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コミュニティから黙殺されたホワイトハット・リポート、パラディンの動画

人は不安な時、安心できる情報を求めるものです。この情報化社会では、その需要に応えることがビジネス化されています。世の中が悪くなり、社会不安が増大するにつれ、「嘘でもいいから良い話が聞きたい!」という人々の心理をたくみに利用したのが、オバマ政権時代から世界的に広まった「スピリチュアル・ブーム」だったのではないでしょうか。現在の情報が錯綜する混迷の状況の中で、このメンタリティが再び一気に表面化しているように思います。

今はさしずめ「親トランプ・ブーム」といったところでしょうか。2016年のトランプの当選時から一貫してトランプ支持の論陣を張ってきた者としては喜ばしい限りです。グレタに賛同してトランプを目の敵にし、トランプがイランを侵略しようとしていると非難し、トランプは人間的にいけ好かないと言っていた人たちが、今では180度手のひらを返して、トランプを礼賛するようになったわけですから。スピリチュアル・コミュニティの中でもトランプは大勝利を収めたと言って良いでしょう。

しかし同時に、このブームにあやかって、一儲けしようとしている人々もたくさんいるようです。ディープステートに都合の悪い情報を発信する人々が一斉にパージ(粛清)された後に残ったYouTubeでは、過去の情報のリサイクルや、これまではまともに取り上げられることがなかったレベルの情報発信者によるフェイク情報などが、「最新情報」というラベルを貼られて、さかんに視聴数を稼いでいます。

対照的に、これまで命がけで情報発信を行ってきたような人々は、自分に正直な、誠実な情報発信しかしないために、逆に見過ごされるようになっているように見受けられます。ホワイトハット・リポートのパラディンもその一人です。今回は彼が昨年9月に公開した動画を要約したいと思います。今やコミュニティでは誰も取り上げたがらない、黙殺されてしまった動画です。

パラディン:今回は生配信ではなく、事前に録音したものをお届けします。なるべく正しく伝えたいのでね。生配信というのは、ピストルを腰のベルトに付けた状態から発射するようなもので、誤って自分を撃ってしまうことがある。それがまさに前回の放送で起きたことです。今回はその誤情報の訂正です。2週間前、レディ・ジャスティスが休暇中に私はライブ配信を行いました。

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8年前に私たちがリリースした情報について、問い合わせを受けていたので、それに関して何か新しい情報を発信したかったからです。そしてその生配信を始める前に、プロジェクト・キャメローのケリー・キャシディが連絡をよこして、「QFS(量子金融システム)についての動画は見たか?」と尋ねられました。

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「見ていない」と答えると、彼女は動画のリンクを送ってきたので、私はその動画を見ました。

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彼女はスライドショーのような資料のファイルも送ってよこしました。

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私はざっと要点にのみ目を通しました。ファイルは27枚のスライドで構成されていたと思います。

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私はいくつか同意できる情報を見つけました。また、量子金融システムについて私のチームから受け取っていたのと同じ情報も含まれていました。(※パラディンはそれがどの情報かは言っていません)

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皆さんがそれに関する情報をとても欲していることはわかっています。私たちは皆そのシステムが実行に移されることを待望していますからね。なぜなら私たちは、それがこの惑星を何世紀にも渡って支配してきたディープステートや銀行カルテルの終焉を意味すると知っているからです。だから私は先程言ったように、27枚のスライドショーに目を通し、いくつかの同意できる情報を見つけました。それが私が生配信でこのスライドの情報を紹介することになった理由です。

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生配信の中で、10~12分間、これについて話したと思います。配信の中で何枚かのスライドも紹介しました。

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そして配信後に、ケリー・キャシディが再び連絡をよこしました。彼女はその時には資料を全て読み終えていました。一方、私の方は、ざっと目を通しただけでした。言い訳をしているわけではありませんが、それが私が見逃していた部分があった理由です。しかし生配信後に彼女が連絡をしてきて、私は質問を受けました。それは彼女が感じた「安全性についての問題点」についてであり、また彼女は「AIに関する懸念」も口にしていました。

