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ディスクは高さが命。そもそも地面に落ちたら取れない。

(写真は日本フライングディスク協会FBページよりより転載)

ディスクはフライングディスクとも呼ばれ、ふわふわ飛ぶことが特性です。この特性を活かしきれていないプレーが多く見られます。

そもそもディスクが地面に落ちたらキャッチすることはできません。浮いていればチャンスはあります。チャンスを増やすことが成長を促すのです。地面に落ちたらそれでチャンスは消えてしまいます。

浮いてしまっては、ディフェンスにブロックされてしまうではないか!とお叱りを受けそうですが、その高さの調節を練習で培っていくのです。

1、ディスクの高さを変えないプレー
2、ロングシュートは高さが命


1、ディスクの高さを変えないプレー

ディスクの高さを変えない方がスムーズなプレーができるパス。それは、ロングシュート以外の全てのパスです。ロングシュート以外のパスはディスクの高さを変えてしまうと、次のパスへの動作が遅れ、パスチャンスが無くなり、ディフェンスにもブロックされてしまう可能性が高くなります。

では、どうするか?

それは、

『キャッチした高さで、パスを投げる』

です。

ハンドラーとしては、次の展開にスムーズに繋げることが命な訳ですから、キャッチした人がいかにスムーズにパスを出せるかを考えるべきです。その際、キャッチをするのに必死になってしまうプレー、例えば、ダイビングキャッチ、ジャンピングキャッチ、ディフェンスと競り合うキャッチなど、キャッチに苦労するパスは次への繋がりが薄くなります。

ディスクの高さが変わると、目線の高さも変わってきます。目線の高さの調節は無意識で行なっていますが、試合の後半など疲れてきている時にはこの調節スピードが遅くなりますので、ミスも増えてくるというわけです。

同じように、判断のスピードも遅くなります。キャッチをすることに神経を使いながら試合を進めていくと、キャッチをすることに集中するようになってきます。ですから試合の後半にボディブローのように効いてくるわけです。味方にボディブローを与えることはチームにとって本意ではないはずです。

だからこそ、ハンドラーはパスの高さに関して最優先して意識すべきなのです。


2、ロングシュートは高さが命

高さが低くスピードが速いロングシュートが多く見られます。これはおそらく二つの原因があると思います。

一つ目は、投げるタイミングが遅いこと。ディスクスピードでも書きましたが、投げ出すタイミングが遅いとスピードを速くしないと届かないので、パスのスピードを速くしてしまって、同時に高さに意識できないケースがあります。

二つ目は高く投げると、遠くに飛ばないということと知っているケースです。ディスクを高く投げるとディスクの傾きが自分の方に向いてきます。ディスの絵柄が自分から見えている感じです。ディスクは傾いた方向に進む性質があるのでこれでは遠くに飛びません。だから低く投げるのです。

ロングシュートを通すコツは簡単。

『投げ出しを早く、高く投げる』

です。

投げ出しを早くすることで、高く投げることができます。高く投げることができれば、浮いているのでキャッチするチャンスが増えます。イメージは、浮いているディスクに走り込んでキャッチさせる感じです。これだと全速力で走りきることができるので、ディフェンスにブロックされるリスクも減らせます。ロングシュートでディスクが浮いている場合、全力でブロックに行かなければいけないのでディフェンスにも相当のダメージを与えることができます。

もしディスクが遠くに飛びすぎた場合は、高さをより高く投げてみると調節できます。ディスクが飛ばない場合は、そもそもロングシュートを狙うべきではありません。


以上、ディスクの高さを意識することで、より得点する可能性が増えることをお伝えしました。ぜひ次回の練習から取り組んでみてください。


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