小学4年生の気持ち

 震災直後に生まれた息子は9歳、小学4年生になります。同じ学年で震災未経験者は息子を含めて二人らしい。

 東大を目指すようなったきっかけが「東大LEGO部」との出会いです。毎年11月下旬に行われる駒場祭(東大教養学部の学園祭)に知り合いの院生が展示を行っていることもあり、当時小学校1年生だった息子を連れて行きました。

 もともとLEGOが大好きだった息子は何を見て知ったのか東大LEGO部の存在を知っていたようで、真っ先に向かって午前中いっぱいLEGOにかじりついていました。

 そんな息子のクリスマスプレゼント、誕生日プレゼントは全部LEGO。

 しかし、小学4年生になりコロナの影響で2ヶ月間ずっと家にいる状態でLEGOが目の前にある状況が、彼にとってものすごく苦痛だったらしい。塾のオンライン課題が毎日あるし、私が出した課題もやらなくてはいけないし、

休校=LEGOができる

の方程式が彼の頭の中で崩れた。

 そうえいば自分が小4の時って、ちょうどファミリーコンピューターが流行って遊びまくっていた気がする。でも、ある日突然そのファミコンが消えた。後で分かったけど母が取り外して物置に隠したと。。。。
 その日から自分はファミコンで遊ぶのが「悪いこと」と感じ、友達の家にいってもゲームをやることがとても後ろめたく、ピアノのレッスンだったと嘘をついてそそくさと家に戻った記憶がある。

 50キログラム以上あるLEGOは現在段ボールの中にあります。自分で入れたみたい。もしかして、息子もLEGOで遊ぶことが後ろめたく思っていないか。。。目標とする「東大LEGO部」に入ることを見失っていないか。。。
彼の気持ちを聞いてみるしかない。

 

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