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DIYで自宅屋根に太陽電池を設置する(当然、売電も!)第06回 架台の選定

 前置きが長くなりましたが、いよいよ設置に関する具体的内容に入っていきます。まずは、架台の選定です。屋根の種類によっても工法が変わり多岐に亘るので、ここではスレート屋根のみについて比較検討します。

①調査方法

 言うまでもなく、Google検索とYoutubeです。Googleという会社の目的が「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること。」であることは有名です。そのため、かなりの事が通常のサイト検索と画像検索でわかるので検索しまくりました。そして、大きく分けるとスレート屋根の架台は以下の3種類のようでした。

②屋根の構造

 太陽電池パネルの架台を屋根に施工するには、屋根の構造を理解する必要があります。また、架台の施工方法などに専門用語が出てきます。屋根の構造図は多くのサイトにあります。

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株式会社シェアテックより
http://www.yaneyasan13.net/

我が家の屋根は、
 屋根材=コロニアル(t=5.2mm)
 防水紙=アスファルトルーフィング(t=約1mm)
 野地板=コンパネ(t=12mm)
 垂木=45×60mm 455mmピッチ
です。
 ※太陽電池パネルを載せるには、野地板の厚みは12mm必要だそうです。

以下にスレート屋根の架台方式について説明します。

③縦桟-横桟方式

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サンテックパワージャパン株式会社HPより
https://www.suntech-power.co.jp/products/installation.html

 方式の名前は私が勝手に付けました。屋根に縦桟を固定する金具(図左)を取り付け、縦桟に横桟を取り付け、横桟に太陽電池パネルを固定する方式です。縦桟を受ける金具は垂木に固定するので強度が高く、また、パネルの”辺”を横桟で受けるので安心感が高いです。メーカーはこの方式が多いようです。ただ、桟を精度良く設置するには手間が掛りそうで、金具を設置する垂木の位置出しは素人に至難の業です。また、一人で長い桟を設置するのは大変で、この工法はDIYには向きません。

④縦桟方式

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サンテックパワージャパン株式会社HPより

 縦桟-横桟方式から、横桟をなくした方法です。桟にとりつけた固定用の金具で縦桟上にパネルを固定します。この方式も縦桟は垂木に固定する必要があります。縦桟は横桟に比べて短いですが、それでも3m近くになる部材を屋根の上で一人で設置するには難儀することが容易に想像できます。

⑤4点独立固定方式

名称未設定 2のコピー

  左 屋根技研通販サイトYahnestより (https://www.yahnest.com/)
  右 サンテックパワージャパン株式会社HPより

 やっと出会えました、DIYに最適な固定方法。1枚の太陽電池パネルを4点独立で固定する方法で、部材が非常にコンパクトで軽い。しかも、垂木に固定する必要はなく野地板に固定するので、施工も簡単、位置の自由度も高い。そして、屋根技研さんの通販サイトYahnestで個人でも買える!
 不安材料としては、金具に太陽電池パネルを載せる工程が少し難しそうです。他の2つの方法は連続した縦桟があるので、一度固定金具から離れた位置にパネルを着地させ、桟の上を滑らせて固定金具位置まで持って行くことができますが、この方式だとピンポイントにパネルを着地させないといけません。これを傾斜のある屋根の上で出来るか少し不安です。そして、パネルの価格と相対して商品の金額が高く感じます。

⑥まとめ

 なにはともあれ、パネル固定方法は、4点独立固定方式である、屋根技研さんのスレート金具3を選定しました。購入数量は、以降のパネル設置枚数で決まってきます。

つづく

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