているのでこの発表はとても待ち望んでいました。

発表を見ただけでは何が違うのか新規ユーザーにはわかりにくいかなと思いまして現行のhhkb pro2とhhkb btを述べつつ何が変わったのか書いていきます。

今hhkb熱がすごいので記事にしていますが、こういった商品レビュー的な記事は最初で最後かもしれないです。

調べていてわかったのですが今日hhkb ユーザーミートアップ3だったのですね...参加したかった...前回・前々回はhhkbが格安で売られるショップがあったらしいです。3割引きくらい。

そもそもhhkbとは

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静電容量無接点方式を採用した、理論上壊れないキーボード。
一般的なカチカチいうスイッチではなく、SUICAみたいな近づいたら電気流して押したと反応するよスイッチ。だからプラスチックが割れるまでは何十年でも使えます。
身近なのはセブン銀行のキーボードも静電容量無接点方式です。

有名どころだと東プレの出しているリアルフォースもありますが、PFUの基盤も東プレのものなので基本的には同じ物です。

打鍵感とかキーの重さ、サイズ感や重量とか。そこらへんで比較ができます。HHKBは小さいので持ち歩きが多い人がより好んでいる感じがします。

また、HHKBはキーの少なさ(USでは60キー、JISでは66キー)が特徴的でfnキーを用いた入力が多いので、慣れるのに時間を要すため敬遠されがちな気がします。

私も最初は近所の量販店に行き置いてある製品で何度も打鍵感とかサイズ感を確認してから購入しました。慣れれば何も考えずとも矢印キーを打てます。( fn+[ のdで↑になります。)

またdipスイッチという機能で、パターンによってデフォルトのキー配置を変えることができます。(ctrlとaltの位置を交換するなど)

キーは最近のフラットなものと違いしっかりと打ち込めるようなキーストロークがあります。

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少し高さがあってうちにくいかもしれませんが、パームレストをおけば不満なく入力が可能ですし腱鞘炎予防にもなります!
これはHHKBとか関係なくおすすめです。

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HHKB Professional 2

USモデルが2006年、2008年にJISモデル、2011年にtype-sモデルが発売。
現在は新製品発売のため終売となってしまった有線タイプのhhkb。
今までの主力製品でUSとJIS、またusにはtype-sという静音タイプなどがあります。

基本的にキーの重さが45gで統一されています。usb2.0-usb miniBで接続できた据え置きタイプのキーボードです。本体にUSBハブ機能を備えており、usb2.0タイプを2つまでつけることが可能です。ここにマウスの無線レシーバーをつければキーボードとマウスで近距離操作が行えるため非常に安定するのが魅力的です。

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HHKB BT

2016年に発売されたBluetoothモデル。静音化モデルは無い。
Bluetooth3.0に対応した待望のモデルだったが、初期作ということもあり色々な不満がありました。

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後ろの穴

まず背面にusbをさせる穴がありますが、これは電池が切れた際の救済のためのコネクタで、給電を行う機能のみしかありません。これを用いて有線接続することはできませんでした。

例えば初めてつなぐパソコンで、元のキーボードがない場合Bluetooth設定ができないのでログインを行うことができません。別につながっているキーボードを用意するかマウス入力にてログインしないと設定が行えませんでした。つなぐことができるのにその機能はないのか...と消沈したものです。

Bluetooth接続

また、Bluetoothの接続先を選択する機能がありません。4台まで登録できるのですが、5台目を登録した際最初に登録していた接続先のデータが消えます。なので複数のパソコンで作業を行う場合毎回接続を行わなくてはなりませんでした。

私は自宅デスクトップPC、ノートPC、Surfaceですでに3台。仕事先で作業を行う際にはいくつかのパソコンを移動することもあるので帰宅してから再度設定を行わなくてはいけないことが多々ありました。

また、前回接続していたパソコンに優先的につながる機能があります。
今使おうとしていうパソコンは登録しているけど、そばに前回使用した別のパソコンがあった場合、前回のパソコンで接続を解除して新しいパソコンにつながるのを待つ必要がありました。
(HHKB BTでは前回使用したパソコンが見つからない場合、登録しているパソコンに自動的に接続できるが接続に1分ほど時間がかかっていました。)

充電

電池は単3電池2本です。それもHHKBに後からとってつけたような形で飛び出しています。
しかし充電問題に関しては、電池をUSBから直接充電できる充電池が発売されているのでこちら側で対応ができます。

