ロータスの分析とメタ予想
あけましておめでとうございます(激遅)。今年も記事をどれぐらい書くのか不明ですがよろしくお願いします。今回は新マップのロータスの分析をしてみたいと思います。
チャレンジャーズリーグのスプリット1は以前のマッププールで行われましたが、スプリット2と2月に開催されるブラジルでのキックオフトーナメント、インターナショナルリーグでは使われると思うので観戦勢も楽しめるかと思います。知らんけど。
今回はいわゆる競技シーンでの戦術やメタの分析になります。また自分も数回触っただけでどんな感じか分からないエージェントがあるので当たり前ですが今後変わる可能性はあります。
マップの特徴
アタッカーの有利要素として、
サイトが3つ
サイトに繋がる道が(一応)5つ
ディフェンダーのCTを使ったローテーションがそこそこ時間がかかる
ウルトオーブが3つ(アタッカーが取りやすいオーブが多い)
ディフェンダーの有利要素として、
ディフェンダーが抑えられる接敵が早いアングルが多い
アタッカー側の開始保持エリアが少ない(ディフェンダー側の開始保持エリアが多い)
サイトに高低差が多い
総合的に見た時にディフェンダーが有利なマップだと思います。ですがお互いが有利不利を理解してプレイをするとそこまで差は無いと思います。
試合の進み方
ヘイヴンを見ても分かる通り、サイトが3つあるマップはどれだけディフェンダーの配置やローテーションを崩せるかが大事なポイントです。具体的に言うと相手の置きを外させたり、ガジェット類を壊す事です。
例えばAメインもBメインもディフェンダーが先に置けてしまいますし、Bサイトはガジェット一つで出入りが管理出来てしまいます。そうなるとアタッカー側の選択肢が減ってしまい、相手の配置やローテーションが非常に簡単になってしまいます。
特にAメインは本来であれば3つのルートがあるエリアなのでディフェンダーは管理する際には3人(ガジェットも勿論可)必要な所を1人で管理出来てしまいます。回転扉や構造上の問題で厳密には違いますがCメインも同じですね。
なので序盤の動きとしてはA, Cメインのアングルを外させる動きをするのが重要になってきます。プロシーンのヘイヴンのAメインでアクションが多かったり、パールで序盤にBメインにアクションが起きるのと同じ理由ですね。
そして試合が進んでいきA, Cにディフェンダーが人数をかけたりプレッシャーが多いと感じるのであればBにプレッシャーをかけるオプションが生まれてくるといった感じでしょうか。
序盤の後のサイト内での戦闘は高低差があると言ってもそこまで特筆すべき点はないと思います。強いて言うならマップの構造上アタッカーは囲まれる展開になりやすいかな、ぐらいです。
このマップで自分が考えていることは、序盤に大きく戦闘をしろというRiotの意図を感じる事です。
有利要素と不利要素
当たり前ですがアタッカーの有利要素はディフェンダーの不利要素であり、逆もまた然りです。自分が注目しているのは要素はウルトオーブが3つある上にアタッカーが取りやすい事と、ディフェンダー側の開始保持エリアが多い事です。
B, Cメインのウルトオーブはアタッカーがアビリティやカバーを貰えば取りやすい位置にあります。ディフェンダーが絶対に取らせないというのは難しいので、アタッカーがオーブを取るのにどれだけリソースを使わせるかというのが大事になってきます。
これだけだと普通のマップの序盤と同じく戦闘やアビリティの応酬が起きるだけになるんですが、二つ目のディフェンダー側の開始保持エリアが多いというのがキモになってきます。つまりモタモタしてるとアタッカーは囲まれるぞ、ということですね。
古の言い方では連絡通路、通称"連通"が多いこのマップは保持エリアが多いこともあって回転扉はありつつもディフェンダーはかなり自由に動けます。CTベースが長いのもそうやって動けと言われてるように感じます。
纏めると、ディフェンダーとしては取れる選択肢が二つあります。一つ目はある程度リソースを使わせて後は囲んでリテイク。二つ目はオーブを取りに来る相手に対して、戦闘を仕掛けてしまう。
サイトで当たるのも状況によっては良いんですが、このマップの構造であれば別の所からプッシュしてきた仲間と囲んでリテイクの方が良い状況の方が多いと思います。
当然ながら臨機応変に出来るとベストですが、自分はアタッカーもディフェンダーも序盤に戦った方が総合的に見て良いのではないかなと思ってます。つまり序盤の戦闘で決着をつける方がお互い良い可能性があるということです。
アタッカーとしてはアルティメットで強気にラウンドを取りに行ける利点があるとは言え、囲まれてリテイクされるのが辛い。ディフェンダーはその逆で後から有利にリテイクしやすい構造とは言え、ウルトを回されると一気に負ける可能性がある。
このバランスを考えた時、お互い序盤で戦った方が良いマップなんじゃないかなというのが自分の意見です。まあこの自分の考えは大外れする可能性が全然あるので皆さんの意見も聞きたいですね。