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私は彼女に「後で読み返すよ」と伝えました。その時はとても疲れていたからです。8年前に私たちが行った暴露について、法執行機関から情報提供を求められて、その対応で忙しい一日でした。ええ、そうです。これは私パラディンの過失だったと言っても良いでしょう。生配信の前にしっかりとやるべき下調べをしなかったわけですから。くり返しになりますが、最初に言ったように、私は誤りを訂正しようとしているのです。

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私はとても疲れていました。私は生配信の前にこの資料をレディ・ジャスティスに送って、目を通してもらっていました。彼女が調査していたことに関する情報が含まれているようだったので、彼女にも読んで欲しかったのです。ちょうど私が就寝する前に彼女が返事をよこして、そこには不安になる内容が含まれていました。

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その間にケリーは私を質問攻めにしていて、私は「明日起きたらすぐに資料を読み返して返事する」と答えていました。そしてその晩の就寝前にレディ・ジャスティスから返事があったのです。彼女は私にある文書のコピーを送ってよこしました。(PDFファイル

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それはトランプ政権、正確にはホワイトハウスと米国量子調整局が2020年2月に出した「アメリカの量子ネットワークに関する戦略的展望」と題された文書です。彼女はこれを何ヶ月も前に見つけて私に送ってくれていたのですが、私は忘れてしまっていました。

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彼女はこの公文書の最初の段落を指摘しました。スライドショーの一枚目の文章は、この公文書の単語を差し替えただけのものでした。

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これは赤信号でした。私はやれやれと首を横に振り、疲れていたのでその晩は就寝しました。翌朝になって、再び27ページのスライドショーと、4ページの公文書を見比べてみましたが、公文書では「Quantum Information System(量子情報システム)」と言っているところを、スライドでは「Quantum Financial System(量子金融システム)」と言い換えており、もう一つ冒頭の段落の最後で、公文書では「A Strategic Vision for America's Quantum Networks(アメリカの量子ネットワークに関する戦略的展望)」と言っているところを、スライドでは「A Strategic Vision for America's Quantum Financial System Networks(アメリカの量子金融システムネットワークに関する戦略的展望)」と言い換えられていることを確認しました。さらにスライドでは大統領行政府の印章を使って公式なものであるように見せかけています。もちろん、これは公式なものではありません。私の世界では、これは偽造であり、フェイクであり、騙しの手口であり、その後に続く全ての情報は信頼できない情報だということになります。いいですか?はじめからこんな調子なのです。だから残りの26枚のスライドについては私はここで読み上げることはしません。時間を費やす価値がないからです。しかし私が改めて27枚のスライドショーに読み直した翌日に、ケリーから再び連絡を受け、私と彼女は数時間かけてすべてのページを精査しました。すると次々に問題がある情報が見つかり、すぐにこれはフェイクであるという結論に達しました。これは公式な情報ではないし、提供されている情報も基本的には役に立たないものでした。ケリーはその時点でチャーリー・ウォード(※この情報を広めていた人物)に連絡を取ってインタビューを行う予定があると言っていました。結局彼女はその1週間後に彼にインタビューを行って、この件について議論したようです。(※当のインタビュー動画はProject CamelotのYouTubeチャンネルから削除された模様)

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その間に、私は自分でも少し調べてみました。まだ休暇中だったレディ・ジャスティスが、lambwinsというYoutubeチャンネルを見つけ、そこがどうやらこのスライドショーの情報源であることを突き止めました。

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ですから皆さんにお伝えしておきたい私の公式見解としては、この文書の情報は全く価値のないものだということです。私のチームを通じて確証が取れる情報がいくつか含まれているものの、誰にも読むことをおすすめできません。混乱するだけだからです。意味不明な、理屈に合わない情報につながってしまいます。これを書いているのは明らかに素人です。公式な書式でもありませんし、情報の提示の仕方などにも多くの問題を含んでいます。だから気をつけてください。

