2019年さいこうだったマンガ・アニメ・ゲーム・映画・音楽etcまとめ

今年もすばらしいコンテンツにたくさん触れました。とても全ては紹介しきれないのですが、中でもとくによかったものを厳選して紹介します!!

アーチャー伝説(ARCHERO)

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2019年世界のモバイルゲーム市場最重要タイトルじゃないでしょうか。後に産業史においてARCHERO以前・以後で語られるようになると思います。
入り口はハイパーカジュアル、やり込んだら実は沼。中毒性すごい。
DLはこちら → Google Play AppStore

SEKIRO

2019年のGame of the Yearも受賞したフロム・ソフトウェアの最新作。クリアするまで何百回死んだかわからないけど死ねば死ぬほど強くなる(パラメータ的にじゃなくて自分のプレイスキルそのものが)という、少年マンガにおける「修行」のカタルシスが現実に味わえます。
あまりに面白くて4周くらいプレイした末にさいごゲームの中に入るまで味わい尽くしました

マリオカートツアー

マリカーをモバイルゲームにするの無理ゲーっしょと思ったら完璧で心底任天堂さますごいとおもいました。
操作性違うのにさわり心地はまぎれもないマリカー、周回前提のゲームデザインなのに面白い、シーズン制・月額パスなどF2Pゲーム市場のビジネスモデルをしっかり抑える、など、あらゆる面の仕上がりが高度。

アナザーエデン

自社ゲームだけど贔屓目なしに圧倒的におもしろくてずっとやってる。作ってる人たちほんとすごいと思うし、いくらお金かけてるかも知ってるからえっそれやばくない?汗 的な経営者としてのスリルもメタゲームとして味わえる。
この前のP5コラボもよかったね。

THE GREAT HACK

Netflixは良質なドキュメンタリー多いのですがこれはその一つ。世界を揺るがしたケンブリッジ・アナリティカ事件(FBをハックすることで大衆を誘導しイギリスのEU脱退やトランプ大統領の選挙に大きな影響を与えた)について当時の様子や関係者の声に肉薄。
SNS、個人情報、パーソナライゼーション、それらが世界の歴史すら変える力を持っているということがまざまざと描かれています。

BLACK MIRROR

こっちはNetflixの近未来SFドラマ短編集。めっちゃ未来じゃなくてSNSやAI、VRなど現代のメディアやテクノロジが進化したほんのちょっと未来についてのブラックな風刺たっぷりの作品。

おじさん同士がバ美肉してVR内でセックスするエピソードとか、アイドルをモーキャプとCGで再現して無限に働けるようになるぜみたいなエピソードがあるんだけど、すでに実現してる日本はまじ未来に生きてんなということが実感できます。

FYRE

これもNetflixドキュメンタリー。スタートアップ経営とかイベント主催者とかやったことある人なら確実にお腹痛くなれるやつ

鬼滅の刃(アニメ)

2019年の国内アニメIP関連市場にとって最重要作品だったのでは。とうとうワンピースやNARUTOを超えるジャンプ王道作品の金字塔が生まれた感。

SPY✗FAMILY

スパイアクションファミリーコメディなんだけどもう第1話から圧倒的に完成度が高すぎてすごすぎるんですよね・・・
ネット連載ジャンプ+発で第1話目からバズって大ヒット、連載開始8ヶ月、単行本発売から4ヶ月で累計発行部数が100万部超えたらしい。
SNS・Web連載時代のヒットの産み方として理想的!

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン

1997年〜2001年に連載されてたマンガなんだけど再読。

表面的には理不尽と荒々しい暴力・疾走感な感じなんだけど、ネット劇場型の理不尽・猟奇的犯罪がセカイ系物語に収斂していく流れとか、総理大臣が「美しい国へ」て言うとか、なんかこう預言書ぽい神聖さすら感じるんだよな。同時代の殺し屋1と並ぶ青年誌の名作ですね・・

ギャルと恐竜

悪い人とか悲しい出来事とか暗い過去とかそういうのが一切出てこない、ひたすらにやさしい世界も世の中に必要だと思うんですよ。このマンガはそういう場所です。当社所属黒ギャルVtuberの皇牙サキちゃんがタイトル書かせてもらってる回があります!
同系統だと 町田くんの世界 もめちゃオススメです!!!!

