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【完全版】恐竜マシュマックワンキルの取り扱い説明書【恐竜ワンキル】

どうも、ざくおです。

先日投稿した恐竜マシュマックワンキルの記事はとりあえず入賞できたのでその時点での情報の整理として上げましたが、今回は完全版ということで、構築や採用カードの理由、プレイで意識したことなどを詳細にまとめましたので是非ご覧ください。

今期始まってから一緒に考え、3連戦を共に戦ったわいじぇいさん( @yj815yj )に深い感謝を。


◯恐竜マシュマックワンキルとは

恐竜マシュマックワンキルは、恐竜の展開力と誘発貫通能力を兼ね備えた新時代のスーパーFTK(First Turn Kill)デッキです。

「幻創のミセラサウルス(ミセラ)」や、「エヴォルカイザー・ドルカ(ドルカ)」による誘発貫通能力は今までのFTKデッキにはないこのデッキ特有の強みであり、無理をすることなく展開に自然な形で絡められるため強気に先攻でのワンキルを狙えます。

加えてエースカードの「究極伝導恐獣(アルコン)」や、汎用カードとして名高い「ダイナレスラー・パンクラトプス(パンクラ)」をテーマ内に要する点から後手でも強く、FTKコンボデッキとしては珍しい先手後手隙のないデッキとなっています。


欠点としては、基本的に2枚セットからの動きとなるため、1枚から強いアクションを起こすことが難しく、引きによってブレが生じてしまう点があります。

最近は「化石調査」の制限緩和から始まり、「スモール・ワールド(スモワ)」の登場、「魂喰いオヴィラプター(オヴィ)」の制限緩和と安定性も上がりつつあり、今非常に脂が乗っているデッキと言えます。


◯デッキリスト

こちらが今期考えて3連戦で最終的に行き着いたデッキリストになります。

全てのカードにしっかりと先攻ワンキルを軸とした役割がある無駄のない個人的に完璧なデッキリストだと思います。


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プランの基礎的な部分としてはいかに安定してFTKを通すかということを意識した構築になっています。


しかし、このデッキはFTKの型以外でも先攻展開が強力であり、誘発をもらうタイミングを極力展開の序盤に限定しているため、できるだけ序盤に誘発をもらった上で妥協展開として最低限の妨害を構えられるという点も意識したプランとなっています。

つまり誘発貫通能力に加えて、誘発をもらった際のリカバリー展開も視野に入れたプレイができるようなデッキプランです。


さらに後手でのパワーも活かしてメイン戦で先攻を取れなかった場合でも勝つことをしっかり狙っていきます


先攻全振りコンボデッキはメイン戦で先攻を取らないとマッチでの勝ちを狙えないため、最低限CSに持ち込めるデッキとして先攻での安定したワンキルor展開+後手での突破力を両方意識することが重要だと考えています。


多くの恐竜マシュマックワンキルの動画をTwitterやYoutubeでみることができますが、誘発の貫通性能だけでなく、ワンキルに向かえない際の妥協盤面の形成・妥協盤面に向かいやすいカード/コンボの選定や、後手におけるパワーを意識したものはあまり見かけません。

FTKの大味さに隠れてしまいがちですが、あくまでCSで安定して勝ち切れる地力の高さを活かした構築を意識しました。


◯採用カード

リストに入っているカードの採用理由です。

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・「究極伝導恐獣」1枚

後手捲り最強の生物です。

アクセスするメインの手段が「珠玉獣ーアルゴザウルス(以下アルゴ)」→「究極進化薬(進化薬)」の流れであり、その「アルゴ」に触る際に「ミセラ」が絡みやすく、耐性持ちの「アルコン」で盤面を踏み潰します。

現在流行中の「D-HERO デストロイフェニックスガイ(以下デスフェニ)」も無駄撃ちしてでも次のターンまで隠居するか、何もせずひっくり返った挙句アルコンに踏み潰されて墓地送り効果で二度と帰ってこなくなります。


さらに置物性能もそこそこ高く、先攻展開の妥協盤面形成時に必ず添えることができます。

妥協展開の相方として「召命の神弓ーアポロウーサ(以下ウーサ」や「ダイノルフィア・テリジア(テリジア)」+「ダイノルフィア・ソニック(ソニック)」といった打点面で心許ないカードが多いことから、戦闘破壊をカバーできる妨害効果も噛み合っています。

妥協展開とは思えない3素材「ウーサ」+「テリジア」+「ソニック」+「アルコン」盤面を組めば相手は簡単には越えられないでしょう。


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・「怒炎壊獣 ドゴラン」1枚

先攻ワンキルのパーツ兼後手捲りカードです。

後手での性能は言うまでもありませんが、FTK時も「究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン(ビシバールキン)」の素材としてしっかりと先攻の役割があり、先手後手どちらも使い所のある一枚となっています。


「ミセラ」の存在から「オヴィ」に対する妨害は飛んできにくいため、後手ではサーチして使うことも多々あり、恐竜族であることを十二分に活かせるオシャレカードです。

後手でこのカードをサーチして使うかどうかで「殴ってワンキルする」か、「盤面を黙らせてからバーンでワンキルするか」の分岐点になるため、単純でありながら使い方が繊細になりがちな一枚でもあります。


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・「ダイノルフィア・テリジア」1枚 「ダイノルフィア・ソニック」1枚

