Thrill jockey in applemusic Vol.7
Thrill 050
TNT/Tortoise
ポストロックを代表する名盤、と呼ぶにはあまりにも異質。この種の瑞々しさ、躍動感、開放感は界隈が無意識に唾棄してきたものでは無かったか。
シーンが成熟した後にカウンターとして現れるというなら話も分かるが、発表はまだ黎明期の98年。
既に2枚目でロックの先を完成させてしまった彼等は、この3枚目で、ロック以外なら何でもいいと言い放ったwireよろしく、ポピュラーミュージック以外なら何でもいいとばかりに世界中から集めた音色、フレーズ、リズムをハードディスク上に重ね合わせ、先の先へ行ってしまい、この世から「ダサい音」という概念を消してしまった。
一つの音楽作品としての完成度もさることながら、そこがヤバい。2020年の今もポピュラーミュージックが先進的であり続けられてるのはこの作品からの道筋が袋小路を避けてくれていたからだと思う。
その後の道筋の先のrandom access memoriesの影響もでかかったが、礎は間違いなくここ。
Thrill 051
to run more smoothly/sue garner
重く、暗く、静かに力強い女性SSWです。
rose colored glue、涙腺が緩んでしまいます。
こういう曲に弱いです。silver wingsも好き。
Thrill 052
S/T/Nerves
ポストパンク風味のストレートなガレージロックです。つまりgountの1stに似てます。
ボーカルが特徴的です。
Thrill 054
surveillance/Trans am
ダイナミックにロック回帰な雷鳴のようなドラムのマスロックらしいthe campaign、ハンマービートでレトロなhome securityが好きです。
Thrill 055
Turnstyles and Junkpiles/Pullman
ただただ美しい音が鳴るだけの1stです。
アコースティック?クラシック?ギターの重なりだけの演奏です。毒気の抜けたJohn faheyと言うか、NHKの海外旅番組のBGMみたいな音楽です。
何の邪魔にもならなくて良いです。
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