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「Web3×音楽業界」の将来性は =和楽器バンドとNFT=

TOMMY・YOSHIDA: こんにちは。今日は日本の強いコンテンツでもある音楽分野でNFTおよびweb3の技術を使った販売戦略が今どこまで進んでいるか、また進めていくために変えていかなければいけない問題などについて、音楽コーディネーターの方に質問してみようと思います。

Coordinator: こんにちは。どうぞお尋ねください。

TOMMY・YOSHIDA: 日本で有名なミュージシャンがNFTを発行しているケースがあれば教えてください。

Coordinator: 日本の有名なミュージシャンの中で、NFTを発行しているケースとしては、小室哲哉さんがステージパフォーマンスをNFT作品として販売したことがあります。また、AmPm(アムパム)は未公開楽曲「Intro」のNFTをオークション形式で販売しました。

BABYMETALは結成10周年を記念した初のNFTトレーディングカードを1,000セット数量限定で販売しました。
Perfumeは結成20周年とメジャーデビュー15周年を記念し、Rhizomatiks独自のNFTアートのマーケットプレイス「NFT Experiment」にてNFTアート7作品をリリースしました。ももいろクローバーZはライブの画像を使用したトランプ型デジタルカード
「ももクロメモリアルNFTトレーディングカード」を2,288パック限定で全世界同時販売しました。
SKE48はデジタルトレーディングカードとコラボレーションして、コンサートで披露したパフォーマンスや、イベントでの姿を「思い出」としてコレクションできるものとして2020年の9月から定期的に販売しファンから人気を集めています。
NMB48はNFTを活用したデジタルトレーディングカードアプリをリリースしました。

TOMMY・YOSHIDA: 和楽器バンドの蜷川べにさんもNFTを発行していますね。

Coordinator: はい、そうですね。和楽器バンドのメンバーで津軽三味線担当である蜷川べにさんは、KOGEI Nextとのコラボレーションにより、蜷川べにさん専用の津軽三味線が制作されました。この三味線にはNFTが発行され、本プロジェクトの概要が記録されています。楽器の内部にNFTと紐づくNFCタグが仕込まれており、スマホをかざすとNFTの情報が表示されます。

TOMMY・YOSHIDA: なぜもっと多くのミュージシャンがnftを出さないのでしょうか?

Coordinator: NFTはまだ新しい技術であり、その概念や使用方法が一般的にはまだ理解されていない可能性があります。また、NFTの発行には技術的な知識が必要であり、ミュージシャンが自分たちでNFTを発行することが難しい場合があります。

さらに、NFTの市場はまだ不安定であり、ミュージシャンがNFTを発行することによるリスクがあると感じる場合もあります。これらの理由から、多くのミュージシャンがNFTを発行しない可能性があります。

TOMMY・YOSHIDA: レコード会社と所属プロダクションとの契約上NFTtを発行するかどうか阻害している部分があるのではないでしょうかいかがですか?

Coordinator: はい、その可能性があります。レコード会社や所属プロダクションとの契約により、ミュージシャンが自分たちの音楽や作品を販売する方法が制限される場合があります。
NFTはまだ新しい技術であり、契約にNFTの発行に関する条項が含まれていない場合があります。そのため、ミュージシャンがNFTを発行することが契約上の問題を引き起こす可能性があります。

TOMMY・YOSHIDA: 例えばどのような問題が考えられますか?

Coordinator: レコード会社や所属プロダクションとの契約により、ミュージシャンが自分たちの音楽や作品を販売する方法が制限される場合があります。例えば、契約により、ミュージシャンが自分たちの音楽を特定の方法でのみ販売することが許可されている場合があります。このような場合、NFTを使用して音楽を販売することは契約違反となる可能性があります。

また、契約により、ミュージシャンが自分たちの音楽や作品から得られる収益の一部をレコード会社や所属プロダクションに支払うことが定められている場合があります。このような場合、NFTを使用して音楽を販売することで、収益の分配に関する問題が生じる可能性があります。

さらに、NFTはまだ新しい技術であり、その法的地位が不確定な場合があります。そのため、NFTを使用して音楽を販売することで、著作権や知的財産権に関する問題が生じる可能性があります。

TOMMY・YOSHIDA: 今あなたが持っている新しい情報でいいのですが日本人のうちNFTとかトークンとかweb3のことをわかっている人は、人口のだいたい何パーセントぐらいですか?