新規テーマからの2枚ギミックです。

出すだけで盤面にカードを増やすことができるため、「スクラップ・ワイバーン(ワイバーン)」の破壊対象を作れる点が優秀で、このギミックの登場により「ドルカ」先出し展開がデフォルトとなったため、「原始生命態 ニビル(ニビル)」や「幻創龍ファンタズメイ(ズメイ)」、「トークンコレクター(クンコレ)」といったカードを完全にケアできるようになりました。


比較対象として、類似ギミックの「ダイナレスラー・システゴ(システゴ)」と「ワールド・ダイナ・レスリング(ダイナレスリング)」のセットもありますが、それぞれメリットデメリットが存在しています。

「システゴ」はサーチ先として「パンクラ」も選択肢に入る点は優秀な一枚ですが、「パンクラ」は先攻で役割を持てないためサイドボードに入っており、メイン戦においてはそのメリットを活かすことができません。

加えて、サイド戦の後手においては「ワイバーン」の割り先を相手の場から選んだ方が強いためこれらのギミックは必要性が薄くサイドボードに落ちる上、「パンクラ」をサイドボードからインしたとしてもこのカードが盤面に繰り出せる頃には盤面には4体のモンスターが並んでいるため特殊召喚条件を満たせません。


一方で「テリジア」はメイン戦先攻時に、誘発によるFTK失敗時の盤面形成に大きく絡む役割も持てます。

先攻展開系の課題であった「禁じられた一滴(一滴)」や新カードの「発禁令」など後手捲り用の魔法罠をケアする手段を盤面形成に含めることができる点が非常に優秀であり、現在の自分のデッキプランとしてはダイノルフィアギミックの方が適しているという結論に至りました。


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・「幻創のミセラサウルス」3枚

このデッキで一番の核と言っても過言ではないスーパーパワーカードです。

耐性付与効果は先攻における展開時、展開後の盤面に対する妨害ケア、後手捲りとどの状況においても強く使えます。

このカードの存在が恐竜FTKの最大の強みであり、恐竜デッキの地力であり、環境デッキ相手に戦える理由になります。


加えて、リクルート効果も持ち合わせているため召喚権を使わない初動札としても優秀であり、デッキの潤滑油となっています。

とにかく最速でこのカードにアクセスし、妨害に対する耐性を付けてから展開に入ることを意識してプレイすることが重要になります。

「アルゴ」+「ベビケラサウルス(ベビケラ)」or「プチラノドン(プチラノ)」+「化石調査」といった既にワンキルが狙える手札の場合でも積極的に先「ミセラ」サーチからリクルート効果を使用することで、誘発チェックをしながら万が一リクルート効果に誘発を貰ったとしても5妨害展開を狙えます。


ちなみに耐性付与効果はターン制限がないのでチェーン発動にさらに上から耐性を付与できます。


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・「魂喰いオヴィラプター」2枚

何故か制限緩和されて2枚使えます。

サーチ効果に加えて卵を転がして展開補助をする効果も付いており、登場時にはその性能に戦慄した覚えがあります。


「ミセラ」とセットで素引きした場合にはこれ見よがしに召喚し、「灰流うらら(うらら)」を誘って「ミセラ」でカウンターすることが多々あります。


テキスト全てが単純で強すぎるがゆえに、改めて説明することもあまりありません。


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・「スクラップ・ラプター」2枚

恐竜ギミックとスクラップギミックを橋渡ししてくれる、ぴったりハマったパズルのピースです。

恐竜族である点、破壊効果を持っている点、スクラップネームである点、チューナーである点の全てが噛み合っています。

デッキに残っていないと困るカードであり、あまり素引きしたくないタイプのカードです。

しかし、「ロストワールド(ロスワ)」採用の場合には話が変わってきます。

「ロスワ」+「スクラップ・ラプター(スクラプター)」or「オヴィ」の2枚からのワンキルルートも存在しており、この場合は「無限泡影(泡影)」ケア展開になるという、変わったルート(後述)も存在しています。


1枚素引きを許容するための2枚目採用です。

あと、一応レアケースですが2枚目を使う展開ルートもなくはないです。


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・「ベビケラサウルス」3枚 「プチラノドン」3枚

卵セットです。

どちらも効果で破壊されるとデッキから恐竜族をリクルートします。

「ベビケラ」はレベル4以下、「プチラノ」はレベル4以上をリクルート可能です。


後手で攻撃できない縛りがつく「プチラノ」に比べて、「オヴィ」+ 卵展開の際に卵から卵を呼べる「ベビケラ」の方が優先順位が高いです。

しかし、特に後手でのバーンキルを狙う際に「進化薬」を「アルコン」に割いて盤面を処理した場合には、「プチラノ」から「ドゴラン」を直接リクルートする展開も存在していることは覚えておきましょう。


割る側のカードに比べて割られる側のこちらのカードは枚数の比率が少ないため、いかにバランスよく卵カードを初手に持てるかのセンスが問われます。


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・「珠玉獣ーアルゴザウルス」3枚

一手目に繰り出ることの多いカードです。

効果は単純で、卵を破壊して「進化薬」をサーチします。


基本的には「ミセラ」からリクルートすることが多いですが、「アルゴ」通常召喚からの展開に入る場合には1度「リンクリボー(リンクリ)」に変換してから使っていない「ミセラ」リクルート効果を使用することで墓地の恐竜が増えるため、墓地に割った卵を残したまま2枚除外で卵をリクルートできます。


