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かつての名曲、クラブヒットの新しめなアンオフィシャルRemix達をピックアップ!今週のレコメンド 2022/10/29

今夜はハウスやプログレッシヴ、トランスシーンで大ヒットした曲のアンオフィシャルなRemixを中心にピックアップ。

アンオフィシャルなRemixはブートレグとも言われることも多く、その多くはレーベルやアーティストからの正規のオファーが無くとも制作してしまったRemixのことを指します。

大きな理由としてはその曲のことが好きで仕事ではないけどRemixを手掛けたいというのが一番にあるのですが、自身のDJ用に使いたいけど原曲だと音が違いすぎるのでマッチする内容のものを制作した、コンペディションへ応募するために作成した、素材が公式で配布されていた(のでやってみたくなった)、新人プロデューサーの楽曲制作のスキルアップのためなど様々な理由で作られることがありますね。

その殆どは販売されないまま一部のDJやアーティスト達の間でパーティー用にシェアされるか、製作者本人がSoundcloudなどのサービスで公開することもあります。昔であれば勝手にレコードを制作して販売されているようなこともありました。

今回紹介するこれらの作品は2022年10月末の現時点では製作者本人がフリーダウンロードとして公開しており、DJやコレクターの方は勿論、原曲ファンにとってもかなりお薦めな内容となっています。

気になった曲があったら是非チェックしてみてください。


Fred Again.. feat. The Blessed Madonna
Marea (We've Lost Dancing) (Orkidea Remix)

2021年にハウス系を中心にクラブシーンで大ヒットしたFred Again.. feat. The Blessed Madonnaの名曲"Marea"

オフィシャルのRemixやブートレグ、Mashupを含めて多くのネタが作られている本作ですが、Pure TranceやPure Progressiveの中核を成すメンバーの一人で近年ではSimon PattersonのⅦのメンバーとしても活躍を続けるProgressive Tranceシーンの雄Orkideaによるブートレグが公開されました。

2021年にOrkideaがパーティー用に作成していたRemixでProgやMelodic系のピークタイムやラスト辺りを彩るであろう極上の内容となっています。

私達自身も先行して頂いていたので様々なパーティーやラジオショーでDJプレイし、この曲から良い思い出を頂いてきました。かなりお薦め!



Rui Da Silva - Touch Me (KREAM Remix)

現在のダンスシーンにおける最先端を行くプロダクション、更にそれらを駆使して制作する過去の名曲のブートレグやMashupを公開することでも多く知られているメジャー系のDJデュオKREAMによるブートレグは2001年に大ヒットを記録したProgressive Houseアンセム”Touch Me"。

2020年にもPAXによるオフィシャルRemixやカバーバージョンがヒットして話題となった本作。KREAMによるRemixはメインストリームのHouseは勿論、Melodic HouseからTech House辺りまで受け入れられるであろう堅めのグルーヴ+Touch Meのあの妖艶なボーカルがマッチした好Remixとなっています。

Vintage CultureやALOK辺りのDJからTiestoやDavid Guettaに至るまで幅広い層の支持を得ているのも納得の1作。これがフリーは熱い!

Paul Van Dyk - For An Angel
(Dylan Deck Unofficial remix)

Paul Van Dykの代表作で1990年代のトランスシーンにおける象徴的なリリースの1曲でもある"For An Angel"のDeep系Remixが届きました。

Dylan Deckはマルタ出身の新人アーティストで本作はMelodic House ~ Progressive House辺りの音で活きてくる穏やかなサウンドとなっています。

"For An Angel"はオフィシャル、アンオフィシャル含めて数多くのRemixが世に出回っていますが、名曲であることもあってピークタイム向けな構成のRemixも多いので、こういうRemixもあると良いですよね。



お知らせ

私達Analog Journeyが運営に携わっているHousetribe Deepの最新作がリリースされました。


本作は特定の都市や地域で活躍するアーティストをピックアップする為の新EPシリーズの第一弾 "The Travellers EP -Hakata-”としてリリースしました。

収録曲は福岡在住の期待のMelodic ~ Progressive系アーティストSKAWZによる"Waiting For You"

そして博多のハウスシーンで大活躍中のDJ Sam TroyによるDeep House "Vertigo"


を収録したEPとなっており、福岡は博多の今のシーンをキャッチアップした内容となっています。美しいジャケットの画像はパーティーカメラマンとして活躍中の

Takashi Konnnai
https://www.flickr.com/people/astro_waste/

による博多の夜の一枚を使用させて頂きました。ありがとうございます!


Beatportでは先行して10月28日より。全ストアでは11月11日の発売を予定しておりますのでよろしくお願いします。どちらも良い曲です!

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