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投資方針 〜アマデウスシステム〜

ワタクシが2021年頃から実行している投資方針について記事にしました。

この方法は誰でも実行可能で確実性が高いモノと思うが、100万円の入金のみを5年で1億円にする方法ではない。確実に入金力はその根底にある。

投資スタイルには大きくわけて2つある。
成長性の高いグロース株を安く買って高く売ることでキャピタルゲインを狙うスタイルと、株式が定期的に出す配当金(インカムゲイン)を狙うスタイルだ。投資を始めて1年、色々な方法を試し、他人の色々なやり方を見て自分にあう方法をみつけた。


最初に言うがこれはあくまでも自分のポジション(投資の目的、何歳までにいくら欲しいのか、年齢、収入、家族の有無など)から編み出した手法であり、万人におすすめするものではない。そして、100万円の原資を数年で1億円にする魔法のような方法でもない。若い投資家が少ない元手で何億もの大金を勝ち取ったりしている(←事実かどうかはわからない人も多い。むしろ情報商材に引っ張るためのフェイクの方が多いと思う)のを見ると、自分が苦労しまくってようやくこれくらいの年収にたどり着いたのがバカらしくなる。しかしそこは冷静にならなければいけない。投資を始めるとわかるがそういうケースは相当なリスクを負っており、確率的には宝くじに近いものがある。その手法でごく一部のトレードの天才あるいは強運の持ち主が多額の資産を手にするが、その下では数え切れないほどの死骸が転がっているのだ。そしてその死骸には光は当たらず、我々は認識することすらできないのだ。あたかもそれなりの確率で大儲けできそうな錯覚をおこさせるのだ。


また、もし万が一自分がその立場で大成功をおさめたとしてその後はリスクの少ない無難な投資に切り替えられるだろうか?

答えはノーだ。絶対にありえない。

一度でもその方法で成功をしてしまうと必ず同じ手法を繰り返す。地味にコツコツ投資するなんて馬鹿らしくてあり得ないのだ。しかし何連勝もするのはそれこそ不可能。結局負けて大きく資産を減らし退場するのだ。


そこで考える。


今の自分の強みは何か?


間違いなく圧倒的な入金力だ。そこいらの同年代には負けない。それを生かしてより確実に勝つのはインカムゲインを狙うスタイルだろう。大きなリスクを取る必要はないのだ。こうして自分の投資スタイルはきまった。配当金狙いなので配当を出す銘柄、そして可能な限り高い利率のものがよい。

ここでまた一つ問題が浮かび上がる。高配当のものほど、やはりリスクは高い。1番は減配の可能性。そういう銘柄はもともと配当金目当てで買う投資家が多いわけだから減配すれば株価自体も下がる。そこでよく言われるのが連続増配銘柄だ。実は日本にはほとんどないがアメリカには10年、20年以上も増配を続けている銘柄は結構多い。こういう銘柄は減配のリスクはかなり少ないだろう。しかし旨い話はなくて、そういう連続増配銘柄は配当利率はだいたいよくて3%程度であまり高くないのだ。


なのでリスクとしては

グロース銘柄>>>高配当銘柄>連続増配銘柄

という順番だろう。


高配当銘柄も種類によるがここ5年くらいの動向をみると(どのように配当金を出してきたかは調べたらすぐわかる)そこまで青ざめるような減配はしていない。そこで高配当銘柄を中心に銘柄を買っていくことにした。そしてこのスタイルを徹底するためにアジャース教と名付け、教典を作成した。


【アジャース教教典】
①株で儲けようと思うな
②退場するな
③配当金はアジャース報告せよ
④暴落しても株数は減らない
⑤日々の資産額はどーでもいい
⑥含み益もどーでもいい
⑦含み損もどーでもいい
⑧キャピタル100$とインカム100$は違う
⑨サラリー100$とインカム100$も違う
⑩暴落を恐れるな、恐れるのは減配のみ