Coordinator: 最新の調査によると、日本の成人の90%がNFTが何であるかを知らないという結果が出ています。
また、日本の成人では、NFTを認知している人はわずか10%で、認知している人のうち2.2%しか所有していません。
これらの数字から、日本人のNFTやトークン、Web3についての理解度はまだ低いと言えます。

TOMMY・YOSHIDA: 和楽器バンドは海外で演奏活動をやったときに非常に人気があったと記憶があります。
これからも活動を続ける上で和楽器バンドとしてもNFTを発行できるようになることは有意義なことだと思うのですがそれについてどのように考えますか?

Coordinator: 和楽器バンドがNFTを発行することは、彼らの音楽や作品をより多くの人々に届けるための新しい方法として有意義なことだと思います。
NFTは、デジタルアートや音楽などの所有権を証明することができるため、和楽器バンドが自分たちの音楽や作品をNFTとして販売することで、ファンが彼らの作品をより身近に感じることができるかもしれません。
また、NFTは世界中で取引されているため、海外での演奏活動を通じて得た人気を活用して、世界中のファンに彼らの音楽や作品を届けることができるかもしれません。

TOMMY・YOSHIDA: 和楽器バンドは最初ボカロという音楽のジャンルでデビューしましたがそのボカロが誕生したのは日本ですよね?

Coordinator: はい、ボカロは日本で誕生しました。ボカロは、ヤマハが開発した音声合成技術「VOCALOID(ボーカロイド)」の略称です1。VOCALOIDのプロジェクトは「DAISY」というプロジェクト名で2000年3月に始まり、ヤマハとバルセロナのポンペウ・ファブラ大学(Universitat Pompeu Fabra:UPF) Music Technology Groupとの3年間の共同研究の結果、VOCALOIDの信号処理部分が開発されました。

TOMMY・YOSHIDA: その和楽器バンドがデビューして世界中で人気になり、今でもコンサートでは満員のお客さんを集めています。
ここで、和楽器バンドのBiographyを紹介していただけますか?

Coordinator:はいわかりました。

2013年: リーダーでもあるボーカルの鈴華ゆう子の呼びかけにより、和楽器バンドが結成されました。
2014年: アルバム「ボカロ三昧」でデビューしました。
2015年: セカンドアルバム「八奏絵巻」がオリコン週間ランキング初登場1位を獲得し、第57回「輝く! 日本レコード大賞 企画賞」を受賞しました。
2016年: デビュー1年9ヶ月にして初の日本武道館公演を開催しました。
2019年: さいたまスーパーアリーナ2days公演を成功させ、世界最大のレコード会社ユニバーサルミュージックとグローバルパートナーシップ契約を締結しました。
和楽器バンドは、詩吟、和楽器と洋楽器を融合させたハイブリッドロックエンタテイメントバンドです。彼らは日本だけでなく海外でも人気があり、今でもコンサートなどでは満員のお客さんを集めています。

TOMMY・YOSHIDA: ありがとうございました。
少し話は変わりますが、日本のミュージシャンの場合、レコード会社の収益率と事務所の収益率とミュージシャンの収益率つまり印税はそれぞれ何パーセントですか?

Coordinator: 日本のミュージシャンの収益は、レコード会社、プロダクション(事務所)、音楽出版社の3つと契約を行い、それぞれとお金(給料)のやりとりが発生します。
まずレコード会社に対してですが、ミュージシャンは楽曲を録音する権利を渡すのと引き換えに、CDの販売枚数に応じて、定価に対して1〜3%程度の「アーティスト印税」を受け取ります。
次にプロダクションは、ミュージシャンのスケジュールを管理してくれる頼もしい存在です。しかし、ミュージシャンは自身の全収入(印税含む)のうち、20〜30%程度の管理手数料を払う契約を結ばなくてはなりません。
ただしこの数字は決まっているわけではなく、新人の場合、収入がまずプロダクションに入り、そこから固定給をもらう形をとっていることもあります。最後に音楽出版社は、楽曲とその著作権を管理する会社です。レコード会社そのものは著作権を所有できないため、楽曲を使用する際にはこの音楽出版社に著作権使用料を払い、手数料を引いた金額がミュージシャン(作詞・作曲者)に支払われます。