ソクラテスの弁明・クリトン

ソクラテスの演説を弟子のプラトンが記録した文章です。えっ?歴史の教科書に出てきた人?そうです、2,400年前の本です。
この本を読んで思ったことは、人類が2,400年かけて進化させてきたのは科学であって、生き物としての思考回路や科学的土壌によらない思想というのはこの時代と全然変わってない、ということです。
人類が数千年かけて積み上げてきた科学や歴史を学ばずにオレオレ思想を振りかざすブロガーやYouTuberは生き物として数千年間遅れているということです。

HYPEBEAST Magazine

いま現時点であらゆるカルチャージャンルに影響を与えるもっとも重要なムーブメントは何かと問われたらストリートファッションだと思うんですが、これはストリートファッション・カルチャーについての雑誌です。メインはネットメディアだけど紙の雑誌を限定部数だけ発行してコレクターズアイテムとして売る、というまさにストリートファッションブランドのスニーカーや服の売り方と同じ手法で販売してます。
海外向けに販売している英語メディアだけど中身を読むと日本人のクリエイターやアーティストが驚くほどたくさん出てきて、国内で認知されている以上に世界中に大きな影響与えてるんだということがわかります。

Starry night - Peggy Gou

個人的に2017年くらいからハウスミュージックが来てるんですが、この2−3年でめちゃ注目されている DJ/トラックメーカーの新譜です。
韓国人の方なんですが、英語と韓国語を混ぜた官能的なトラックとかもあって、K-POPとはまた違う韓国カルチャーのグローバル評価を感じますね

Raingurl - Yaeji

クラブミュージックシーンの韓国人アーティストと言えばYaejiもめちゃいいですね・・・・これは2017年ですが、いちばん有名なやつかな

錦糸町ナイトサバイブ

キャバ嬢になりたい女の子が錦糸町の歯医者さんで働く話です。3巻で完結してて、そういうサイズ感ってすばらしいと思います

あげくの果てのカノン

ちょうどいいサイズ感で完結してるといえば、5巻で完結したこれもとってもいいです。
セカイ系SFアクション不倫ラブストーリーものです(ジャンルが混雑

さんかく窓の外側は夜

心霊ミステリー探偵モノBL添え です

タイムスリップオタガール

オタクの女の子がタイムスリップするそのまんまな話なんだけど、けっこう青春モノ、成長物語としていいんですよね・・・

トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ

ぼく定期的に肉体改造系の科学を深堀り調査するんですが、これは現時点まででもっとも網羅的構造的に肥満のメカニズムとその回避方法が解説されていた決定版です!
日本語版タイトルはうさんくさいし本文もめちゃくちゃ冗長なんですが、とにかく世の中に出回っているダイエット方法を様々な研究成果や論文を引用しつつ否定しまくってて、著者はめちゃめちゃ優秀だけど性格悪いやつなんだろうなということがよくわかります。

シンギュラリティは近いー人類が生命を超越するとき

2045年に人工知能が云々、とかAI v.s. 人間、そういう話はぜんぶこれが原典です。これまでの人類の科学の進化を俯瞰しながらAI、遺伝子工学、ナノテクノロジ、ロボティクスあたりの最新研究成果をもとに、今後数十年でいかに人類が物理的・生物学的制約から解放されるかという未来予測を緻密に語ってます。
とにかくテクノロジとかメディアとかAIとかVRとかのキーワードで仕事してる人には全員読んでほしいです。

火の鳥未来編

で、シンギュラリティについてはすでに手塚治虫大先生が描いてるんですよね。火の鳥はどれも名作揃いですが中でもこの未来編は AIが社会を運用し、VRで余暇を楽しみ、そして愛するパートナーが異形の生物に堕ちていく悲劇、などあらゆる性癖を刺激する最高の作品なんですよね。。。
中でも人類滅亡後に人工的に作られて人工羊水の中でしか生きられない子供が若きウェルテルの悩みを読んで青春に憧れ、外の世界に出た瞬間に肉体が崩壊するシーンなんて美しすぎるんです。。。。