この10の教えを守るのだ。基本はbuy & holdのスタイルでいく。株数は売らない限り買い続けていれば100%右肩上がりである。これは昔ハマったドラクエ世代ならば、経験値を上げてレベルアップする感覚に非常に似ているのに気づくだろう。ドラクエでは経験値は常に右肩上がりであって、敵に負けて全滅したとしても減ることは絶対にない。株数視点でいけばこれにも当てはまる。しかしこれを資産額や株価視点で見てしまうからおかしな邪念が生まれるのだ。アジャース教では株数と支払われた配当金だけを気にする姿勢が求められる。アプリを開けるたびに目に飛び込んでくる日々の資産額はどーでもいいのだ。


そして株をやっていてもう一つ大切な視点が⑨である。例えば月給30万円の人が1日の取引で−30万円食らったとしよう。投資始めたばかりの頃は
「1ヶ月タダ働きだ、、」
という感覚にとらわれるだろう。
株価の損失、という視点ならばその解釈は間違ってはいない。しかしその解釈は本業である仕事の軽視につながっていることに気づかないと非常に危険なことになる。わかりやすく言えば、その思考回路だと仕事に確実に影響が出るのだ。そしてこれは損した時ばかりではない。すなわち1日で30万含み益が増した場合も、逆の意味で危険なのである。お金だけの視点だと働く意味を見出せなくなってしまうのだ。

そんなことはお構いなしに相場は毎日やっている。特にアメリカならば夜だし、日本と両方やるならば24時間、ほぼ常に相場は開いているのだ。株価の上げ下げに一喜一憂しながら本業に身が入ることなんか絶対にない。
精神的に安定して本業である仕事に打ち込み、そこからサラリーを得るのはとてもとても大切なのだ。
同じ30万でも、働いて得る30万と株で儲けた(あるいは損した)30万と配当金でもらった30万では意味合いが全く違うのだ。それに気付き実行出来るかは相場に生き残っていく上では非常に大切だ。私はその境地に至るのに実に1年以上を費やした。
そういう視点からも、本業でそれなりに稼いでる人ならばキャピタルゲインを追うのではなく、圧倒的にインカム投資の方が向いていると思う。


さて話を進めよう。まず投資スタイルの基本としたのが上述したアジャース教、である。それにアレンジを加えたのが今から話すアマデウス・システムである。一部アジャース教と重複する記述もあるが供覧しよう。


米国株において配当金の嵐を呼ぶ銘柄たち。
某有名アニメより名称を勝手に拝借し、アマデウス・システムと命名した。DJの基本的な投資ルールである。2021年1月ころから本格的にこの方法で資産運用をしている。投資において一番大切なことは「退場しないこと」。儲けるのはそれから。この名言が意味するのは退場しないで相場を張り続けることができるのならば、その時点でお前は儲かっているはずだ、という意味だろうと解釈した。まずは相場に居続けること、だ。
自分は1年ごとの契約社員。一応細々とではあるが本業がある。投資はあくまで副業だ。デイトレーダーのように相場に張り付くことはできない。日々の株価に一喜一憂していたらおそらく本業は疎かになるしメンタルも持たないだろう。じゃあVTIに全額ぶち込んで気絶してれば??
正直な話、それが一番確実だしパフォーマンスもいいと思う。しかしそれでは全く面白くない。オートマの車には全く興味がないのだ。速く走りたいけど車はマニュアルに限る。自動運転なんかあり得ない。

道中楽しみたい。

相場に居続けるには相場を楽しむこと。

そういう結論にたどり着いた。

じゃあ自分にとって何がうれしいか? そりゃ株価が上がることだけど、それは確実ではない。そこで配当金に目を付けた。自分にとってはそれがモチベーションになると思った。
例えば1年でもらえる配当金が総額12万円だとする。これを1年に1回でもらうのと、毎月1万円ずつ12回もらうのと、どちらがいい??
もらえる総額は一緒だ。しかし自分は毎月1万円もらえる方がうれしいし高配当株を買うモチベーションが維持できる。そう考えた。そこで考えたのがこのアマデウス・システム、である。
さらには後述するように銘柄をサッカー選手に例えてチームにすることでゲーム感覚になってとても面白い。とにかく相場に居続けることが大切だ。儲けるのはその次でいい。


さていよいよ本題。

やり方は簡単。

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