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山陰のとある農事組合法人の社員。作業員。 雇用就農という形で就農。農民でありながらサラ…

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山陰のとある農事組合法人の社員。作業員。 雇用就農という形で就農。農民でありながらサラリーマン。

最近の記事

農農とnote 「"農業"のこと(2)」

農業はエゴ 私の農業の原体験は、母方の祖父の家の稲作でした。  道路の舗装がなくなるほど山奥の集落で代々引き継きつがれてきた水田。山の申し子とでも呼ぶべき祖父を筆頭に、日頃からコメを分けてもらっている私の家族や親戚が田植えや稲刈りの時期になるとぽつりぽつりと集まってはみんなで作業に勤しみます。  子供だった私は、休憩時間のお菓子を楽しみに弟と一緒に虫を探し、川で遊び、少しだけ手伝いもする正統派な男児だったと思います。  「おコメを作る手伝い」  それが私の中の「農業」でした

    • 農々とnote 「"農業"のこと(1)」

       猛暑冷めやらぬ侯、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は毎日熱中症で倒れてしまわないかとヒヤヒヤしている毎日です。(ひとつも涼しくはありませんが…)  さて、noteには投稿者の皆様による千差万別・多種多様な「農業」にまつわる記事が多くあります。  差し出がましい話ではありますが、私はこと「農業」を語る上ではこの言葉の示す範囲はハッキリとさせておくべきだと思っています。  というのも、「農業」という言葉がそれほどまでに広い範囲を指し示す言葉だからです。 * * *  皆

      • はじめに —投稿動機と自分語り—

         就職活動に失敗し、社会人になり損ねたのが22歳のころ。数年間右往左往していた私ですが、20代も半ばを過ぎたころに意を決して「農業」の世界に足を踏み入れることにしました。  一念発起して個人農家になった、というわけではありません。農事組合法人への就職、いわゆる雇用就農というやつです。  これは、当時の「農業に携わりたい自分」と「きちんと会社で働いて欲しい両親」のどちらも納得できる就農の形でした。実際、月給制で農業生産を仕事にできるのは、収入の面でとても大きなメリットです。また

      農農とnote 「"農業"のこと(2)」