さて、私たちは数ヶ月前にDiscordにサーバを開設し、一般公開して誰でも参加できるようにしていました。700名以上の参加者がいましたが、先週このサーバは運営によって閉鎖させられました。中心的になって参加して、自身の調査内容を投稿してくれていた方々もいました。まずは、このサーバを誇りに思っていることをお伝えしたいと思います。

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しかしながら、一般公開するということは、かつてクリント・イーストウッドが『荒野のストレンジャー』の中で雄弁に語ったように「玄関の扉を開いたままにしておくと、間違った犬が入ってくることがある」のです。どうやらDiscordのグループでもそれが起きていたようです。私がそこで投稿した情報が、盗まれていました。何ヶ月もそれが続いていることに私たちは気づいていました。他人が私の情報に自分の見解を足して、自分なりに歪曲し、それが自分の情報であるかのように、垂れ流しているのを見ていました。それが問題なのは、彼らは自分が何を話しているのかよく理解していないということです。それゆえに、彼らが出している情報は、歪められていたり、元の情報と無関係なものになっていたり、ひどい時には似ても似つかない話にまでなったりしていることもあります。こういったことが起きていたのです。そしてケリー・キャシディと私は、この問題についてたしか(2020年)3月~4月頃に議論しました。私はこれら全ての事態に、かなり気持ちをくじかれていました。多くの人々が正確ではない情報を発信するようになっていたからです。彼らはその情報の前後関係も知らず、明らかに流されている情報の核となる部分を理解していませんでした。なぜなら彼らは核になる情報だけを取り上げ、それに基づいているかのように見せて、勝手な結論づけを行うからです。だから彼らが出す情報は、最後の決め手となる部分の分析が間違っているのです。私たちは少なくともそのうちの一人が誰なのか特定しました。スパイ呼ばわりはしたくありませんが、それは私たちのDiscordグループの中にいた、「チャーリー・ウォードのことを長年よく知っている」という人物でした。その人物は「チャーリー・ウォードの言っていることには嘘も含まれているが、全体的には彼の話は正確だ」と言っていました。私はその人物たちと直接話すことになりました。なぜなら彼らは私の専門分野である取引プログラムについての情報を持っていると言っていたからです。実際に話してみると、彼らは私の質問に何一つ答えることができず、結局グループから追放されることになりました。だから私たちは少なくとも一人の人物については知っていて、おそらく二人目の人物も目星はついています。彼らがおそらく情報を持ち出して、他の人々に横流ししていたのです。おそらくチャーリー・ウォードもその一人だったのでしょう。定かではありませんが。しかし興味深いのは、「チャーリー・ウォードの知り合いだ」と言う人物が私たちのグループに来ていたという事実です。ケリーと私で27枚のスライドショーを査読している時、私はウォード氏のYouTubeチャンネルを調べました。

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タイムラインを遡って調べました。これは常に有効な方法です。なぜならタイムラインを遡ってみると、そこには何年間もの出来事が圧縮された状態になっているからです。その人物が発信してきた情報がどのように前進してきたのか、タイムラインを見れば整理がつきます。そして私はチャーリー・ウォードのYouTubeチャンネルを調べました。彼は当初は家族や様々な話題についての普通の動画をアップしていて、視聴回数は1200とかそれに届かない位のものばかりでした。その状況が変わったのは、彼が3部からなるシリーズの動画を公開してからです。

