人に与えるとは ②

皆さんこんばんは。

「さいこうが最高なアウトプットをするブログ」へようこそ。


一つ前の記事で
「The Giving Tree」
という本を紹介しております。

⚠そちらの記事をまだ読まれていない方は
読んでからこの記事を読むことをおすすめします!


みなさん。


「与える」

について考えていただけましたでしょうか。


もちろん、いろいろな解釈があるとは思います。
これから書くことはあくまで、

「僕の解釈」

ですので、温かい目で見てくださると嬉しいです😊

ほとんどの人はこの物語を読んで
・木は何をしたかったのか?
・何も得てないじゃないか。
・男が貰いっぱなしで不公平だと思う。
・何のために木は全てを与えたんだろうか。
ということを感じたと思います。

僕も最初はそのように感じました。



ではなぜそうかんじるのでしょうか?

僕が思いついた理由としては


『与える』


という行動に対して僕たちの心のどこかで勝手に


『感謝されること』や『見返り』


がくっついてるからではないかと言うことです。



『与える=奪われる』と思ってしまうと与えたくなくなりますし、

与えた分返ってこないと考えると”損した気分”になります。

その結果、割りに合わないと感じてしまいます。



でも、よく考えてみてください。



本来の『与える』の定義とは


「自分のものを相手に渡し、他人のものとする」


です。

感謝も見返りも含まれてはいません。



僕はこの木のことを見た時に真っ先に思い浮かんだ人がいます。

誰だか分かりますか?




それは『両親』です。



僕のことを育てる中でひたすら与えて、与えて、与え続けていましたが

これまでただの一度も見返りを求められたことはありませんでした。


「育ててあげたんだから。」
「お金をかけてあげたんだから。」
「たくさん親孝行してね。」

なんて言葉は一度も聞いたことがありません。


ただひたすらに僕の幸せを願い、


「僕が幸せそうにしているのを見るだけで幸せ」




言葉にして伝えられたことは多くありませんが
そうゆう想いをひしひしと感じています。




では、僕の両親は不幸でしょうか?

こんなの不公平だと感じているでしょうか?

損してるな。と感じているでしょうか?



本人たちに聞いないので実際のところはよくわかりませんが、

恐らく、いや絶対にそんなことはない。

息子の僕からは、むしろ幸せそうに見えています。


そして見返りを求めずに育てられた結果、
今の僕は親に深く感謝していますし、

『恩返しをしたい』
『自分の子供にも同じことをしてあげたい』

と心から感じています。


そこで僕は思いました。



『与える』とはまさにこうゆうことなのではないか、と。



何も見返りを求めずにその人のためを思って与え続けると、

与えられた人の中にはその有り難さに気づき、

与えてくれた人への恩返し、もしくは他の誰かに与えようとする。

そして与えられた人がまた誰かに…というように

『与えるの連鎖』

が繋がり"悪意のない幸せ"が広がって行く。


この「与える木」はそのことを
この男性に伝えたかったのではないか、と僕は思います。



勝手な妄想ですが、

もし、この物語の続きがあるとすれば


男が木の有り難さに自分で気づき、

木に感謝をして恩返しをして

自分の子供や孫に見返りのない愛を与える。


そんな姿が描かれていると僕は信じたいです。



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この解釈を聞いて、

『世の中そんなに甘くない』

『与え続けてもありがたさに気づかない人間もいる』

『自分にはそんなことできない』

『きれい事を言うな』


こんな風に思う方もいるかも知れません。


正直な話、その気持ちはわかります。


ですが、僕はこの身をもって

『与える』と言うことの

『素晴らしさ』と『美しさ』を知ってしまっています。



誰がなんと言おうと

”少なくとも僕は”


『与える』を意識して

『与える』を実践し


世の中に

『与えるの連鎖』

を広げていきたい。


そう思っています。



長くなりましたが、最後まで読んでくださり
ありがとうございました。


良ければコメント欄に感想(批判的なものでもOK)やご意見(内容に関係ないレイアウトなどについてでもOK)をいただけると幸いです。


では、素晴らしい一日をお過ごしください。
今日も生きていてくれてありがとうございます。


齋藤剛熙

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