気になるイヤモニの沼

2020年3月現在、世間様はどうにも落ち着きがありませんね。


とは言えそれは仕方ない事ではあります。対応云々はあれど、基本的には誰が悪いなどということはないので。


しかし、気落ちというか、今ひとつハッピーな気持ちにはなれないのが実際のところです。楽しみにしていたイベントも中止や延期が相次ぎ、経済的にも世界的に不安定な様相を見せています。


経済を回す、と言うのは簡単ですが、実際に何が良くて何が良くないのか、良し悪しなんて分かりません。しかし、ちょっとしたストレス発散の昔からある手法と言えば、お買い物ではないでしょうか。


音楽を聴く時に、せっかくなら良い男で聴きたい。今回はイヤホンについてのお話です。


(※以下は2020年3月21日現在、加筆修正を前提に書いています。)


さて、イヤホンとざっくり書いてしまいましたが、イヤホンと言っても世の中に数えきれないほどの製品があります。それこそ100均にもイヤホン自体は置いてあるわけです。


しかし、良い音なんて書いておいて、まさか100均のイヤホンなどということもないでしょう。100均のイヤホンをある程度鳴らす魔改造もあるらしく、ちょっと試してみようかと考えてもいますが、それはまたの機会に。


加えて、僕は別にピュアオーディオが好きなわけでもないんですね。ポップスやクラブサウンドを好んで聴いていますし、一応はDJの端くれなわけです。


するともう、インイヤーモニター(IEM、以下イヤモニと略しましょう)になってくるわけですよ。わずかにDJ用イヤホンという製品もありますが、数が少ないのと現在入手がやや難しいという点で、DJで使えるイヤモニを考えていきます。


このイヤモニ、基本的にはバカが付くほど高いです。モノにもよりますが、そこそこのレベルの鳴りの良さであれば、程度によってはヘッドホンの方がよほど安く手に入ります。


しかし、DJをしていてふと、遮音性やスマートさを考えるならイヤホンという選択肢は非常にアリだと感じる機会があり、調べていくうちにちょっと手を出してしまいました。


さて、イヤモニといっても、DJユースを前提にいくつか前提条件があるように感じます。


①カナル型である。

イヤモニである以上は大半の製品ほぼ間違いなくクリアしている筈ですが、クラブのような環境である事を考えると、インナーイヤーイヤホンではなく、遮音性の高いカナル型のイヤホンになります。インナーイヤーのイヤモニがあるのかはわかりませんが、念のため。


②リケーブル可能

激しく動くDJプレイにおいては、断線などの際にリケーブルが出来るというのはありがたいメリットです。ヘッドホンもDJ用のモデルならケーブル脱着式の物が多数ありますが、同様にイヤホンもケーブルが脱着できます。普段使いなら別途レシーバーを購入すれば、Bluetoothでも使えるようになります。

ただ、これがけっこう曲者で、まず本体とケーブルの接続にはMMCXという規格と、各メーカーが独自に開発している2pinという接続があります。これを調べずに適当に本体とケーブルを買うと、規格が合わずに買い直し、という泣きを見ることになるので、接続にはよく注意してください。

また、イヤホンジャックも面倒です。普通のDJ用ヘッドホンなら3.5ミリミニジャックに6.3ミリの標準プラグが付属、というのが一般的でしょうが、イヤホンのケーブルはここに2.5ミリと4.4ミリというジャックが加わります。DJユースを前提にするなら3.5ミリのジャックを選んで6.3ミリのプラグに変換するというのが良さそうです。ケーブルも様々な種類が各メーカーから発売されていますが、それぞれの端子をよく確かめてから購入する必要があります。


③解像度が高い

つまりは良い音、という事です。イヤモニは高いと言いましたが、最近は新興中華メーカーから激安機種が出たり、はたまたコピー商品まで出回っているようです。新興中華メーカーの激安イヤホンはちょっとそそりますが(例えばKZやAuglamourは少なくともデザインは派手で面白いですね。和製メーカーだとアストロテックなんかも格安)、コピーはいろんな意味でいただけません。そもそも音質的にダメだろうし。ドライバーを考えても、金銭的にある程度は覚悟するハメになります。

少なくとも上記を満たす必要があるわけです。色々と調べて(という名目でひたすらネットサーフィンをしていただけですが)、結果的には下記のメーカー辺りが候補でしょうか。

①shure

②SENNHEISER

③ultimate ears

④westone

⑤campfire audio

他にも色々とメーカーはありますが、コンシューマー向けの機種を出している(あるいは出していた)メーカーとなるとこのあたりではないかと思います。

イヤモニというとカスタムIEM(オーダーメイド)をやっているメーカーも多いですが、天井知らずの世界なので割愛します。あくまで現実的に、しかし出来るだけ良い音で落とし所をキチッと見つけていくことを目標にしています。

現在気になるのはcampfire audioです。ハウジングにアルミやステンレスを採用しているため割れなどの恐れがなく、雑に使いがちなDJ現場でも優位に働くはずです。ドライバーを考えると割高にも思えますが、音質には好みもあるわけですから、ここは合うか否かでしょう。


現時点ではあまりにスカスカの記事ですので随時追記していきます。ひとまずはこれにて。

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