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それはいわゆる「イギリスの新国王、キング・ジョン」とかなんとかについてだったと思います。このグレゴリー・ハレットという人物については何者なのかもよくわかりません。そしてチャーリー・ウォードはこの人物について3部作の動画を出していて、それぞれの動画が10万回再生を越していたと思います。この動画がチャーリー・ウォードを有名にしたのです。実際この動画のリンクを私に送ってきた人もいました。人はよく私に様々な動画や記事のリンクを送ってきて、私の意見を知りたがるのです。私は「皆さん、私は忙しくて、普段はそれを見る時間が取れません。」と返すことにしています。実際、それらを見る時間がある時もあれば、ない時もあるという感じです。5~10分見て、すでに知っている情報だとわかってやめてしまうこともあります。この「キング・ジョージ」だか「イギリスのキング・ジョン」だか・・・どちらでも知ったことではない、というのが私の意見です。なぜならそれは「旧来の世界」に過ぎないからです。「王位」という恐竜なみに古い考え方です。それはいまだに皇族とか皇帝とか国王が存在する国に住んでいる人々にとっては、魅力がある話なのかもしれないということは理解できますが。しかしここアメリカではそれは私たちの語彙の中にはなく、私にとってはどうでもよいことなのです。関わり合いのないことです。というわけで、私たちはチャーリー・ウォードの動画を見て、ますます明らかになったのは、このキング・ジョンについての動画が彼を有名にして、その次にネサラについてのいくつか、ゲサラについてのいくつかの動画が続いて、その流れで登録者数が10万人を超えるようになったということでした。その10万人は、おそらく大部分が不正確な情報を聞いていることになります。ただ言っておきたいのですが、私はケリー・キャシディがチャーリー・ウォードに行ったインタビューを見ました。そして私はチャーリーの経歴に興味を持ちました。公開されているので、皆さんも調べたければ、調べてみると良いでしょう。私はチャーリーに関して、ヨーロッパの方に問い合わせました。返ってきた情報は、基本的に最初に私が思ったことを確証するものでした。つまり、彼は完ぺきな役者にすぎないと言わざるを得ません。チャーリー・ウォードが自慢にしていること(claim to fame)と言えば、基本的にはマネーロンダリングをした経験があるということくらいです。それは私が詳しい分野でもあります。残念なことにケリー・キャシディはその分野に詳しくないので、その件について彼に突っ込んだ質問をすることができませんでした。私だったらできたのですが。だからここで呼びかけておきます。チャーリー、私のインタビューを受けてくれるなら、聞きたいことがたくさんありますよ。なぜならあなたの言っていることにはおかしな点がたくさんあるからです。連絡を待っています。さて、次に話しておきたい話題は、偶然にも私が先週見ていたこのインタビュー動画についてです。

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チャーリー・フリークとチャーリー・ウォードの対談です。興味深いとまでは言わないまでも、おもしろい動画だと言っておきましょう。動画の最初でチャーリー・フリークは「誰かが私たちの情報はホーピアムだと言っているらしい」と言って泣き言を言います。まあ、私は立ち上がって、私もその一人に数えてくれと言いたいですね。なぜなら実際に私がそう言ったのだから。だから私にとってはこれは興味深い発言でした。誰が彼らに告げ口したのかわかりませんが、明らかに私たちのDiscordのグループから情報をチャーリー・フリークに流していた誰かでしょう。そして、ええ、チャーリー、私はあなたの情報はホーピアムだと言いますよ。

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なぜホーピアムだと言うのか説明しましょう。なぜなら、希望(ホープ)とホーピアムは違うからです。ホーピアムはドラッグ(麻薬)です。それは人々に与える心理的な麻薬であり、人々を病みつきにさせるものです。そして基本的に、その麻薬中毒の症状は、無活動(怠惰・不作為)です。機能不全です。基本的に麻痺と一緒です。なぜならあなたのやっていることは基本的に、「リラックスしろよ、ただ計画を信頼していればいい」と言っているだけだからです。いいかい、教えてあげよう。世の中には非常に困窮していて、計画を信じることができなくなっている人々がたくさんいるんだよ。
チャーリー・フリークは、彼の「Qメッセージの解読が正確だから」Qチームから接触を受けていると言っていたと思います。まあ、一秒たりとも信じてはいませんが。彼が嘘を言っているのか、誰かがQチームの役を演じて彼に接触しているかのどちらかでしょう。Qチームがユーチューバーに接触して、「君の解読は正確だ」などと教えるわけがないからです。なぜなら彼らは決して他の誰かに自分たちを代弁させたりしません。だから私はその件に関しては全く信じていませんし、彼のその他の動画もいくつか見ましたが、それらもとてもひどすぎる荒唐無稽な内容で、コメントすらしたくないようなものでした。
チャーリー・ウォードの方はトランプ・チームの誰かからフィードバックをもらったと言っています。ふぅ・・・あなたがもしこの話を信じるなら、良い話がありますよ。ゴビ砂漠にオーシャンフロントの良い物件が売りに出ていますから、購入したければ私に連絡して下さい。
チャーリー・フリーク、君は人々に「リラックスして、計画を信じていろ」と言っているが、私からは君にこう言おう。