また、日本では著作権印税はCDの場合定価の6%であり、ライブの場合定価の5%が一般的です。

これら以外にもメディアやイベントへの出演費などさまざまな収入源がありますが、経費がかかる部分も多く、プロになってもそれだけで食べていくのは簡単なことではありません。

TOMMY・YOSHIDA: これから若い世代のミュージシャンが活躍する舞台は世界を舞台としなければならない時代になってると思いますがそのためにもnftとかコミュニティトークンとかそういう知識を身につけら人がサポートし世界中の人に発信できるような体制を求められていると思いますがいかがですか?

Coordinator: 確かに、NFTやコミュニティトークンなどの新しい技術は、若い世代のミュージシャンが世界中の人々に発信するための新しい方法として注目されています。
これらの技術を活用することで、ミュージシャンは自分たちの作品をより広く、より直接的にファンに届けることができるようになります。
また、これらの技術をサポートする人々が増えることで、ミュージシャンはより多くの人々にアピールすることができるようになるでしょう。

TOMMY・YOSHIDA: 今このような技術をサポートできる人材はすぐに見つかりますか?

Coordinator: NFTやコミュニティトークンなどの新しい技術をサポートできる人材は、現在も増え続けています。例えば、株式会社Numberは、「NFT×人材」という新サービスの事業開発に向け、最終開発部隊を発足しました。メンバーは日本各地から一流エンジニアが集結しています。

また、デジタル人材育成と採用の一体型新サービス「ONGAESHI」も発足しており、NFTなどのブロックチェーン技術を活用することで、一連のシステムを構築しています2。これらのように、NFTやコミュニティトークンなどの新しい技術をサポートする人材は増え続けており、今後もその需要は高まると考えられます。

TOMMY・YOSHIDA: それらの会社はミュージシャンの支援活動もサポートできる体制にありますか?

Coordinator: NFTやコミュニティトークンなどの新しい技術は、ミュージシャンが自分たちの作品をより広く、より直接的にファンに届けることができるようになるため、ミュージシャンの支援活動にも役立つ可能性があります。

TOMMY・YOSHIDA: 今は、一般の私でもNFTやトークンを発売し販売もできますがプロのミュージシャンの業界で行うのは容易ではないのでしょうか?

Coordinator: NFTは、一般の人でも発行し、オープンシーなどのプラットフォームで販売することができます。プロのミュージシャンも、NFTを活用して自分たちの作品を販売することができます。ただし、NFTの発行や販売には、ブロックチェーン技術や暗号資産に関する知識が必要です。
また、NFTの価値は市場によって決定されるため、販売価格を保証することはできません。そのため、プロのミュージシャンがNFTを活用する際には、これらの点を考慮する必要があります。

TOMMY・YOSHIDA: 和楽器バンドの場合ですが作詞・作曲・編曲はメンバーが行っておりますとなるとその縁メンバーが演奏しているストリームをNFTにして販売すればかなり、そのNFTが転売された時にも作者に収入が得られますし、良いと思うのですが、日本では問題が発生しますか?

Coordinator: 和楽器バンドのメンバーが作詞、作曲、編曲を行い、演奏した音楽をNFTとして販売することは可能です。NFTは、作品の所有権を証明するデジタル証明書であり、作品の転売によっても収入が得られる可能性があります。ただし、NFTの販売には著作権法などの法律が適用されます。そのため、NFTを販売する際には、著作権法などの法律に適合していることを確認する必要があります。