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これを使うと電池が切れた際でもUSBさしながらBluetoothで作業ができるのでお勧めです。(アフィリンクではないです)
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ここで充電池を採用しなかったのはおそらく、hhkbの寿命を考えると先に電池側の寿命で使用できなくなる可能性があるからでしょうね。hhkb自体は壊れていないのに電池で取り換えなくてはというのは勿体ないですし。

接続が安定しない

Bluetooth接続の悩み。たまに途切れるときがあったり、接続するのに時間を要したり。安定しないからデスクトップ用に有線タイプを購入しました。

キーバインド

最近のキーボードは付属のソフトウェアでキーの配置を変えることができますが、HHKBはできませんでした。私はAutoHotkeyで1-2個設定してプリセット保存で共有していたので苦痛ではなかったですがユーザーフレンドリーではなかったかもしれないですね。

うるさい

打鍵音が結構大きいです。pro2も同様に大きいので歯列矯正用のゴムでセルフ静音化しました。(セルフ静音化はキーボードを開けて作業するので自己責任になります)

万を持して出た最新のhhkb

そして本日最新のhhkbが3種類発表されました。
・HHKB Professional HYBRID type-s
・HHKB Professional HYBRID
・HHKB Professional Classic

現行機種で考えるならば、HYBRIDが無線タイプでClassicが有線タイプです。

HYBRIDは本当にすごい

HYBRIDはその名前が付く通りハイブリッドです。

基本的に先ほど不満として言ったものがほぼ解消されているのです。

まず無線と有線を併用することができます!これはうれしい。
それも単3電池式なので有線接続を使用しすぎることによる充電池の劣化というものがないです。私がなぜ2台持ちしているからというのは無線が安定しなかったから。デスクトップPCでは有線の方がやはり安心して使えます。
今までのBT版と有線版を兼ね備えている感じです。

Bluetooth接続についても改善が見られました。Bluetooth4.2に対応し、登録先のパソコンを番号に振り分けできるになり、また接続先をキーで指定できるようになりました。
今まで前のパソコンの設定を切ったりしなくてはいけなかったものが簡単に... いつも使っているパソコンの登録情報が消えたりするの大変だったので改善です。

電池は変わりませんでした。単3です。安価な取り外し可能な外部バッテリ―をつけていただけたら最高だったけど、今のサンコー電池で満足できるから十分かな。見た目は改善してほしかったけど。

キーバインドもソフトウェアから設定できるそう。しかしwin限定...なぜ?
本体側に登録されるらしいので一度登録してしまえばmacでも使えるそうですがmacユーザーはやはり大変ですよね。

余談ですが、apple watchもiphoneがないとセットアップできないですよね。androidユーザーでもapple watchほしい人ここにいるんですよーっと

またtype-sモデルが増えました。もともとのBTモデルにはなかったので非常にうれしいです。歯列矯正用のゴムでセルフ静音化しなくていいのは楽です。

Classicは微妙

私の感想ですがClassicは微妙なんじゃないかな。

先ほどHYBRIDで述べたキーマップが使えないのでpro2との違いが接続方法のみ。usb-typeCかusb-miniBか。有線タイプなので据え置き機を想定するとケーブルに関してはそこまで大きい問題ではなくなってくるので、そうなってくるとUSBハブ機能が消えたpro2にしか見えなくて...何が違うんでしょうか?実機を触ってみたい。

せめてキーマップのソフトには対応してあげれば差別化できたであろうに。

あとJISキーが初期モデルにないのでまた数年後に発表パターンなのだろうか。

総評

winの人ならHYBRIDは買い。type-sを選ばなくてもうるさければ後からゴムでセルフ静音化(自己責任だけど難易度は低い)できるのであまり失敗はない。
でも、一度も触ったことがない人だったら配置になれるのに時間を要すので一度大型店舗などで確かめてみていただきたい。

macの人はwinがないとキーマップができないのでそれができる環境があれば基本問題ない。だが、対応OSがmacの場合10.15以降つまりcatalina以降なのでそこが難しい。使用ソフトの関係でアップデートを待っている人もいるのでもう少し幅広めて欲しかったよね。せめてHigh sierra以降とか。

Classicはusb-c に統一したい方ならいいがあまり積極的に勧められない品。
pro2との違いが分かったら教えてほしいです(当該記事を修正します。)

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