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先生は学び続けることが使命

最近、実際に色々なDJの先生と交流を持つとともに、YouTubeなど動画でレッスン風景を見て研究しているのだけど、1つ気になったことがあったのでここに書き記しておきたいと思います。

これはDJ先生に向けてと同時に、これからDJをやってみたいと思う人がどの先生に教えてもらった方が良いのかの物差しとしても知っておいて損のない話です。

昨今DJが誰でも始めやすい環境になり、
DJをやりたい人に対し先生の数が不足していて需要と供給のバランスが合っていない状態です。
その状況からか先生が得意ジャンル以外のジャンルを教えるケースが増えていることが見受けられます。
例えば4つ打ち専門の人がHIPHOPを教えていたりなどDJキャリアの中で培ってきたことではないことを教えている状況です。

ここに落とし穴があって、機材の使い方がわかるしミックスの基礎は教えることができるからといって安請け合いすることが生徒さんにとってマイナスになることがあります。

僕はHIPHOPとR&BのDJを20年近くやってきたので他のジャンル専門の人が小手先の技術でHIPHOPを教えているとつぶさに元々HIPHOP系をやってきた人ではないなと分かります。

これは極端な例ですが、つい最近某スクールのレッスン動画を見ていて、

「えっ!?縦フェーダーだけでミックス?HIPHOPなのにクロスフェーダー使わないの?それフェイクDJじゃん!!
まず基本教えてから、オリジナルのやり方教えようぜ!!」

ということがありました。

これはミックスの基本構造は一緒でも、ジャンルによってミックスの所作は違うということです。
だから専門的にやってきた人でないと細かなニュアンスはわからないことがあるのです。

逆に僕がEDMや4つ打のミックスをやったとしても、できない事はないがずっとそのジャンルにこだわってやってきたDJから見ればミックスに違和感を感じたり薄っぺらいヘタクソなプレイに見えることもあると言うことです。

だから先生となる人は生徒さんとヒアリングした時点で門外漢の場合、得意な先生にバトンタッチすことが理想だが…ビジネスとしてスクールを運営している人そうはいかないと思う。

なので万が一先生は得意ジャンル以外を教えることになったとしたら
生徒さん第一に考え、先生側も生徒さんが一番学びたいジャンルを徹底的に勉強、研究し生徒さんに歩み寄っていかなければ間違った方向に導いてしまうことになる。
最悪DJの楽しさを見いだせないまま辞めてしまうことになるかもしれない。

これからDJスクールに通いたい人は自分がやりたいジャンルを明確にして、そのジャンルが得意な先生がいるかどうかを確認し、先生としっかりヒアリングすることで理想のDJに近づけるのでスクール選びは雰囲気やコミュニティに加え先生の質にも目を向けてみると良いです。

DJて楽しそうだなって思ってもらえような記事を毎日書いていきたいと思います😄