自己紹介と僕が思うボカクラ

誰かの目に止まるかもしれないので簡単に自己紹介をしておきます。滋賀県在住、趣味でDJをしています。出る現場はアニソン・J-POP、まれにボカロイベです。好きな音楽ジャンルは多いので割愛しますがラウンジ系のジャンルが最近は好きで特にLiquid funk、HipHop、R&B、JerseyClub、Houseにハマっておりここら辺でプレイをすることが多いです。音楽以外では食べることと寝ることが好きです。人の目に触れる文章を書くこと自体がほとんどないため読みにくいかもしれないですがご了承ください。

さて自己紹介も終わったのでタイトルにある「僕が思うボカクラ」について少し書いていこうかなと思っています。まず「ボカクラ」とはなんぞやって感じですが「ボーカロイドクラブイベント」の略だと勝手に思ってます。内容はクラブでボカロが流れるよって感じです。そんなイベントに大学生3年の頃くらいから通い始めました。僕がボカクラに通っていたのは約4年前から2年間くらいです。

僕は約3年前にDJデビューしそこから仕事も始まりなんとなくボカクラへ通わなくなりました。通わなくなった理由は仕事の休みと合わなくなり、有難い事に出演の数が増えて休みが取れなくなったという二つです。

しかし最近、自分が出演するパーティー以外にも遊びに行く事はあるのになんでボカクラに行かなくなったんだろうとふと思いました。この記事ではそんな自分の疑問についてボカクラを離れて、また自分で出演するようになって思った事、感じた事を書いていきます。一部の人からは批判をしているように見えるかもしれませんが一個人の偏見だと思って流していください。もしくはこんな考え方をする客もいるんだなと思ってみてください。

「なぜ他のパーティーには遊びに行くのか」について考えてみようと思います。これは簡単です。僕が求めているDJの形があったからです。僕が求めるDJの形は「何が流れても受け入れるフロアがあり、プレイしているDJが楽しんでいる」です。DJを始めたきっかけがこんな感じのパーティーだったし自分がプレイをするときも縛られない方が楽しかったからです。だからアニクラ中心ではありますがなんでもありのオールジャンルパーティーに遊びに行くとが増えました。

ではなぜ「ボカクラに行く事がなくなったのか」 これも考えてみれば実は簡単だったのかもしれないです。それは「クラブの捉え方が違う」そんな風に感じたからです。僕の思うクラブは色んなジャンルの音楽のジャンルが流れるのはもちろんですがお客さんが好きに楽しんでいる、そしてDJは黙々と曲をかけるって感じでした。しかしボカクラでは選曲もパフォーマンスも盛り上げるプレイをする人が多い。自分の中では「クラブ」よりも「パーティー」とか「イベント」という捉え方をしていました。自分のクラブの捉え方はメインタイムに向けてゆっくりとレジデントがフロアを温めゲストが上げてまたレジデントがゆっくりとフロアを落としていく。もしくは熱量を保つ。そんなイメージだったんですがボカクラでは上がりっぱなし。休憩時間なし!という感じで疲れることが多くなりました。元気だなーと思う反面、ついていけないなと思う自分がいて行くのをやめていました。またパーティーに2500円は高いなと ドリンク代も500円、最近では600円します。高いものだと700円…安月給の僕には割と辛い…それだったたら仲良い人たちと居酒屋の飲み放題でワイワイしている方が楽しいなと思ってしまいました。

ひとつ勘違いして欲しくないのは盛り上げるなということではないです。むしろお客さんがいるんだからしっかり盛り上げなきゃいけないと思います。でもDJ全員が盛り上げ役をやってしまうと6~7時間もあるパーティーが最後まで熱量を保てるのかな?って疑問に思ったからです。どこかで落ちる場所を作らないとしんどいなと思わないのかなと。上げる事だけが楽しいのではなくお客さんが自然と体を揺らして気持ちよさそうにしている事だってブースから見ていたら十分楽しい事なんです。少なくとも僕は楽しいです。

そんな感じで「クラブの捉え方が違う」この理由でボカクラには通う事をやめました。

しかしそれは偏見であるとここ1年くらいで痛感しました。2017/6/2 VOCALOID Infinity、11/4 VOCALOID Crossingに出演させていただいて関東のボカロDJさんのレベルの高さ、フロアを見る力、選曲、そしてお客さんの受け入れる器に広さに感動し感銘を受けました。多分東京のボカクラが全てああいう形ではないと思いますがそれでも自分が理想とする「ボカクラ」の形がありました。また最近ではVOCALOID SINFONIAも似たような雰囲気を感じました。関西ではVOCAtraVERSが理想とするボカクラです。

そんな感じで少し前に僕が持っていたボカクラのイメージは古いものなんだなと痛感しました。もし僕がまたボカクラをやるなら「自分が理想とするボカクラ」にできる様に尽力したいなと思います。

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