見出し画像

石原裕次郎シアター 『反逆の報酬』

石原裕次郎最後の主演映画『反逆の報酬』。初DVD化です。渡哲也ダブル主演で、鰐淵晴子、小池朝雄、成田三樹夫、そして高峰三枝子特別主演という豪華キャスト。これは買うべし‼️
 そして鑑賞しました。石原裕次郎映画は沢山観ましたが、これは面白かった。

https://youtu.be/E_BcgAN4Tkk
沢田幸弘監督、1973年2月17日公開。石原プロモーションと東宝の合作映画です。テレビドラマ『太陽にほえろ!』が1972年7月21日日本テレビ放送ですから、それから約半年後の公開で、この映画では裕次郎はスカーフェイスになっていますが、(裕次郎のアイディア)東堂俊介らしさがあり、太陽ファンには思わずニャリとしてしまいます。渡哲也の角刈りは西部警察での大門警部の原型かもしれません。冒頭でヤクの密輸に関与している鰐淵晴子(美しい!)を殴ったり、ベッドシーンがありますが、渡さんの本来の真面目さがスクリーンで際立ってしまい、ある意味延期なんだなと思います。
 それに『太陽を盗んだ男』でスタントを指導する三石千尋が渡哲也のスタンドシーンを指導しているのですが、(上のYouTube動画のクレジットに出ます)迫力ある、乱暴なドライビングは一見の価値ありです。
 70年代の街並みもそうですが、懐かしい気分になります。そして見所は私が師匠と仰ぐ裕次郎さんとの殴り合いシーン。冒頭で渡さんが鰐淵晴子を殴る所がありますが、効果音が入っているのがわかる。
 渡、裕次郎の殴り合いも効果音があるが、迫力満点。セリフとはいえ、裕次郎にぞんざいな口をきく渡哲也も貴重です。
 そして白眉は裕次郎の敵役である、成田三樹夫である。成田は『太陽にほえろ!』1972年11月10日放送、17話の「俺たちはプロだ」、映画『影狩り』でも共演している。強烈な存在感は一見の価値ありである。脚本や、ストーリー展開にツッコミ所はあるものの、裕次郎、渡、成田の演技が三位一体になり映画に重厚感を出している。貴重な資料として鑑賞していただくことをお勧めいたします。
 こんな時代はもう来ないだろうなと。
#石原裕次郎
#渡哲也
石原裕次郎シアター DVDコレクション 96号 『反逆の報酬』 [分冊百科] https://www.amazon.co.jp/dp/B08PX7DCZ1/ref=cm_sw_r_cp_api_glc_i_2T8NP0TGJ458TTT2Y8YS

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5


この度はサポート、誠にありがとうございます。読んでいただき、サポートいただけることは執筆や今後の活動の励みになります。今後とも応援、何卒宜しくお願い申し上げます。