もしかしたら自分は、好きな事で結果を出すのが上手なのかもしれない―――
初めて自分が音ゲーで「大舞台に立っている」と認識したのは、8thKAC(DDR)の西エリア代表決定戦だった。
その時は前日に「Magnetic(鬼)」で自己ベストが出て、本番でも条件を満たしていたから選曲した事。
そうしたら「Sota Fujimori繋がりで~」という流れから「New Decede(鬼)」をぶっ込まれたのは8thKACのアーカイブを見なくても鮮明に思い出せる。
正直この時は最初から勝てるとは思っていなかったのに、
代表決定戦が終わって「お疲れ様」って声を掛けられた時は人目も憚らず号泣してたっけな。
今考えたらおかしい話で、前提を立ててるのにどうしてそんな感情が溢れたのか、これが思い出せない()
多分後悔が強かったからだとは思う。自選で50点差付けられて負けることってそうそう無いし。
(当時声を掛けて下さった皆様、その節は本当にありがとうございました。今も覚えてる人いるんかな?)
8thKACのアーカイブはこちら
3機種行われていますが、DDRは一番最初です。
https://www.youtube.com/live/JtmvqMM1Uc8?si=9Eib2TzQt63q9bLD
有難くも当時が初開催となったラウンドワン頂上決戦(2019)の予選、9thKAC西エリア予選も通過して大きい舞台を経験させてもらった。
ただ、予選が16人通過となると大会の中で上に行くことがそもそも厳しい。
ラウワン頂上は1回戦敗退、KACは16人中7位。
それでも、8thKACの時よりは手応えを感じられたのは大きかった。
ラウンドワン頂上決戦(2019)のアーカイブはこちら
9thKACはエリア代表決定戦の配信はありませんでした。
https://www.youtube.com/live/7OqAxqSlB-4?si=cy5QH2OAv-jHPL2m
コロナ禍となっていた頃のKAC予選は成績自体が良くなかった。
10thはモチベが落ちていて、予選期間が延長されても2020年で更新は止まっていたし(予選は2021年の4月まで行われていた)、
11thは様々なプレイヤーの台頭がある中で親が足の手術を行うため入院せねばならず、予選期間を実家で過ごす必要があったので詰める時間を取れなかった。
この実家暮らしの期間に、唐突に自分の弱点を認識する。
それは「回数を重ねた粘着が苦手」ということ。
オンライン予選が発生するゲームでは致命的な弱点と言ってもいい。
1点2点を争う中で、回数を重ねて上の順位を取れる方が有利なのは言うまでもない。
しかし、同時にこうも考えた―――
粘着してスコアを出したとしても、大会本番の場でベストに近い水準を安定して出せるプレイが出来るか?
勿論大会本番では粘着した楽曲をそのままプレイする訳ではないので、
単純に回数が少ない方が良いとかみたいな話にはならない。
それでも、「どうせ大会は一発勝負なんだから、ベストと乖離したスコアを出すよりは良いんじゃね?」という考えに至った。
なので、自分は基本的に1日の練習で同じ曲を3回以上プレイする状況は極力作らないようにしている。
イメージとしては「粘着して出した100点のスコアを取りに行こうとして本番は50点の出来で終わる」より
「そこそこの回数で出した80点のスコアを本番では90点にして出す」感じ。
当然このやり方はダメな点もあって、
DDRだと体力譜面の回数を積まないというのは基礎的な所が不足しがちになる。
最終的にそこを克服出来ればもう1ランク上のプレイヤーになれるはず…
時間が経って2023年冬、ラウンドワン頂上決戦が4年振りに開催される。
この時の予選通過人数は東西各4名ずつと、4年前より半分の人数となる。
更にパフォーマンス部門が実施されない、BPLを模したドリームチームトーナメントが行われるなど
コロナ禍以前とは大きく様変わりしての開催となった。
前述の通り、粘着が苦手なため個人的には予選が一番の壁となっていたものの
BPLでプロ所属していた方々は参加不可という追い風要素も加わり、率直に言えば「西エリアのレベルなら頑張れば通れる」というのが見解だった。
その当時は
