Teach Me How to Woo Walk

2020年7月18日 14:59

HIP HOPと蜜月関係にあるDanceカルチャー。NYでも、Shake、Chicken Noodle Soup、Milly Rock…等、色々なダンスが生まれ大きなムーブメントを起こしてきましたが、Brooklyn Drillのラッパー達の間でも、彼等特有のダンスが存在しています。

1. Woo Walk

曲中披露されている左足と右足の踵を押し出す動き、これをWoo Walkと呼びます。

Pop Smokeの出世作「Meet The Woo」でも使われている"Woo"というワード。これは、PopやFivio等が所属するギャングチームの事で、彼等のダンスがつまりWoo Walkという事。

Woo Walkには他にも手を挙げる動作や、

片足を振る動作等があります。

特に方足を振る動作はPop SmokeのLiveやMVで頻繁に見られるので、印象に残っている人も多いのではないかと思います。

2. Blixky Twirl

片足を振ったり手をあげたり踵を押し出したりと、Woo Walkと類似する部分が非常に多いBlixky Twirlですが、Woo Walkに比べ動きに激しさが増しているように見受けられます。そしてBlixky Twirl最大の特徴は、しゃがんだまま回転する動きにあります。

Woo Walkとの差別化を図る為に、最近は意図的にこの動きを多く取り入れている印象です。

Blixkyとは22GzやNick Blixky等が所属するギャングチームの事で、彼等の仲間のダンス(動き)がBlixky Twirlと言う事です。

そしてWooとBlixkyは共に敵対関係にあり、Diss曲を発表し合ったり報復が行われたりと両者の関係は泥沼です。この辺の話は次回の記事にて詳しくまとめたいと思います。

3. Swipey Spin

800 Foreign Sideと言うWoo系のギャングに所属し、最近French Montana擁するCOKE BOYSと契約を果たしたMr. Swipey

そんな彼の十八番は鮮やかなターン。自身でそのターンの事をSwipey Spinと称しています。

MontanaのThat's A FactのMV出演(後にFivioと共にRemixで参加)からSwipeyとMontanaの交流は深みを増していく訳ですが、この曲を題材にした"SpinTheBlockChallenge"なるハッシュタグをSwipey自身が考案。これをTilTokに流す事で多くのTikTokerがSwipey Spinにチャレンジしました。