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【自分力】の高め方

自分力、というものがあると思っています。じぶんりょく、と呼びます。思っています、というか、僕が作ったのだから、あります。はい、あります。

自己啓発的なことではありません。自分らしく生きていこう、とかそんな話でもありません。個人的には自分らしく生きていこう、とかそういう呼びかけはあんまり好きじゃありません。自分らしく生きる必要がない人がそれをやると人生バグっちゃうからですね。堅実に生きた方がいい人ってまあいるんです。

それはそうと、自分力、の話になります。自分力とは何か。これは定義しますと、「自分という精神、肉体といかに付き合っていくかという知恵、経験、またそのスキル、リテラシー」、そんなところです。

これはね、僕はね、ボイストレーナー、ゴスペル音楽家を生業にしてまして、仕事柄、たくさんの人と話をしてまして。

で、体調がどうだ、精神がどうだ、ちょい鬱だ、なに、ウクライナがかわいそうだ、見てると不安になってくる、うんうんわかるよ、、みたいな話を、よくするんですね。音楽家同士でも、もちろん、生徒とも。

鬱っぽいだとか、声が出にくいだとか、なんか最近化粧ノリが悪いだとか、腰痛だとか、みんなそういう悩みってあるでしょう。小さいものから大きなものまで。

そんなときあなた、何しますか。わかります。言わなくてもわかります。僕に言わせてください。そう、はい、ググりますよね?なんだかんだで、ググっちゃいますよね?お手元のアイフォンで。はい、やっちゃいます。僕も一緒。やっちゃいます。

で、ここからが自分力を試されるんですよ。あのね、ググった情報、そのままやりすぎ。もっと疑っていいのです。もっともっとあれこれ試していっていいのです。

「正しい筋トレ方法はこうだって、筋肉YouTuberが言ってたんです、岩崎さんのやり方なんか変ですよ、それじゃ効率的な筋肥大はねらえません」

みたいなこと、よく言われます。言われるたびに、うっせえなお前は、自分力の低いバカだな、おれはいま自分力を高めてんだよ、と思います。そんな自分力の低さでどうやって生きてくんだよ、AIかお前は、AIっていうかただのGoogleそのもので、もう何かあまり有機的なにおいがしない。心配だよお前の人生が!

いやね、ちゃんと調べるんですよ、僕も。難しい本読んだりします。でもね、だいたいそもそも、あらゆる人間の体にまつわる科学的な情報は更新されるもんでしょう。

いちいちその科学的な見解に合わせてお前はやり方をアップデートしてんの?アホなの?ああ、ごめんなさい、悪口になってしまった。でもちょっとそう思ってます。いや否定はしませんけどね、指導者ならそれはまあやらないと。

何が言いたいかと言いますと、自分の身体に聞きゃわかるんじゃないの?ということです。そう、これが大事。「自分の身体に聞いて、自分の身体の反応を自分で理解する能力」これが自分力ですね。

あ、自分の身体に聞いたってわかんないよ、と思いました?はいはい、それはね、ずばり自分力低いからです。自分力は鍛えられるのです。低いから、わかんないの。

みんなね、自分力が低い低すぎる。僕はボイストレーナーですけども、ボイトレの情報もね、まあたくさん仕入れてますよ、マニアですから。で、生徒にもそれを伝えてるんですけど、お前まずちゃんと自分で咀嚼しろよ、とはやっぱり思うんですよ。

言われるままにただ試してるだけじゃダメで、なんか効くな、きかないな、効かないならなんでだろう、いまはこれじゃないんかなあって、ちょっとやり方変えるか、いや今はやめるか、って考えるわけ、感じるわけ。

そういうことの繰り返しで、自分力高めていくのよ。ググって試した、なんかイマイチだったなやーめた、じゃないのです。

イマイチだったら自分力高めるチャンス。それはあなたに合ってないって、そういう意味なんだから。そこで諦めない、自分力に還元する。

ていうか一旦ググるのやめてみて、自分で一から探してみたら?「人間はググった回数だけ、バカになる」。最後に名言みたいなものを残して締めたいと思います。読んでくれてありがとう。

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