西エリアに固まっている最上位プロ > 関東の上位勢 > 西の面々
という地力ピラミッドが個人の中で出来ていたのが理由。
実際、東のランキング上位で「西エリアなら本選に出れていた」方もいたし、平均としても東エリアの方々が上回っている。
※圧倒的な地力を持ちながら大きな大会への参加を行っていない人も存在はするはずですが、
表舞台に出る意思があまり感じられない方はここでは数えないものとします
結果的に予選通過ボーダーを一度も下回ることなく、3位でオンライン予選を通過。
個人戦ベスト4、チームトーナメント優勝というほぼ最上級の成績で大会を終えた。
本戦の詳細は過去のNoteに纏めているので、気になった方はぜひ確認よろしくお願いします。
ラウンドワン頂上決戦(2023)のアーカイブはこちら
https://www.youtube.com/live/Dpmvt1jZgEw?si=r2jFk4oRfwK6SHNP
自分のNoteはこちら
https://note.com/dis_grimm/n/ncc4816149ca5
およそ半年が経過し、頂上決戦2024の開催が決定。
しかし今回の開催は自分にとって全く追い風となる要素はなく、
・8人本戦進出は変わらないが、東西分けがなくなる
・BPLプロ選手も3巡目指名の方は参加可能
(かつ、チームが解体となったSUPERNOVA東北に所属していた方は全員参加可能)
というもの。
今回ばかりは流石に無理かと思った。
個人としてエリア分けの恩恵があるから出られていたという思いが大きく、
区分けが無くなった以上は東エリアの人が多くなるという予想を他の人も、当然自分も立てていた。
しかし、蓋を開けてみれば予選最終盤にクレラブ鬼を20点更新して予選8位に滑り込み、
更にはチームトーナメントで前回に引き続き優勝までしてしまった。
ここで「本番に出た上で、訪れたチャンスを逃さなければ勝てる」メンタルが出来上がった。
個人戦は残念ながら最強プレイヤーのHARUJUNさんに地力の差で負けたものの、DDR筐体に上がれさえすれば緊張しなくなっていた。
2024年のアーカイブはこちら
https://www.youtube.com/live/PoBuyNAU_rg?si=Ku5DoOBVc7xibONI
その時のNoteはこちら
https://note.com/dis_grimm/n/n6b8e0e985748
先日行われたKODP2024。
DPは公式としての大会が存在しない(自分調べ)ため、最上位プレイヤーが集まる唯一の機会と言える。
EXPERT部門(16付近の難易度)とUNDERGROUND部門(18がデフォルト)が存在したが、
他の大会等でSPも行う必要があったので、今回は前者のみ参加した。
ちなみに、仮にUNDERGROUND部門に申請していても余裕で事前スコアで落とされてた可能性大。
なんで18AAAがほぼ足切りになってるんですか???心の中でキャルが「ヤバいわよ!!」って言ってた。プリコネ未履修だけど。
MVP選出は頂上決戦以上に運が味方したと思う。
・事前スコアによるトーナメント表決めでプレイ順を最後にできた(前の人を基準に出来るので、精神的に有利だと感じた)
・YUDAIさんの参加ブロックが自分のブロックじゃなかった
・メンタンピンドラドラ(DP自己ベ0点)とパニホリ(SP地力が応用出来る)の択に勝った
・新蛇姫が課題①側にあった(投票が割れたら課題①をプレイするルールだった為)
細かい事を言えば新蛇姫も勝ち切りたかった思いはある。
とは言え勝っていてもL.E.G-Dさん相手に3曲もいい試合が出来る未来は見えなかったし、
スコアだけ見れば全ての試合で2000点差以内の勝負が出来たので、個人成績としては収まり所から飛躍したところに着地したので満足過ぎた。
改めてHADESさん、YUDAIさん優勝おめでとうございました。
次回開催があるかも未定、自分もどうなっているか未定。
仮にあるとすれば、
待ってろよ、UNDERGROUND部門―――――
KODP2024のアーカイブはこちら
https://www.youtube.com/live/-pTQ5n_XgPc?si=SPqO-qvk8Wqj4lB6