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Nick De Caro And Orchestra – Happy Heart (1969)


インスト曲は映画音楽やビートルズの楽曲をイージー・リスニングにアレンジしてるんだけど個人的には今ひとつ乗れない。(自身の好みとしてあまり過剰なオーケストラが苦手というのもあるにはあるが) 次作『Italian Graffiti』があまりにも傑作過ぎるせいか期待値が上がってしまった結果あまりリピートしていない一枚。が、しかし、2曲だけ収録された歌物がたまらなく良い。1曲はDiana Ross & The Supremes And The Temptationsの「I'm Gonna Make You Love Me」、そしてもう1曲がThe Beach Boys「Caroline, No」。
アレンジャーとしての側面はもちろん素晴らしいんだけど、この人は歌の人なんだ。デカロが歌うと途端に特別な郷愁感漂うなんともうっとりとしたムードが仕上がる。本当にもっといろんな歌を歌ってもらいたかったミュージシャンの1人。


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