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ごあいさつー「書く」と「書かない」の距離

はじめまして、月島修平と申します。webメディアなんぞでライターのお仕事をしております。

しかつめらしいことを語れるほどライターとしての仕事歴は長くも華々しくもありませんが、ひとつだけ、ごあいさつにかえてこの仕事について思っていることを。

普段ビジネスパーソン向けのコラムをよく書かせていただているのですが、テーマやある程度のフレームがあり、もちろん字数制限もあるわけです。

その中で「これが強烈に書きたい!」「この作品をめちゃくちゃ取り上げたい!」「この言葉を伝えたい!」という、いってしまえば一個人としてのエゴというか、美意識のようなものが顔を覗かせる瞬間というものがあります。

しかしながら、当然それらは書くわけにもいかないことの方が圧倒的に多いのです。ときたま記事のテーマや構成と奇跡的にかみあったときに、控えめに綴れる程度のもの。

もちろんwebメディアのコラム記事というものの使命を考えると、これは至極当然のことで、なんの不満も悲しさもありません。

ただ、世に溢れるあまたの記事を読んで最近はよく考えます。

3000文字程度の記事のうしろに。
書き手が「書かなかった」言葉はいったい何万字あるのだろう?

文字として並んでいる言葉の何倍も、きっと書く人たちの頭の中には膨大な言葉があふれている。その中でたまたま書いた言葉が、パソコンの画面に並んでいる。何を書くかよりも、何を書かないかと向き合う時間のほうがずっと多い仕事なのではないかと思うのです。

だからこそ、書かなかった言葉を知りたい。
書きたいと思っても、ここじゃないと書けない言葉を知りたい。

そういう気持ちで、noteをはじめました。

どうぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

お読みいただきありがとうございました!

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