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Pearl Jam Daughter 和訳

英語力皆無ですが、大好きな曲、Pearl JamのDaughterを和訳してみました。

孤独と無気力
誰かの部屋の朝食の食卓

少女と暴力
少女は集中している
母親は大声で読み聞かせ、少女は理解しようとする
胸を張れるように

少女の頭の中に影が落ちていく
子供部屋で、何かが間違っている

「娘だなんて呼ばないで。そうじゃないの。写真を見るとどうしても思い出してしまうの。」

「娘だなんて呼ばないで。そうじゃないの。写真を見るとどうしても思い出してしまうの。」

「呼ばないで。」

少女は頭を抑えつける手を払い
立ち上がる

以下、気になる表現を注釈します。

Otherwise empty room
少女が自分の家を自分の家と思えていないということを表現しているのだと思います。ここで少女が家庭で何らかの問題を抱えていることが暗示されています。

Center of her own attention
次の節の母親の読み聞かせにかかっているようですが、少女が母親への恐怖に囚われているようにも、集中できない少女のADHDを暗示しているようにも聞こえます。

Tries to make her ploud
誇れる娘になって欲しいと、虐待めいた教育をしている、ということだと思いますが、娘側も母親の思いに囚われている、herは娘でもあるように感じます。

The shades go down it’s in her head
Painted room can’t deny there’s something wrong

shadeは母親の恐怖であり、子供部屋に降りるシェイドカーテンでもあります。painted roomは子供部屋であり、カラフルに彩られた少女の頭の中でもあります。情景の描写と心象の描写が多重に重なる非常美しく、エモーショナルな一節です。

Don’t call me daughter not fit to
サビで三人称から少女の視点に切り替わります。次節で写真を見て思い出していることから、大人になった少女の視点と予測できます。not fit toは、母親の期待に応えられる娘ではないという意味と、少女自身が母親を母親と認めたくない気持ちが重なっているように感じます。

物語りの最後、娘が母親の抑圧を跳ね除け、立ち上がる(であろう)シーンが描かれます。
大人になった少女にとって、母親はリアヴューミラーに写った小さな点になったことでしょう。
めでたしめでたし。


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