妥協盤面形成の都合で、「リンクリ」経由の必要がない場合でも「ドルカ」成立後に1度「リンクリ」を経由することを意識しましょう。


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・「真竜皇リトスアジムD」 1枚

「ドラゴニックD(ドラD)」のサーチ先として1枚。

「ドラD」で卵を割ってスタートした場合には、「オヴィ」で「ベビケラ」を転がすことで卵を2枚用意することができるので、卵割りパーティーが開催されます。

召喚権を使わずに卵を割れるので誘発貫通に一役買ってくれたりして偉いと思います。

地味にエクストラ除外効果も強力で、キーパーツを引っこ抜けば実質デッキが崩壊するのでイージーウィンできたりもします。


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・「スクラップ・ゴーレム」1枚 「スクラップ・キマイラ」1枚

「スクラップ・ゴーレム(ゴーレム)」は「ワイバーン」からのリクルート、「スクラップ・キマイラ(キマイラ)」は「スクラプター」からのサーチ&追加召喚権で展開します。


「ゴーレム」は相手の場にも特殊召喚可能である点は覚えておく必要があり、特に基本展開では2回目の蘇生効果で相手の場に「スクラプター」を蘇生した後に「転晶のコーディネラル(コーディネラル)」の効果でコントロールを奪う動きをします。


基本的にスクラップカードは素引きしたくないカードになりますが、これらは「スクラプター」と違い素引きしてデッキになくてもFTK展開に繋げられるカードのため1枚ずつの採用です。


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・「灰流うらら」3枚

汎用誘発枠兼ワンキルパーツです。

基本的な使い方は他のデッキと同様ですが、このデッキでは「水晶機巧-ハリファイバー(ハリ)」からリクルートし、「ゴーレム」と組み合わせて8チューナーである「炎斬機マグマ」のシンクロ召喚に繋げます。


後手で相手ターンに投げてから自分のターンに「進化薬」のコストになるという点も意識して、投げられるうちに投げてしまうというのもこのデッキでは重要な考え方になると思います。


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・「化石調査」3枚

レベル6以下の恐竜族サーチです。

割る側のカードにも卵にもなれるため、このデッキにおけるワイルドカードと言えます。

ターン制限もなく引けば引くほど強い単純なカードで、語ることもありません。


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・「究極進化薬」2枚

こちらも「スクラプター」と同様にデッキに残っていないと困るカードなので2枚採用です。


ただ、こちらは特に後手においては素引きが割と強く、2枚目を入れることによるストレスはほとんどありません。


リクルート先は「アルコン」、「ドゴラン」の2種です。


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・「スモールワールド」3枚

このデッキは恐竜族であること以外割とバラけているため、好きなモンスターにアクセスすることが可能です。

2枚セットさえ揃えば相手が死ぬデッキなので、とにかく2枚セットを揃えるためにできることは全てするスタンスです。

アドバンテージ差は付きますが、ワンキルを通してしまえば関係ありませんし、複数引きして手札で腐るよりもパーツが揃わず何も起きない方が100万倍しょうもないのでフル投入です。

後手のサイドボード入れ替え枠にもなります。


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・「テラ・フォーミング」1枚 「ドラゴニックD」1枚 「ロストワールド」1枚

手数と誘発貫通性能を高めるフィールド魔法セットです。

「ドラD」は「アーティファクト-ロンギヌス(ロンギ)」を貫通することができ、「ロストワールド(ロスワ)」は「泡影」を貫通することができます。

どちらも比較的クリティカル寄りの誘発であり、それらを引き次第で貫通できるギミックということで欲張って採用です。


特に「テラ・フォーミング(テラフォ)」素引きが激アツで、いきなり発動するのではなく、「ミセラ」を投げてロンギチェックを行って、あれば「ドラD」、なければ「ロスワ」で「泡影」ケアルートに派生します。


また、特殊な展開パターンとして「ロスワ」+「スクラプター」初動のワンキルルートも存在し、ワンキルに向かえる初手パターンを増やしてくれる役割もあります。


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・「墓穴の指名者」2枚 「抹殺の指名者」2枚 「無限泡影」1枚

誘発ケアの指名者セットと、一番ケアしたい誘発「泡影」の宣言用1枚です。

先手で引いていれば安心してワンキルができて気分がいいです。

「うらら」や「無限」を弾き飛ばして「ドルカ」安着からの思考停止ワンキルは脳内麻薬ドバドバで非常に幸せになれます。


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◯エクストラ

「深淵に潜む者(深淵)」と「エヴォルカイザー・ラギア(ラギア)」以外の13枚はワンキルや妥協展開、後手ワンキルに絡み3週連続のCSで使わなかった事がないくらいには必須枠だと思います。

また、その一週間後のCSではレアケースではありますが、妥協展開の一種として「ラギア」を使用する場面があったので、一番使用することが少ないカードは「深淵」でした。


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・「究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン」1枚

ワンキルの要となるカードです。

トークンを生み出して攻撃力8000以上にし、相手の場に送りつけて「No.33 先史遺産ー超兵器マシュ=マック(マシュマック)」の効果で攻撃力分のバーンダメージを与えます。