ロータスのエージェントティア
自分がこのマップで評価しているエージェントを説明します。先ほど語った自分の考えを元にしたエージェントティアなので他の人とかなりずれてる可能性はあります。というか多分ずれてます。
評価点はアルティメットのパワーと初動を潰すアビリティの有無、エリアでの戦闘の強さです。
センチネルから。かなり安全にアングルを保持出来るという点が強すぎるのでチェンバーが断トツかなと思ってます。相手がミスをしたり駆け引きで上回ればキルは勿論、いるだけで相手にリソースの消費を強要できます。リスクはありますが。
キルジョイはAでサイファーがBの理由はアルティメットパワーの差です。しかしサイファーはアビリティによって居場所を縛られないので動きやすい上にカメラで索敵もどきが出来るのがマップに合ってるように感じるので悪くないですね。
セージはディフェンダーの時にスロウオーブで初動を止められる点が強いですが他のキャラで良いみたいな所あります。
一番難しいのがコントローラーです。マップの広さからブリムストーンは微妙なんですが、断トツに強いエージェントはいないですし正直誰でも良いんじゃねって思ってます。
オーメンはシャドウステップが活きそうな場所が多かったりパラノイアも戦闘した方が良いという自分の考えにフィットしたアビリティです。ハーバーもスモークが普通に使えるマップな上にアルティメットが強い。アストラは普通。
イニシエーターはブリーチが文句なしで強いです。序盤の戦闘においてもフラッシュが強いですし、何よりディフェンダーにおいて初動を止められるスタン、加えてアルティメットも強い。
他のマップにおいてかなりティアが高いKAY/OとフェイドがBでソーヴァがAな理由はどれだけ相手を引かせられるアビリティかという点を重視してます。勿論KAY/Oもフェイドも悪くはないですが、ソーヴァがやや上かなといった感じ。スカイは普通。
デュエリストはフェニックスが最強です。たぶん自分しか評価してないので大会で出たら褒めてください。アルティメットが強い上に回りやすく、戦闘も最強。つまり最強です。カーテンもホットハンズも結構使いどころあります。つまり最強。
ロータスでしかマッチしないモードで試しましたが活躍できず一勝も出来ませんでしたが。
次点のレイズはグレで初動の牽制、ルンバの索敵、アルティメットのパワーと文句なしの性能です。まあこいつはどのマップでもAティアみたいなエージェントですね。
レイナは序盤専用機といったら言い過ぎですが、そういった戦い方が出来るならかなり良い選択肢なんじゃないかなと思ってます。リーアを使ってそこそこ強引に戦えますし、倒したら回復も出来ると悪くないですね。たぶん使うチームいないですけど。
ネオンはスタンで初動潰しが出来る上に、逆にこういった初動潰しが強いマップに置いてその速さで躱す事が出来るので悪くないです。ただし本当に躱せるのかちょっと検証出来てないのでもしかしたらティアが下がるかもしれないです。というか躱せなそう。
ヨルは悪くなさそうなんですけど、ティアのバランス考えたらここになっちゃいました。正直Bでも良いかもしれないです。ジェットはプレイヤー次第みたいな所あるので難しいですが、そこまで強くはないと思います。
個人的に好きな構成はこれですね。まあティア順に並べただけじゃねえかって感じですが、バランスも良いと思います。コントローラーは他でも可。
まとめ
まとめもクソもないんですが、後書きを少し。ロータスはかなり良いマップだと思ってます。完成度が高いというか深みがあります。自分の今の解釈とは全然違う戦いもできそうですし、大会が楽しみですね。というかいつから使われるんだ。
ブリーズとバインドがそこまで好きじゃないので今のローテーションは結構好きです。特にヘイヴンとパール、ロータスあたりですかね。なんというか綺麗な構造をしたマップが好きなんですよね。いや、他のマップが汚いわけじゃないんですけど。
自分が関わっている訳ではないので不満という程ではないんですが、今行われているスプリット1のマップローテーションが昔のままってどうなんだろうって思いますね。出てるチームが本当に大変そう。しかも少し時間が経ったら無意味になるという悲しさ。
キックオフトーナメントも巷で言われているように、一度負けると敗退なのはかなり過酷ですよね。でもこの大会に関しては勝ち抜いた結果ではなく招待制の大会みたいな感じなのでエキシビション寄りなんでしょうね。出るチームは楽しんで欲しい。
やっと2023年のVCTが始まるので楽しみですね。Championsが9月だったのでオフシーズン大会は有りましたがかなり空いたように感じて恋しかったです。
パシフィックリーグの解説記事も出来るだけ書きたいな思ってますが読んでる人は知っての通り、書きたいと思ってるだけで全く欠けたためしが無いので期待しないでください。
それではまた次回の記事で。