TOMMY・YOSHIDA: それでは和楽器バンドが日本でNFTを作成するとしたら、手順を一から順番に説明してください。

Coordinator: 和楽器バンドが日本でNFTを作成するとすれば、手順は以下の通りでしょう。

・NFTを発行するためのブロックチェーンプラットフォーム(例:Ethereum)を選択します。
・ブロックチェーンプラットフォームに対応したウォレット(例:MetaMask)を作成します。
・ウォレットに、NFTの発行に必要な暗号資産(例:ETH)を入金します。
・NFTの発行に必要な情報(作品の画像や音声ファイル、作品の説明文など)を用意します。
・NFTの発行サービス(例:OpenSea)にアクセスし、ウォレットと連携します。
・NFTの発行サービス上で、NFTの発行に必要な情報を入力し、NFTを発行します。
・NFTが発行されたら、NFTの販売ページが作成されます。

このページから、NFTを購入することができます。

以上が、和楽器バンドが日本でNFTを作成する手順です。ただし、NFTの発行や販売には、ブロックチェーン技術や暗号資産に関する知識が必要です。また、NFTの価値は市場によって決定されるため、販売価格を保証することはできません。そのため、NFTを活用する際には、これらの点を考慮する必要があります。

TOMMY・YOSHIDA: NFTに関しての知識や理解は非常に大切だと思いますが、例えば今の和楽器バンドのファンクラブの優待特典は、コンサートのチケットを先行して購入できることおよびファンの人しか見れない動画が見れること、また毎月、和楽器バンドからのメールマガジンや誕生日にバースデイメールが届くことなどです。これは一枚のクレジットカードのようなカードが会員証として使われております。
そのカードをNFT化することによって、またそのNFTも他の人には譲ることができないようなスマートコントラクトにしたものを使えば良いと思うのですが、いかがでしょうか?

Coordinator: はい、和楽器バンドのファンクラブの優待特典をNFT化することは可能です。NFTは、所有権を証明するデジタル証明書であり、スマートコントラクトを使用して、特定の条件下でのみ譲渡が可能なように設定することができます。そのため、ファンクラブの会員証をNFT化し、スマートコントラクトによって譲渡が制限されたNFTを発行することができます。このように、NFTを活用することで、ファンクラブの優待特典をより便利かつ安全に提供することができるでしょう。

TOMMY・YOSHIDA: また、日本に居る人じゃないと受けられない特典も海外でそのNFTを持っている人に提供できるようになると、海外のファンにも喜ばれるようになると思うのですが、いかがでしょうか?

Coordinator: はい、その通りです。NFTは、ブロックチェーン技術を使用して発行されるため、国境を越えて取引することができます。そのため、和楽器バンドのファンクラブの優待特典をNFT化することで、海外のファンにも特典を提供することができるようになります。これにより、和楽器バンドは、海外のファンにもアピールすることができるようになるでしょう。

TOMMY・YOSHIDA: 今はもうストリーミングがかなり広まっており、CDの売り上げがかなり激減してきております。これによってミュージシャンの収入がかなり落ちていると想定されます。そのためにNFTとかトークンとかメタバースとかWeb3のテクニックを使って世界中にアピールする方法を説明してください。

Coordinator:NFTを活用して、音楽作品やライブ映像などのデジタルコンテンツを販売することができます。NFTは、作品の所有権を証明するデジタル証明書であり、作品の転売によっても収入が得られる可能性があります。

トークンを活用して、ファンクラブの会員制度やライブチケットの販売などを行うことができます。トークンは、特定のサービスや商品と交換できるデジタル通貨であり、ファンとの関係を強化することができます。

メタバースを活用して、バーチャルライブやファンミーティングなどのイベントを開催することができます。メタバースは、仮想空間内での体験が可能なプラットフォームであり、世界中のファンと交流することができます。

Web3を活用して、分散型の音楽プラットフォームを構築することができます。Web3は、分散型アプリケーションが可能な次世代のインターネット技術であり、ミュージシャンは自分たちの作品を直接販売することができます。

以上が、ミュージシャンがNFTやトークン、メタバース、Web3などの新しい技術を活用して世界中にアピールする方法です。これらの技術を活用することで、ミュージャンは新しい収益源を確保し、世界中のファンにアピールすることができるようになるでしょう。

TOMMY・YOSHIDA:今日はどうもありがとうございました。

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