ジョージア隔離生活 二日目

*2018年から日本の家で活動していたYくん、昨年から次なる"日本の家"を立ち上げるべくコーカサス地方、ジョージアへ旅立ったKさんを追いかけて同じくジョージアへ。訳あって4月にライプツィヒに戻ったところコロナロックダウンに合いジョージアに帰ることができなくなってしまいました。4ヶ月のライプツィヒ滞在を経て8月、ジョージアへの入国許可が出た!とみんなの期待を背負って旅立ったのですが、そこへ待っていたのは2週間の隔離生活でした。そんな隔離生活の様子を毎日noteでレポートしてくれます。

隔離二日目、月曜日。
実はいまさら言うのも恥ずかしい事なのだが、歯ブラシを持ってきていない。
ホテルにあるだろぐらいの気持ちで、のこのこと引っ張られて来たが、どこにもなかった。
朝十時には目を覚ました。廊下から防護服をシャカシャカと鳴らす音が聞こえる。ご飯がもらえるのかと思い、テンションが上がっている自分がいる。実は断食でもして、精神を鍛えようと思っていたのだが、もらえるものは食っておかねば、申し訳なく思い、毎度食べている。
とはいえ、二日目。とはいえ、もう既に一万から二万は使っている。痛い。
それでも、ご飯の蓋を開けるとき、中に何が入っているのか、毎回楽しんでいる。


やっと十二時前。今日もようやく寝る時間だ。とはいえ、昨日も眠れたのは朝五時とかだった。
今日、ようやくフロントから電話があり、色々と確認できた。
まず一日80₾程、二週間で1200₾、約400€、つまり日本円で約4万円ということが確認できた。
まあ思っていた金額より半額以下になって嬉しかった。そして灰皿、体温計、歯ブラシを貰い、この隔離生活も中々快適な暮らしになってきた。
シャワーを一日二度入り、三食の飯も付いている。飯の時間が十時、三時、八時と比較的近いのが少し難。夜中にお腹が空いて寝られない。お供の酒もなく、寂しく独りで夜を過ごしている。

強制送還が未だに怖いが、大丈夫な気も少しする。
ここで日本に帰るのは、まったく望んでいないが、それもまた一興か。


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