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僕が「HIRAC FUND」のパートナーを選んだたった一つの理由。

人生の岐路は突然やってくる。

僕が投資しているベンチャーでご興味に沿うところがあればご紹介させていただきたく。

と、マネーフォワードの金坂さんから声を掛けてもらったのは6月30日に僕がFacebookに取締役退任の報告を投稿した直後でした。

金坂さんには2017年CAMPFIREにマネーフォワードから出資頂いた時からお世話になっております。CAMPFIREから離れて時間も経っておりましたが、このタイミングで声を掛けて頂けたことがとても嬉しかったです。

数日後、HIRAC FUNDを通じて出資している企業のご説明を聞き
金坂さんから「高村さんはこれからどんなことをしたいんですか?」という質問に

またスタートアップ企業に携わりたいと思ってます。
特にまだスタッフも数名くらいで、立ち上げたばかりのフェーズがいいですね。最近、いくつかのスタートアップCEOにお会いして会社のビジョンや事業計画、その他苦戦していることなどのお話を聞いていると勝手にワクワクしてしまい、自分に何ができるか?をまだ考えている段階です。

とお伝えした瞬間

それ、VCですね。

という金坂さんの一言に「え?」となりました。

僕のVCへの印象が変わった。

金坂さんとの面談を終え、すぐにHIRAC FUND代表パートナーの古橋さんをご紹介頂き30分後にはオンラインで面談をする流れとなりました。

古橋さんのことを30分の間に調べまくりましたが、Tarzanの「脱げるカラダ」という企画にムキムキで掲載されてる写真のインパクトが強く「怖い」という印象を持ったまま面談が開始しましたが、共通の知人も多く、何よりも気さくに話をされるので、面談を開始して3分で数年ほどお付き合いのあるような距離感でお話をすることができました。

若い起業家をもっと起業家がサポートしていく仕組みが日本には必要だと思うんですよ。それをHIRAC FUNDで実現したいんです。アドバイスや相談に乗るということもありますが、若い起業家と一緒になって悩み、考え、成長させていくというのがHIRAC FUNDのスタイルなんです。

古橋さんのこの説明を聞いた時に、僕が思っていたVCとは違っていて
一緒になって」という姿勢にとても共感しました。

古橋さんと金坂さん

「顎をひいてください」と言われても顎をひかないスタイル。

これまでやってきたこと。

僕はこれまで、スタートアップ企業数社で様々な役割を経験してきました。

カスタマーサポート、マーケティング、プロモーション、マネジメント、経営に加えて、社長付特命担当というような特殊なミッションなども経験させて頂き、起業家・経営者が実現したいことをどうやって実現させれるかをいつも考えていました。そこで経験できたことは僕にとって何事にも変えがたい宝となっています。

当然、全てが順調にいったわけではありません。
新しいプロジェクトに挑戦するも失敗したことは数えきれません。それだけではなく、お客様からの苦情・スタッフ同士のトラブル・会社のキャッシュが危機的状況に陥るなど、今でも思い出すと胃が痛くなるほどのハードシングスも経験しました。

しかし、そんなスタートアップにまた関わりたいと思っているのは、起業家の想いに共感し、実現したい未来に少しずつ近づくワクワク感を関わる人たちと「一緒に」味わいたいからです。

光井さん

光井さんに「note書きますので、もうちょっと待ってください。」とお願いしているところ。

これからやっていきたいこと。

僕のHIRAC FUNDでの役割は新規投資先のソーシングや既存投資先の支援、LP コミュニティ作りと運営になります。

投資先の支援に関しましては、起業家へのアドバイスというだけではなく、できるだけ「一緒の立場として」共に悩み、乗り越えるまで伴走できるような支援をしたいと考えております。

特にシードからアーリーステージにおけるハードシングスのようなシーンでは、起業家が相談できる相手は限られてしまいますので、そのような時に、気軽に相談をできるような存在として関わりたいと思っています。

苞山さん

苞山さんに「僕もカメラ撮るの好きなんですよ。」と言ったら「私はカメラそこまで得意じゃないんです。」と言われた時の顔。

あの時も人生の岐路は突然でした。

2003年の12月

僕が家入さんに初めて会ったのは福岡空港の出発ロビーでした。
韓国視察に2泊3日ほど同行させて頂く機会を頂き、部外者である僕を韓国企業との商談にまで同席させて頂きました。

圧倒的に人見知りで、人の目を見て話をすることが苦手な方でして、初対面の印象は

この人、本当に社長さんなのか? 会社、大丈夫なのか?

当時はお酒も一切飲まないですし、話すこともボソボソと

「高村くんコーラ飲みたい。。。

くらいでした。

しかし、韓国企業の社長に対していざプレゼンをはじめた時、頑なに揺るがない自分が見えている将来のイメージを話す時は、流暢に話しはじめた時にびっくりしました。

「これからインターネットは個人の表現の場になる!」

当時はまだADSL通信すらもまだ普及しはじめた頃だったと思いますが、インターネットの可能性と実現したい将来像を話している姿を見て、

僕は「この人の実現したいことを実現したい。」

と思い、福岡空港に帰ってきて初めて家入さんから名刺をもらい、翌々月にはpaperboy&co.に入社させてもらっていました。

そこから、おおよそ20年という期間スタートアップ企業に携わるきっかけとなった出会いでした。

CAMPFIRE6周年イベント

2017年 CAMPFIRE 6周年イベントにて。


「僕は、また出会った時の家入さんのような方を探すためにVCになったのかもしれません。」


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