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DIYで自宅屋根に太陽電池を設置する(当然、売電も!)第13回 軒までも上がれない

 関西電力との契約、お役所への申請が終わり、次は施工図の作成と部材の発注です。部材の納期は長いものでも1か月なので、先に施工図の作成を進めることにしました。

①屋根の寸法計測

 施工図を作成するには、屋根の正確な寸法が必要です。そのためには屋根に登る必要があります。幸い、転居時に防犯カメラを設置した関係で、5.7mのはしごになる、多機能アルミはしごを持っていました。

はしご

 これで、屋根にに登り降りすれば良いと考え、実際に立てかけてみることにしました。しかし、少々問題が・・・
 我が家は敷地一杯(建ぺい率65.5%)に建物が建っています。なので、壁と敷地境界までの距離が60cm程しかありません。そこに、軒下約5.6mに6.7mのはしごを立てかけると、
          cosθ=60/670 θ=84.85°
ほぼ垂直です(笑)でも、絵に描くと

はしご立てかけ

いけそうな気がします(笑)
 そこで、はしご上部にロープを2本結び、2枚の窓から1本ずつロープを部屋に通し、部屋の中で2本のロープを結んで、はしごが後ろに倒れない様にしました。
 そして、登りました。

一歩、一歩、ゆっくりと。

落ちるとフェンスを超え更に2m下に落下です。

それは「死」を意味しています。

一歩ずつ登るたびに、はしごがきしみます。

そして、体重ではしごが反ります。

2階の窓の高さまで上がった時に、足が止まりました。窓の向こうには妻がいます・・・
そして私は妻に言いました
「体重ではしごが反ってる。これ以上登ると、後ろに倒れる。次の一歩がで、で、出ない・・・」

その時、はしごは多分こんな感じだったはずです。

はしご立てかけ2

はしごの関節部分がしなって、はしご全体が反ってしまいました。そして、私のバランス感覚が、体の重心が体の中心を超えているのを察知し、これ以上の重心が中心を超える行動に自然とブレーキをかけています。

何とか軒から頭を出し、屋根の流れ方向の長さだけでも確認したかったのですが、全く何もできませんでした。

作戦変更です。

私はゆっくりと、降りて行きました。その姿を見た妻は私に、

「アホな死に方せんで良かったな。」

と労ってくれました。

つづく



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