2024.01.31「パーマネント」

 先週の金曜日、人生で初めてパーマをあてた。
 半年以上も美容室に行ってなかったので、前髪がエライコトになっていた。とにかく日中は前髪を分けて耳にかけていたので、まだまだ伸ばせるとも思っていたが、ご飯食べるときに垂れてきて邪魔な上に、分け目からハゲが進行してたので、急遽、切ることにした。あとランニングのとき邪魔なので、洗顔用のヘアバンドしながら走ってたことがダサいと気づいたのもあった。ワカチコ状態だった。
 反動で短くしようと思っていたが、真冬にさっぱりし過ぎるのもアレなので、パーマをあててみることにしたのだった。

 予約は電話で入れるタイプの美容室なので、声を振るわせながら「パーマをあててみようと思う」とオーダー。ただでさえ電話で緊張するのに。おそらく声が震えすぎて、よっぽど電波が悪いのかと思われてたことだろう。

 施術後、中々に似合ってて、これはモテちゃうなと思う気持の一方で、幼馴染のY君を思い出してる自分もいた。
 Y君は小学生の頃からの幼馴染で、「喧嘩するほど仲が良い」と言うから、という理由で殴り合いをするような仲の良さだった。そんなY君が、短髪の天然パーマだった。
 Y君もカット次第では良い感じになってたんだろうなと思いつつ、濡れたときのあの感じなど、苦労は絶えなかったのだろうなと、最近は毎朝セットしながら思いを馳せる。
 Y君と最後に会ったのは大学の頃だ。幼馴染4人で和歌山の端に行こうという話になり、デカい鯨のアレの標本と写真を撮ったのが最後だ。いま何をしているのだろう。いや、連絡して聞けば良いだけの話なのだが。

 以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?