PIXAR 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話

当時のCFOによる、死にかけの企業ピクサーが長編アニメ制作事業にピボットしてIPOして、という流れを振り返る本です。ピクサーはクリエイティブ面や企業カルチャーについての本は良いのが色々あるけど経営面で語られてるとっても貴重かつ非常に良い本です。
何かと神格化されがちなスティーブ・ジョブズですが、この本ではピクサーとは微妙な距離感で現場に気遣いながら、そして悩みながら経営していた様子が描かれておりそれも見どころですね。

ワンナイト・モーニング

ワンナイトラブな夜の次の日の朝ごはん に焦点をあてた短編集。
そんなん面白くならないわけないじゃん。。テーマ設定の仕方が天才ですね・・・。2019年の単巻マンガでベストでした。

青野くんに触りたいから死にたい

最初読んだときはヤバい系女子が主人公のラブコメ、いいね!という感じだったんだけど、読み進めていくと結構本格的にホラーミステリーになっていって、とっても怖くて面白いです。。。

かぐや様は告らせたい

ラブコメといえば、2019年はラブコメの年でしたね。王道モノから屈折モノまで色々読みましたがやっぱ大ヒット作のこれは良かった。
本作が出色である理由のひとつは脇役がみんなすごく魅力的なことだと思います。

五等分の花嫁

2019年大ヒットラブコメといえばこれも外せない。
王道ハーレム系ラブコメと思わせつつ、ぼくが個人的にいちばんグッと来たのは五つ子姉妹の成長物語の側面なんですよね。
幼少期は見た目も性格も全部一緒でまるでみんなで1人だったみたいな心地の良い統合感を感じていたのに、年齢を重ねるにつれ容姿も性格も分かれてきてケンカや行き違いもあって、もうあの心地よい時代には戻れないんだ、でも、これが私なんだ、私はわたしだ!という、自我の芽生えと自立、という流れ、涙出ちゃう。。

キズナアイの分人

で、自我の芽生えと自立、と言えばキズナアイちゃんです。
アイちゃんの魂が4人に増え、分人というコンセプトでどのキズナアイも私です的な展開をはじめて大炎上しましたが、最近個々の人格にニックネームがついて、「私はわたしだ」的な自我の芽生え展開が来てるの、まじアツくないですか?????
がぜん目が離せなくなり、今後に期待です!

IMAGINATION vol.1

Vtuberといえば、今年はVtuberのコンピレーションアルバムを手掛けたりしました。大好きなVtuberの皆さんに参加いただいて、大好きなKawaii Future Bassのトラックメーカーさんたちにトラック提供いただいて、大好きなF*Kaoriさんにジャケイラストを描いてもらい、尊敬するキングレコードさんと合弁でつくったレーベルから発売する、という俺得でしかない案件でした。

どの曲もただたださいこう。あわせてVol.2もぜひ!

KMNVERSE

Vtuberのアルバムと言えば、KMNZの記念すべき第1弾アルバムKMNVERSEはほんと最高ですね。。。チルいヒップホップとKawaii Future Bassとビートでガレージな感じの音が詰まってます。

REALITY

バーチャルといえば、ということで、REALITYです。
さいご宣伝かよ、と思われそうだけど、実際のところコンテンツとしても最高におもしろいんですよね。。 
モーキャプとアバターとライブ配信とVR/AR的アプローチでめっちゃ最先端技術の詰合せなんだけど、その中で起きていることは人間ドラマそのもの

そして2019年もっとも長い時間と情熱を注いだのは、愛すべきREALITYユーザーさんたちにもっと楽しんでもらえるよう、そして作ってる側も楽しみながら仕事できるよう、Wright Flyer Live Entertainmentという会社を経営する、というコンテンツでした!

これはめちゃくちゃおもしろいコンテンツなので、つよくオススメします!!↓

ということで、厳選しすぎてぜんぜん紹介し足りないですが2019年のさいこうコンテンツまとめでした!
来年もおもしろいコンテンツにたくさん出会えるといいな〜

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