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同じことをCOVIDで家族を失った人々に言ってみろ。病床で人生の最期の数日、数時間を過ごした家族に面会して慰めることも許されなかった人々に。愛する家族を失って葬儀を行いたくても一握りの人数で行うことしか許されなかった人々にも。ジョージ・フロイドのような犯罪者が盛大な葬儀をあげられて、COVIDの制限も受けずに大人数に弔われていたというのに。BLMやANTIFAの暴徒のせいで商売ができなくなったポートランド、シアトル、ニューヨークなどの人々にも同じことを言ってみろ。彼らが全人生を費やして築き上げた商売が一晩のうちに破壊されたんだ。極左の市長による厳しいロックダウンのせいで、家族を養うために働きに出ることが許されなかった人々にも言ってみろ。感染したお年寄りを老人ホームに受け入れさせた州知事たちのせいで、大切な家族を失った人々にも同じことを言ってみろ。COVID詐欺デミックによって、厳しいロックダウンや馬鹿げた遠隔治療が実施されたせいで、まともな治療を受けることができずに心臓病やガンで愛する家族を亡くした人々にも言ってみろ。
結論として私が皆さんに言いたいのは、「誰をフォローするのか気をつけなさい」ということでしょうか。なぜなら・・・皆さんが情報を求めていることはわかります。真実を渇望していることはわかっています。しかしホーピアムを飲み込んではいけません。希望とホーピアムは違うものだということはわかっているでしょう?その2つは区別しなくてはなりません。なぜなら私たちは第3次世界大戦の中にいるのです。そしてこれは枢軸国と連合国の戦いではありません。ロシア対アメリカでも、ロシア対中国でもありません。ディープステート対人民の戦いです。皆さんはそのことを理解した方が良いと思います。皆さんは自分がどう前進していくつもりなのか決意するべきです。なぜなら、無活動は何ももたらさないからです。こういった人々はQについて語って、自分たちもQと一緒にして欲しいと考えています。しかし彼らはWWG1WGAの意味を忘れてしまったのか、理解していないようです。彼らがQチームの一員となりたいのなら、このスローガンを掲げるべきです。なぜならこの戦いに勝つために必要なのは、無活動ではなく、一人ひとり、一人残らず全ての人々の行動だからです。ただ座って、基本的に「落ち着いて、何もしないで、リラックスして計画を信じていて」と言っているだけの戯言を聞いていても、望みは実現されません。それははっきりさせておきたいと思います。なぜなら、私たちは2010年11月からこの活動をしています。「ホワイトハット」という言葉はまだ人々の意識の中にすら存在しなかったのです。10年前に私たちがリポートの中で使うまでは。今ではペンタゴンのホワイトハット、軍隊のホワイトハット、というように、そこかしこにホワイトハットがいます。そして多くの人々がホワイトハットという言葉が何を意味するのか、ブラックハットが何を意味するのか、理解しているようです。そしてそれは特定の政府機関で区別されるのではなく、その行動にとって区別されるのです。

どうでしたでしょうか?パラディンの最後の言葉を聞いて、トーリーがテレグラムにこんな投稿していたのを思い出しました。

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英雄が英雄たるゆえんは勝ったか負けたかではなく、その振る舞いが英雄的であるからなのだ。あなたがあなたの英雄となりなさい。あなたの映画の中で。