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・「炎斬機マグマ」 1枚

8チューナーのシンクロです。

「ビシバールキン」の素材として使うことが99割です。

極々稀に後手ワンキルの際に戦闘破壊時効果で盤面を踏むことがありますが、基本的には「ミセラ」下のメインフェイズ中に盤面は踏み切りたい上に、キルする場合は「アクセス」で先に盤面を踏みたいです。

キルできない場合に相手の魔法罠などのリソースを触りたい場合は使うかもしれません。


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・「HSRーチャンバライダー」 1枚

95割くらいは「マシュマック」の下敷きになります。

後手の場面ではたまにワンキルに絡みますが、コイツが出る幕もなく「アルコン」+αでゲームが終わることも多いので、それほど後手で使うことはないです。

後手で組む場合は「スクラプター」+「アルゴ」で組むことになります。

「闇次元の戦士」でスマートなワンキルギミックがあるようなら使いたいですが、現状は思い付かないのでこちらでいいかなと思います。


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・「No.33 先史遺産ー超兵器マシュ=マック」 1枚

こいつで8000ライフ吹っ飛ばします!

以上!


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・「エヴォルカイザー・ドルカ」 1枚

このデッキの誘発ケア大臣です。

ミセラ適応下から直接こいつが飛び出すため、多くの誘発をケアすることが可能となっています。

1ターンに2回発動することが可能で、複数の誘発をこいつ一体で弾くことができます。

ほぼほぼワンキルにコイツが絡むので、「ニビル」を弾き返してワンキルを狙えることがこのデッキの非常に優秀な点です。


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・「エヴォルカイザー・ラギア」 1枚

「ドルカ」と違いコイツは素材を2つ外して「神の宣告」できます。

あまり使う場面は多くないですが、妥協展開の際にウーサの横にランク4を組む場合に置くと盤面が硬いです。

あと、「ニビル」持ってない読み「泡影」ケアで使うことも可能です。

環境の変化で「ニビル」が見られないメイン戦と、エスパーで相手の手札がわかる場合には先攻ワンキルに絡めてもいいかもしれません。


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・「No.60 刻不知のデュガレス」 1枚

基本的には蘇生効果で展開を伸ばす場合に使います。

一番多いのはワンキルの終盤に「ゴーレム」を蘇生する仕事ですが、妥協展開で卵を場に繰り出すのに使用する場合もあります。

妥協展開をアドリブで進める場合にはレベル4 x2はコイツを噛ませるとコイツ+卵に変換できることは覚えておくといいと思います。

フェーズスキップには注意。


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・「深淵に潜む者」 1枚

過去の遺物。

ワンキル失敗を恐れて妥協展開厚めで考えていた時代には使ってましたが、僕は一回も使ったことがありません。

そもそもコイツを出すような妥協盤面はカスなのでどっちにしろ負け濃厚なので切ってしまった方がいいかもしれません。


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・「召命の神弓ーアポロウーサ」 1枚

妥協盤面形成時に使用します。

「ワイバーン」成立から3素材まで伸びるので、非常に重宝します。

モンスター効果に対してはコイツが十分な回数妨害として仕事してくれるので、横に置く「テリジア」「ソニック」が輝きます。

妥協展開の例は後ほど。


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・「アクセスコード・トーカー」 1枚

コイツはうまぶった使い方があるわけでもなく、キルシーンで出して盤面を破壊して勝つためのカードです。

メインフェイズ中に多くの盤面を触れる点が優秀で、万が一妨害を踏んでキルに届かなかったとしても、メイン中に妨害を吐かせてしまえば「アルコン」の生存率は高まり、次ターンに妨害を残すこともできる点が「ヴァレルソード・ドラゴン」より偉いなと思いました。


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・「トロイメア・ユニコーン」 1枚

素材フリーなランク3であることが重要なカード。

先攻ワンキルで、「キマイラ」と、蘇生する「スクラプター」を出せるよう盤面を開ける際に一回コイツを挟んでトークンをどかします。

もちろん後手でのパワーも重要で、コイツから「アクセス」へリンクを伸ばしてキルした回数は数え切れません。

再録確定おめでとうございます。


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・「スクラップ・ワイバーン」 1枚

書いてあることが強すぎるスーパーカード。

①で蘇生し蘇生したカードを叩き割り、②で「ゴーレムを引っ張ります。

②の効果は強制で一枚カードを破壊しなければならず、「ドルカ」展開では盤面に一枚破壊用カードを用意する必要があります。

だから「テリジア」で「ソニック」をセットする必要があったんですね。


ちなみに、②の効果は相手の場のカードを破壊することも可能で、後手では部類のパワーを発揮します。

リクルートしながら盤面にも触れてあまりにも強い。

①の効果も相まってぱっと見テキスト読んでも気付かない人が多く、リクルートが終わった後に相手の場のカードを破壊しようとすると相手がびっくりしながら妨害が発動されず砕け散っていくので気分が良くなります。


