本物のゴスペルシンガーと、レッテルの重み
ゴスペルシンガーの蔵本順と、この2年ほどで、随分よくやりとりするようになった。もう知り合って10年くらいの付き合いだから、彼は僕の学生時代のことも知っている。今思えば不可能なことをやろうとしていた、「病みリーマン」時代も。
外に出たいオグリさま
蔵本のおもろいところは、饒舌で聡明で清潔なイメージがあるのに、2人になって深い話になると、急激に弱気になるところだ。
「こんなんじゃ僕はダメだ」ばりのことを言う。一方で僕は、「やっぱおれ天才かも」と言う。(ここは揺るぎない
弱気になっていた彼に、こんなことを言ったことがある。
「ベンチャー企業のサラリーマンをやって、ゴスペルシンガーもやってる蔵本こそ、本物のゴスペルシンガーだよ、きっと。
蔵本はレッスン業もやってるけど、他にも仕事を持っていて、【ゴスペルでどうにか食わなきゃ】って力む必要がない。
ゴスペルはアマチュアシンガーのための音楽で、日々、別の仕事を持つ人のための音楽でしょう。だから、その厳しさと苦しさを知っている蔵本だから伝えられるメッセージがあるでしょ、本当にスペシャルだよそれは!」
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自分が何者だとかは、ケッコー自分じゃ判断はつきにくい。何が一番向いてるのか、も難しいもの。そりゃもちろん僕もそうで、これか?これなのか?いや違った!なんてことをこの数年ずっとやってた気がする。
さっき、Facebookページのタイトルにある「クワイアディレクター」という冠を外した。
あれ、あれれ?
身体が楽だぞ?軽ーい!軽い軽い!
レッテルって、こんなに重みがあったのか。
絵を描きはじめてから、そんな予感がしてたけど、これでもしやダメ押し?もっと楽に生きられる気がする。もっと優しく人に接せられる気がする。もっと楽しいことができる気がするー。
「クワイアディレクターです!」って言わなくていいんだ、これから。「得体の知れない自分」が、「得体の知れない自分」のまま受け取ってもらえる。こんな喜びない。
というわけで、「岩崎ひろき」をよろしくお願いしまーす!
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