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かつてProgressiveサウンドを進化させたEric Prydz系サウンドの現在!Pryda一門の新作をピックアップ 今週のレコメン 2022/8/27

今週は2000年中期頃に大ブレイクを果たし、Eric PrydzとEric自身もプッシュしてきた人気DJ / アーティスト達の新曲をピックアップしています。

Eric PrydzはPrydaやCirez Dなどジャンルを超えた数々のプロジェクトで知られるスウェーデンのアーティストでデビューは2000年代前半。

2022年現在ではベテランの域ですが、かつてはSteve Angelloらと共に後の北欧系プログレッシヴサウンドの土壌を築いたパイオニア的存在の一人でした。

特に"Call On Me"や"Aftermath"の大ブレイクが有名で、ややエレクトリックでコマーシャルな明るいHouse / Progressive HouseシーンではPryda系サウンドが本当に流行りましたね。2000年代のProgressive HouseシーンにおいてはEric Prydz以前と以後に分けられるといっても過言ではないほど大きな影響を与えた存在と言えるでしょう。

近年ではプロジェクションマッピングの3D映像とレーザーショウを用いたEPIC (Eric Prydz In Concert)やHOLOでの演出や世界各地のフェスティバルのヘッドライナーにも名を連ねており、デビュー当時と音や形式は変わってきましたが現在も莫大な影響力を持っていますね。



Anyma & Chris Avantgarde - Consciousness (Eric Prydz Remix) [Afterlife]

現在のMelodic Technoシーンを牽引するTale Of Usのレーベルとして現在のダンスシーンでトップの人気を誇るレーベルAfterlifeからStranger Thingsネタで2022年最大のヒットを記録している"Running"でもお馴染みAnymaとEDM系のアーティストで現在では映画やゲームミュージックのプロデューサーも手掛けるChris Avantgradeによる合作"Consciousness"のRemixがリリースされました。

今回Remixを手掛けたのは20年近くに渡ってシーンのトップDJであり続けるスウェーデンのスーパースターEric Prydz。かつてのPryda名義の進化系ともいえるダークでメロウなProgressive House ~ Melodic Houseとなっており、世代を超えて支持されるであろう強烈なフロアトラックと言えるでしょう。

本作の楽曲のジャケットにも用いられていますが、Ibizaでのパーティーでこのデザインを使ったパーティーでの動画演出がまた凄い。専属VJだとは思うのですが、この曲のために仕込んでいるんですかね?


D*Note - Shed My Skin (Cristoph Remix) [Altra Moda]

D*Noteが2001年に発表した代表作"Shed My Skin"がリバイバル!

Pete HellerやMr SamのRemixが大ヒットし、これまでにも正規のRemixやBingo Player, Eelke Kleijnなどのカバーバージョンが多く作られてきた名曲ですが、今回正規盤としてリリースされたのは2017年にEric Prydz自身によってもプッシュされ、ポストEric Pryrdzの呼び声も高いUKのプロデューサーCristophによるもの。

原曲のあの美しい歌声と幻想的なストリングスを活かした壮大なブレイク、Cristophらしい疾走感のあるリズムを主体としたプロダクション、フェスティバルからクラブパーティーまで盛り上がるであろう完成度の高いRemixでMelodic Techno寄りのワークで先に紹介していたAnyma - Running辺りのサウンドが好きであればかなり気に入るのではないか?と思います。

Cristophは"Need To Feel Loved"や"As The Rush Comes"などかつてのクラブヒットのリバイバルに定評があるのですが、今回もきっちりいい仕事をしてくれていますよ。


Jeremy Olander - Murphy [Vivrant]

スェーデンの人気アーティストでVivrantのボスJeremy Olanderの新曲 "Murphy"がリリースされました。

少ない音数でシンプルなトラックながら美しいメロディーと繊細な作りこみが胸を打ちます。

Progressive House ~ Melodic Houseとどちらにも対応したトラックとなっていて、Jeremyらしいドラマティックな1曲と言えるでしょう。

Jeremy Olanderはデビュー後の初期作こそ当時のEric PrydzのようなかなりアッパーなProgressive House路線でしたが、現在はディープでメロディアスなMelodic TechnoやProgressive HouseのDJと制作が主体となっており、Jeremy自身もVivrantという自身のレーベル / パーティーをブランド化させています。

Pryda系とは違った人気を獲得しているのですが、アンダーグラウンドなPrydaサウンドの継承者的な側面はあるのかもしれませんね。


お知らせ

来週金曜日9月2日は佐賀県嬉野温泉にある江戸時代から続く旅館の老舗 "大村屋"さんで開催されるパーティーに出演いたします。スペシャルゲストDJには日本のテクノシーンのレジェンドでハッピー系の第一人者と言えばこの方YO*Cさんが登場!

温泉旅館の地下にあるパーティースポットという非日常的な空間で行われる面白そうすぎるパーティーで一緒に楽しみましょう!

私もサポート務めさせて頂きます。昨年末にもDJで伺いましたが、温泉まですぐのところにDJブースやフロアがあってかなり魅力ある会場でしたよ。

宿泊しなくても遊べます!詳しくは大村屋さんまでお問合せ下さい。


また、私達が運営しているパーティーAnalog Journey @ 渋谷orの前売りチケットも引き続き好評発売中です。こちらもご予定の確保宜しくお願いします!

9月はDJ4本あるのですが、どれも魅力的なパーティーなのでまたお知らせいたします!


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