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・「水晶機巧ーハリファイバー」 1枚

「ワイバーン」と「スクラプター」で組むことで「スクラプター」を「うらら」に変換するのに使います。

「ゴーレム」と合わせてレベル8シンクロが組めるようにレベル調整するために間に噛ませるカードというイメージでいいと思います。

強いリクルート先が入っているわけでもないのでリンク数が伸びるわけでもなく、上記の使い方以外で使ったことはありません。


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・「転晶のコーディネラル」 1枚

相手に「ビシバールキン」を送りつけます。

ワンキルのためのコンボパーツです。


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・「リンクリボー」 1枚

「アルゴ」を墓地に送りたい場合と、盤面のトークンを「コーディネ」の素材にできるように変換する際に使用します。

必ず「アルゴ」をコイツに変換してから「ワイバーン」に向かうことで、墓地に非恐竜カードを用意できるため、万が一「泡影」を受けた際に「進化薬」を発動できるため妥協展開に「アルコン」を添えることができます。

隣でわいじぇいさんが一回それで勝ちを逃しているので、忘れないようにしましょう。(1敗)

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◯FTK展開ルート

基本的な「ドルカ」先出しFTKとレアパターンのロスワラプタールート、「ロンギ」貫通の「ドラD」ルートの3つをご紹介します。


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◯「ドルカ」先出し基本FTK

この展開パターンは始動可能な手札のパターンが多く、一番やることが多いFTKです。

いくつかの例外はありますが、基本的には以下のA群とB群の中から1枚ずつを要求します。

・A群 6枚
幻創のミセラサウルス
珠玉獣ーアルゴザウルス
・B群 6枚
ベビケラサウルス
プチラノドン
・どちらにもなる 8枚
魂喰いオヴィラプター(相方ミセラorベビケラ)
化石調査
スモールワールド(+モンスター)

「オヴィ」はどちらの役割もこなせますが、相方に条件があり、「スモワ」は変換できる条件を満たしたモンスターが必要です。

「スモワ」の変換のイメージの仕方は後ほど。


初動になる札、特にA群のどのカードから入ったかによって序盤の展開が変化します。

最強は多くの誘発をチェックしながら妥協展開へも派生しやすい「ミセラ」初動です。

どの初動からも「ワイバーン」+「ドルカ」+「ソニック」の盤面に収束し、そこからの展開は同じです。

「ミセラ」+ 卵 初動

ミセラef
ミセラef ミセラ除外 アルゴss
アルゴef 卵破壊 進化薬サーチ
卵ef オヴィss
オヴィef 卵サーチ
卵ns
オヴィef 卵破壊 卵ss
卵ef スクラプターss
スクラプターef 卵破壊
卵ef テリジアss
テリジアef ソニックセット
オヴィ+テリジア→ドルカss
アルゴ→リンクリss
スクラプター+リンクリ→ワイバーンss
「アルゴ」+ 卵 初動

アルゴns
アルゴef 卵破壊 進化薬サーチ
卵ef オヴィss
オヴィef ミセラサーチ
アルゴ→リンクリss
ミセラef
ミセラef ミセラアルゴ除外 卵ss
オヴィef 卵破壊 卵ss
卵ef スクラプターss
スクラプターef 卵破壊
卵ef テリジアss
テリジアef ソニックセット
オヴィ+テリジア→ドルカss
スクラプター+リンクリ→ワイバーン
「オヴィ」+「ミセラ」or「ベビケラ」

オヴィns 足りてない方サーチ
ミセラef
ミセラef ミセラ除外アルゴss
アルゴef ベビケラ破壊 進化薬サーチ
ベビケラef 卵ss
オヴィef 卵破壊 ベビケラss
卵ef スクラプターss
スクラプターef ベビケラ破壊
ベビケラef テリジアss
テリジアef ソニックセット
オヴィ+テリジア→ドルカss
アルゴ→リンクリss
スクラプター+リンクリ→ワイバーン


これで全パターンで「ワイバーン」+「ドルカ」+「ソニック」に盤面に収束したので、以下キルまでの展開ルートになります。

「ワイバーン」+「ドルカ」+「ソニック」から

ワイバーンef スクラプターss スクラプター破壊
スクラプターef キマイラサーチ
ワイバーンef  ゴーレムss ソニック破壊
ゴーレムef スクラプターss
スクラプター+ワイバーン→ハリss
ハリef うららss
うらら+ゴーレム→マグマss
進化薬ef 卵うらら除外 ドゴランss
マグマ+ドゴラン→ビシバールキンss
ビシバールキンef トークン3体ずつss
ハリ+トークン→ユニコーンss
リンクリef トークンリリース リンクリss
ユニコーン+リンクリ→コーディネss
キマイラns
キマイラef スクラプターss
キマイラ+スクラプター→デュガレスss
デュガレスef ゴーレムss
ゴーレムef スクラプターss(相手リンク先)
コーディネef ビシバールキンスクラプター入れ替え
スクラプター+トークン→チャンバラss
チャンバラ+ゴーレム→マシュマックss
マシュマックef 8000バーン

