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悪い大人の手本でいたいんだ

はっきり言うと何者にもなれてない。
子供の頃の自分に見せたらどう思うだろう。

……多分どうも思わないか、笑ってくれると思う。
実際やりたい事はやれてるし、昔の自分に自慢出来る(というかマウント取れる)自分にはなったと思う。

ただ、このままでいいのかという気持ちもある。
「自分」としては褒められるような人間だけど「人間」としてはどうだろう。
何も成し遂げてないような気がする。
死んでも数年後には忘れられる。いや、もっと早いか。
そして、ここにいた事も忘れ去られる。「消える」という二度目の死を迎える。大半の人間はそうなんだろうけど。

自分の事を承認欲求が強い人間だと思っている。なので正直何かを残したい。
wikipediaに残るからと言って大量に人を殺したりとか悪に手を染めるみたいなそういう何かではない。もちろん。
吉村秀樹が言っている「悪い大人の手本」とはそういう事ではないと思う。(タイトルにもなったジャックニコルソン本人は『カッコーの巣の上で』とかでそんな悪い大人を演じていたが)
「バンドで存在していたい」って言ってるし。存在するには悪い事出来ないし。

定職につかず、やりたい事をやって、昼間から酒を飲んで、タバコ吸って、夕方に寝る。そんなだらしない大人だと思う。

自分は今の所タバコ吸う事以外はやれてる、というか流れでそうなった。

でも「悪い大人」ではなく「ただのクズ」だ。

自分で何かを持った上で出来ているなら「悪い大人」なんだろう。そこにはまだ辿り着いていない。

何か残したいけど、伝説にはなりたくない。そんな思いはある。

僕はどんどんと年をとっていく訳で
作るものはどんどんと色褪せる

君がその先大人になっても
悪い大人の手本でいたいんだ

bloodthirsty butchers「JACK NICOLSON」

しょうがないと思われても面倒くさいと思え
のたれ死んでしまうかもしれないが
このスピードを 保っていたい
このバンドで 存在していたい
行くさ

bloodthirsty butchers「JACK NICOLSON」

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