実は前回の記事で、不安から「美味しい情報」を渇望する人々とその需要に答える情報発信者の関係が、まるで麻薬依存症になった人々と麻薬密売人のように見えると書こうとして、その言葉はきつすぎると思い、ぐっと飲み込んでいました。しかしずっとモヤモヤとした胸のつかえが残り、どんどん加熱していく「偽内通者ブーム」を目の当たりにするたび、胸を痛めていました。米国会議事堂に侵入してトランプとQアノンの評判を地に落とすことに一役買ったジェイク・アンジェリという男が、自分はスーパーソルジャーだと言って「真実」を語る動画がもてはやされているのを見て、もうだめだと思いました。限界です。

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この男がスーパーソルジャーであるかどうかなどどうでも良いのです。ただ、この男の動画を支持して広めるということは、この男の法と秩序を無視したあまりに稚拙な行動を肯定しているのと同じことになるということがわからないのでしょうか?そこまで論理的な思考や理性が麻痺してしまっているのでしょうか?そこまでホーピアム中毒になってしまっているのでしょうか?パラディンは「claim to fame」という言葉を使っていましたが、これは辞書によれば「自慢できるもの」「有名な理由」「そのために有名人扱いされて当然なこと」という意味の言葉です。ジェイク・アンジェリに「claim to fame」があるとすれば、それは米国会議事堂に悪趣味な格好をして侵入し、トランプのこれまでの法と秩序の遵守を踏みにじったことだけでしょう。そして今では「トランプに裏切られた気分だ」などと勝手なことを言って、「トランプ大統領の弾劾裁判」でトランプに不利な証言をすると言っているのです。

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こんなただのお調子者を英雄扱いしている人々は、結局その人がどのように振る舞い、行動しているのかではなく、ただただ知名度があるか、有名かどうかだけで判断しているのです。結局旧来の価値観に縛られているのです。

「善のため」「善意に基づいている」ならば、そこに嘘や虚欺や誇張があっても、論理的に矛盾していても、誤報を繰り返しても、誰かの情報の盗用であっても、ネットで拾ってきた根拠不明の噂話であっても、誰かの妄想にすぎなくても、関係ないのでしょうか?それはもはや偽善ではないでしょうか?「善」の名を借りた横暴ではないでしょうか? 

ただただ盲信することのみが善とされ、論理的な思考による健全な懐疑が悪とされるなら、それは人々に隷従を求めているのと同じことではないでしょうか?

パラディンは「誰をフォローするのか気をつけて」と言っていましたが、私はもっと意地悪なので、誰が誰をフォローしても自由であり、好きにすれば良いと思っています。結局人は同じ波長のところに引かれ合うのだと思います。麻薬の売人と依存症患者のように。

ただ、老婆心ながら、「情報をシェア・拡散する時には気をつけて」とだけは言っておきたいです。あなたがフォロワー数や知名度などから情報発信者を盲信して、不確かな噂やフェイク情報を自信満々に「真実」だと言って吹聴して、周囲から社会的信用を失ったとしても、その情報発信者には責任を取るつもりなどさらさらないということを知っておいて下さい。そして一度失った周囲からの信用を取り戻すことは容易ではありません。あなたは「真実を広めている」つもりで、実際にそこにいくらかの真実が含まれていても、明らかな誤情報・フェイクを広めた時点で、人はあなたの話を信用しなくなくなります。つまり、実際は真実の価値を貶めるだけで、逆効果になってしまうのです。

最後は皆さんには関係のないメッセージになってしまいました。すみません。わざわざこの記事を読んで下さっている方々には、わかりきったことだった思います。私自身もそうですが、過去に大切な人間関係を失った苦い経験があれば、「真実」を人に伝えようとして挫折した経験があれば、この苦言の真意はご理解いただけるかもしれません。情報戦において、敵を侮ることなく、賢く立ち回ることが大切だと思います。自ら墓穴を掘るようなことはしたくないものです。

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