注意しないといけないのは、「コーディネ」を出す場所と、それに合わせて「ビシバールキン」とそのトークン、「スクラプター」を出す場所です。

場所が重要になってくるので間違えないよう注意しましょう。

後手でエクストラモンスターゾーンの片方が埋まっている可能性も考慮して、「ドルカ」は必ず右端に出すようにするとヤバいことは起こりにくいと思います。


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◯ロスワラプターFTK

上記の基本的な手札パターンとは異なる、特殊な組み合わせから発生するFTKパターンです。

「ドルカ」が絡まないため、「ニビル」耐性は落ちてしまいますが、その分「ロスワ」初動のため「泡影」ケアパターンとなっています。

ここでいうラプターとは、「オヴィラプター」or「スクラプター」のラプターという名前が入っているカード群ですね。

覚えやすい覚え方だと思います。

それぞれ違った方法で展開していくのでそれぞれご紹介します。

「オヴィ」+「ロスワ」 初動

ロスワ発動
オヴィns
オヴィef ミセラサーチ
ロスワef トークンss
ミセラef
オヴィef トークン対象 デッキのベビケラ破壊
ベビケラef ベビケラss
ミセラef ミセラ除外 アルゴss
アルゴef ベビケラ破壊 進化薬サーチ
ベビケラef スクラプターss
アルゴ→リンクリss
スクラプターef リンクリ破壊
スクラプター+オヴィ→ワイバーンss
ワイバーンef スクラプターss スクラプター破壊
スクラプターef キマイラサーチ
ワイバーンef ゴーレムss ロスワ破壊
ゴーレムef スクラプターss
スクラプター+ワイバーン→ハリss
ハリef うららss
うらら+ゴーレム→マグマss
進化薬ef うららアルゴ除外 ドゴランss
マグマ+ドゴラン→ビシバールキンss
キマイラns スクラプターss
キマイラ+スクラプター→デュガレスss
ビシバールキンef トークン3体ずつss
リンクリef トークンリリース リンクリss
リンクリ+ハリ→コーディネss
デュガレスef ゴーレムss
ゴーレムef スクラプターss(相手リンク先)
コーディネef ビシバールキンスクラプター入れ替え
スクラプター+トークン→チャンバラss
チャンバラ+ゴーレム→マシュマックss
マシュマックef 8000バーン
「スクラプター」+「ロスワ」 初動

ロスワ発動
スクラプターns
ロスワef トークンss
スクラプターef スクラプター破壊
スクラプターef キマイラサーチ
キマイラns
キマイラef スクラプターss
キマイラ+スクラプター→ワイバーンss
ワイバーンef スクラプターss スクラプター破壊
ワイバーンef ゴーレムss デッキベビケラ破壊
ベビケラef オヴィss
オヴィef ミセラサーチ
ミセラef
ミセラef ミセラスクラプター除外 ベビケラss
オヴィef ベビケラ破壊 ベビケラss
ベビケラef アルゴss
アルゴef ベビケラ破壊 進化薬サーチ
ベビケラef スクラプターss
スクラプター+オヴィ→マグマss
アルゴ+ワイバーン→コーディネss
進化薬ef アルゴワイバーン除外 ドゴランss
マグマ+ドゴラン→ビシバールキンss
ビシバールキンef トークン3体ずつss
ゴーレムef スクラプターss(相手リンク先)
コーディネef ビシバールキンスクラプター入れ替え
スクラプター+トークン→チャンバラss
チャンバラ+ゴーレム→マシュマックss
マシュマックef 8500バーン

以上の二つが、レアケースとなるロスワラプター展開です。

「ドルカ」が立たない点と、「ロスワ」の相方の数が少ないことが欠点ではありますが、2枚セットの初動からしか動けないという性質上、こういったパターンも覚えておかないと勝てる試合を逃してしまいます。

「ロスワ」や「ドラD」は誘発貫通としての側面が非常に優秀であることから、「盆回し」採用で触れる機会を増やすことで、2枚初動+フィールド魔法で誘発貫通、ラプター+「ロスワ」の初手パターンを拡張するという構築もかなりアリな気がしています。

詰め切れていない部分もありCSで試せていませんが、かなりよさそうなのでまだ改良の余地を残しているとも考えられますね。


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◯「ロンギ」貫通「ドラD」FTK

このデッキに対して多くのデッキがサイドインしてくる「ロンギ」を貫通してワンキルするルートです。

「ドラD」+ 卵 初動 (ロンギ想定)

ドラD発動
ドラDef 卵破壊 リトスサーチ
卵ef オヴィss
オヴィef ベビケラサーチ
ベビケラns
オヴィef ベビケラ破壊 卵ss
ベビケラef ベビケラss
リトスef ベビケラ卵破壊 リトスss エクストラ除外
ベビケラef プチラノss
卵ef スクラプターss
スクラプターef プチラノ破壊
プチラノef ドゴランss
スクラプター+リトス→ワイバーンss
ワイバーンef スクラプターss スクラプター破壊
スクラプターef キマイラサーチ
ワイバーンef ゴーレムss ワイバーン破壊
ゴーレムef スクラプターss
スクラプター+オヴィ→マグマss
マグマ+ドゴラン→ビシバールキンss
ビシバールキンef トークン3体ずつss
トークン→リンクリss
リンクリ+ゴーレム→コーディネss
キマイラns スクラプターss
キマイラ+スクラプター→デュガレスss
デュガレスef ゴーレムss
ゴーレムef スクラプターss(相手リンク先)
コーディネef ビシバールキンスクラプター入れ替え
スクラプター+トークン→チャンバラss
チャンバラ+ゴーレム→マシュマックss
マシュマックef 8000バーン

「ミセラ」のリクルート効果と、「進化薬」が絡まないため「ロンギ」下でもワンキルが可能なルートとなっています。

とはいえ、はじめから「ロンギ」ある読みで動いて「ミセラ」や「ドルカ」を捨てるのは勿体無いので、この展開が輝くのは「ミセラ」+ 卵 +「ドラD」の初手から、「ミセラ」効果にチェーンで「ロンギ」を投げられた場合です。

