推しメン -Young Costamado-

「推し」とは、

他の人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物。
[補説]アイドルグループの中で最も応援しているメンバーを意味する語「推しメン」が流行したことから、多く、アイドルや俳優などについていう。(コトバンク)

ドリオタに目覚めてからその動向を見守り続けてきた、究極の推しメンYoung Costamado。

noteを始めてからずっと、いつ彼について書こうかタイミングを見計らっていたんですが、先日メジャーデビューを果たした記念に今回は、Young Costamadoの魅力をたっぷりご紹介したいと思います。

Young CostamadoはBrooklynのCanarsie出身。Wave Gang / Crips所属の、筋金入りのWooラッパー。Pop Smokeの "Welcome To The Party" やFivio Foreignの "Big Drip" のMVに出演しているんですが、とにかく見た目が強烈。

細身に派手髪のラッパーがトップチャートを占める今のシーンで、巨漢、短髪、顎髭というビジュアル。

そして凄まじい肺活量から繰り出される骨太ラップは破壊力抜群。イヤホン越しに飛沫が掛かってきそうな臨場感。

そんなCostamadoは高校の頃アメフトに力を入れていて、将来を有望視されていた程の逸材だったそうです。しかし暴力事件で逮捕されてしまい、出所後はアメフトの道を断念してしまったんだとか。

アメフトからドロップアウトしたCostamadoは、程なくしてラップにのめり込みます。そして17才の頃に1st Single "FOLK IN THE TRUNK" をレコーディング。

Choに対するバッチバチのDiss曲で、一曲では飽き足らずPt.2までもリリース。その過激なリリックが、NYPDからも危険視されています。

時代と逆行する見た目とラップスタイル、血気盛んな性格で圧倒的な存在感を放つYoung Costamado。今年リリースしたEP「Woodemic」は、そんな彼の魅力がたっぷり詰まった傑作で、My Favorite Drillトップ10に入る位お気に入りの一枚。

とにかくずっとウルサイです。でもそれが良い。大半の曲をAXL BeatsとYamaicaが手掛けていますが、彼等もCostamadoに合わせて激しめのトラックを用意していて最高。

「Woodemic」には収録されてないんですけど、Dj Big Skippとの "Ride" もウルサイです。最高。

僕はCostamadoのラップを初めて聞いた瞬間一発で彼に惚れ込んでしまい、そこからずっとこの漢を推し続けています。

そんなCostamadoが先日、Epic Recordsの傘下であるKSR Groupと電撃契約を果たしました。

そしてKSR流通のメジャーデビューシングル "Like Woo" がリリース。

Black Robのウルトラクラシック "Whoa" と同ネタの "Joy" 使い。荒くれるDrillビートと合わさり現代流にアレンジされていて、フロア映えもすこぶる良さそう。

Costamadoのラップ、めちゃくちゃ上手くなってるんですが、彼の魅力だった攻撃的なフロウが鳴りを潜めてしまったのが残念。ちょっとラップが走ってる位がカッコ良かったんだけどなぁ。ま、メジャーデビューするってそう言う事か。


Wooの中ではバリバリ目立っていたけど世間的にはどマイナーな扱いだったCostamadoも、これで陽の目を見るようになってくれたらファンとしては冥利に尽きるというもの。今後も俺はCostamadoを推し続けると共に、彼の動向を暖かく見守っていきたいと思います。


DJ MoB

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Brooklyn Drill Mixtape -Mixky The Moo- on Mixcloud


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