一手目の「ミセラ」で「ロンギ」のチェックができるため、あるようなら「ドルカ」展開を諦めてこちらの展開にシフトする(ドルカを諦めて「プチラノ」から直接「ドゴラン」をリクルートする)という考え方で使うと良いでしょう。


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◯妥協展開例

誘発を食らった際の妥協展開の一例をご紹介します。

CSでも何度か誘発をもらって先攻ワンキル不可になった場面があり、その場合にどこまで盤面を堅くしてターンを返すかということを意識する必要があります。

今回は中でもお気に入りの展開であり、ダイノルフィアギミックを採用しているもう半分の理由である妥協展開の硬さを見せられる展開をご紹介します。

「ミセラ」+「アルゴ」+ 卵 初動

ミセラef
ミセラef ミセラ除外(うらら投げられる)
アルゴns
アルゴef 卵破壊
卵ef オヴィss
オヴィef スクラプター墓地へ
オヴィef アルゴ破壊 スクラプターss
スクラプターef スクラプター破壊
スクラプターef キマイラサーチ
キマイラef スクラプターss
キマイラ+オヴィ→デュガレスss
デュガレスef 卵ss
スクラプター+デュガレス→ワイバーンss
ワイバーンef スクラプターss スクラプター破壊
ワイバーンef ゴーレムss 卵破壊
卵ef テリジアss
テリジアef ソニックss
ゴーレムef キマイラss
ワイバーン+キマイラ+ゴーレム→ウーサss
進化薬ef アルゴワイバーン除外 アルコンss

3素材「ウーサ」+「アルコン」+「テリジア」+「ソニック」

合計5妨害です。

3素材「ウーサ」でモンスター効果を3回、「テリジア」「ソニック」で魔法罠効果を1回無効にでき、「アルコン」で相手全体を裏側守備表示にできます。

「ウーサ」や「テリジア」の打点の低さを「アルコン」の効果で守ることでカバーでき、恐竜の本来の展開では前展開ばかりになって多くのゴミを許容しない限りケアできない「一滴」による盤面崩壊を「ソニック」でケアできるというかなり堅い盤面が作成できます。


これがダイノルフィアギミックの強いところです。

単純に先「ドルカ」展開を狙うだけならダイナレスラーギミックや「武神姫ーアハシマ」を入れることである程度狙うことができますが、誘発を貰ってFTKできないということは1回のCSでも必ず何度か起こります。

割り切ることも一つの手ではありますが、恐竜デッキは高い貫通力を有しているため、それを活かしてFTKできなくても十分な先攻盤面を形成してできるだけ拾える試合を拾っていきたいです。

事故もそこそこ起こるデッキなので、誘発は貰うものという前提で貰っても勝ちを拾うという意識でプレイしたいです。


◯サイドボードとサイドチェンジの仕方

サイドボードは多くが後手用のカードで、誘発は相手の「流離のグリフォンライダー」適用前に通せるもの、残りは後手の自分ターンに「アルコン」を通すことを目的にしたカードを入れています。


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・「ドロール&ロックバード」 3枚

割と刺さるデッキが多いので。

特に僕が参加したCSにはシェアの1/3ほどが幻影勇者であり、勇者幻影に対して優先してサイドインします。

勇者幻影デッキのなかでこちらが一番警戒しないといけないカードは「幻影霧剣」です。

「幻影霧剣」は永続効果で無効にするので「ミセラ」を貫通されてしまうため、「幻影霧剣」をサーチさせないことを目的に投げます。

「聖殿の水遣い」スタートなら「流離のグリフォンライダー」自体も止まったりするので偉いです。


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・「増殖するG」 2枚

ほとんど当たらなかったのであまり使う機会はなかったですが、バカ展開系デッキに対して入れます。

引いて手札を整えたい反面、あまり引きたくないカードもいくらかあるので悩みどころです。


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・「アーティファクトーロンギヌス」 2枚

ふわんだりぃず対面などに入れていました。

勇者幻影に対しても刺さりますが、勇者ギミック自体への刺さりが「ドロバ」の方が良かったのでそちらを優先していました。


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・「禁じられた一滴」 3枚

後手では殆どの対面でとりあえずで入れていました。

どの対面でも満遍なく強かったのでいいカードだと思います。

手札コストがしんどくないわけではありませんが、「ミセラ」のおかげで止めたいカードが絞られている上に、「ミセラ」に対する無効効果だけ「一滴」で止めてキルを狙う使い方もできて偉かったです。


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・「ツインツイスター」 2枚 「コズミック・サイクロン」 2枚

伏せ除去を2枚ずつに散らしています。

以前は「ツイツイ」3枚だけだったのですが、勇者幻影の爆増に伴ってエルドリッチが一瞬増えたことから、枚数を増やそうと考えました。

「ツイツイ」を1枚減らして「コズミック」を2枚にした理由は、「アーティファクトーデスサイズ(デスサイズ)」の流行が理由です。

「アーティファクトーダグザ」から「デスサイズ」を持ってくるギミックが一部の幻影勇者に採用され始めたことからそれに対するカウンターになる「コズミック」採用です。


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・「レッド・リブート」 1枚

エルド対面用です。

一回も引いたことがありません。

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◯誘発の受けと恐竜対面の撃ち方

このデッキの誘発の受けと、撃たれたらやばいポイントを暴露します。

入ってたらヤバい度を10段階で評価し、どのタイミングで撃つべきかもご紹介します。

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・「灰流うらら」

入ってたらヤバい度: 8

コレをクリティカルに刺せるかどうかで試合が大きく変わります。

撃ち所は必ず1回目の墓地卵効果に撃ちます。

「ミセラ」に撃っても妥協展開に向かわれる可能性があり、手札を一枚消費して5妨害は返すのがしんどいと思います。

卵を止めれば「オヴィ」から卵を転がして盤面を増やすのがかなり難しくなるため、展開がかなり厳しくなります。

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・「増殖するG」

入ってたらヤバい度: 5

正直そんなにヤバいと思っていません。

それはメインに「増殖」が入っておらず「抹殺」によるケアもしていないことからわかるでしょう。

「増殖」が効く場面というのは、ドルカ成立までの間に発動する卵に対して撃てるうちにうららを引くか「泡影」を早めに引く、「ドルカ」を貫通してワンキルだけの誘発の種類と質がデッキに入っている場合に限ります。

デッキの中身に「うらら」と「ニビル」しか誘発がない場合には「ドルカ」成立までに「うらら」を引けなければどれだけドローしてもワンキルは止まりません。

僕は今までに「増殖」を撃たれてもつっぱって3人くらいFTKで殺しました。

サイドから誘発を沢山入れるならあると強いと思います。


「墓穴」があっても「ドルカ」成立までの「うらら」さえケアできれば勝てちゃうのであえて撃たないことも多いです。

上手ぶらずに即撃ちしましょう。

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・「原始生命態 ニビル」

入ってたらヤバい度: 2

あんま怖くないです。

どうしても「ドルカ」展開できない手札の場合くらいしか食らうことはありません。

「増殖」を絶対通して5種類くらい誘発入れるぜってくらい誘発ゴリゴリできるなら入れてもいいかもしれませんが、素直にもっと効く誘発入れた方がいいでしょう。

「ニビル」持ってても撃つ場面が来ないまま「ドルカ」が成立して苦い顔しながら発動して「ドルカ」に叩き落とされる様は見るだけで3日間くらいのビタミンを摂取できます。

「ドルカ」が立たずに「ワイバーン」が出てきたら「ドルカ」は無さそうなので恐竜側の引きの悪さに感謝しながら場に恐竜がいない間に撃ちましょう。


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・「ディメンション・アトラクター」

入ってたらヤバい度: 10

撃たれたら負け。

アホしね。


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・「アーティファクトーロンギヌス」

入ってたらヤバい度: 9

「ドラD」絡み以外は貫通できないので結構ヤバいです。

恐竜は「ミセラ」から「ドルカ」の流れで誘発をケアする手段に長けているので、「ドルカ」成立前に、盤面ではなくゲーム自体に干渉できるカードが効きやすいです。

今なら多くのデッキが入ってると思うので、何も考えずフル投入しましょう。


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・「ドロール&ロックバード」

入ってたらヤバい度: 7

まぁまぁヤバいです。

初手でモンスターが出揃っていれば「アルゴ」効果を起動して妥協展開ができますが、「化石調査」や「スモールワールド」初動だと何も起きなくなります。

まぁ手札次第で効いたり効かなかったりはしますが、下手な後手用カード残すくらいなら入れた方がいいと思います。


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◯「スモールワールド」のサーチ

基本的に恐竜→恐竜のパターンは全てトレードが可能となっています。

サーチ先としては「ミセラ」や卵を持ってきたい場面が多いです。

持っているカードから、加えたいカードの間に挟むカードとしては「アルゴ」が非常に優秀で、それだけ覚えておけば全てのパターンでのトレードが可能です。

恐竜→恐竜とする場合は、種族以外が違えばいいため、光/レベル1/攻守0というステータスは他の恐竜とは被りがないため中継地点としては非常に優秀です。

また、「アルゴ」は攻撃力が0なので「うらら」からの中継点にもなります。

「アルゴ」、「アルコン」からは卵→「ミセラ」、「ミセラ」→卵で対応できます。


ワンキルに必要なカード(スクラップカード)以外からは「リトス」以外からはアクセス可能と覚えておけば大体対応可能だと思います。

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◯発展性と「盆回し」プラン

ダイノルフィア入りの型をかなり詰めて、自分の中ではコレが最適解に近いかなと感じていますが、今自分が考えている新プランとして「盆回し」プランがあります。

「盆回し」プランのいいところは、フィールド魔法に触りやすくなることから、「ロンギ」や「泡影」といったカードへの貫通性能を高めることができる点です。

また、ロスワラプター展開といったFTKできる手札のバリエーション拡張にもなるため、かなりいいなぁと思っています。

デッキ枚数をどうするかで悩んで試せず仕舞いでしたが、今後機会があれば試してみたいと思います。


◯まとめ

かなりの長さになりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

Konamiにどこまで許されて余命がどのくらいあるかわからないデッキではありますが、他のデッキでは経験できない快感が得られるデッキなので、ぜひ遊んでみてください。

どれだけ強いプレイヤー相手でもFTK通せばプレイ関係なく轢き殺せるので初心者にもオススメです!


誰もフリー対戦や調整に付き合ってくれなくなってくれる以外はいいデッキでした。

では。

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