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独自の栽培方法、品種を生み出した栗研究では先駆的な地域。千葉県 成田市の栗

イシイのスタッフが全国を駆け巡って得た
各地の栗情報をお届けするイシイのnote。

最近はTwitterで
「栗ごはんが食べたくなった…」
というお声もいただくようになりました。
本当にありがとうございます!

中の人も、つい最近まで
「栗の産地」と言われてもぱっとは思いつきませんでした。
しかし最近はもう…栗の虜です…!

今年のお正月も、イシイの栗きんとんでパフェを作ろうと目論んでいます…
(いや…これが本当に美味しいんですよ…)

ちなみにこちらは同僚が作った手作りモンブランです。
モンブランって手作り出来るんですか!?

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脱線しました。
今日は成田空港でおなじみの千葉県 成田市の栗についてお届けします!

栗生産の歴史は1950年代から

成田市の栗生産の歴史は、戦後の1950年代から始まります。
「栗」そのものは縄文時代から食べられている植物と言われています。
貝塚から栗の殻などが発見されているんですね。

その栽培・生産が成田市で本格化したのは
1953年に神奈川県から苗木を仕入れて、栗畑を作り始めたところからなんだとか。

その後1960年には「成田市栗生産組合」が作られました。

写真からもなんとなくわかっていただけるかもしれませんが、
成田市でも低樹高栽培と言われている
木を高く成長させすぎないように気遣う栽培方法を用いています。
この栽培方法で、強風から栗を守ることもできるのだとか。

毎年2月には組合によって
栗の木の剪定(せんてい)方法を学ぶ講習会が行われています。
この剪定方法は成田市で独自に伝承されてきた
「成田版」と呼ばれる方法で、
太陽の光が当たりやすく、甘みが凝縮されることが特徴です。

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品種改良の末に生まれた「人丸(ひとまる)」

実はここ、成田市で生まれた栗の品種があります。
それが「人丸(ひとまる)」という品種です。

そこには1950年代
成田市で栗生産が始まった当初から栗生産に尽力してきた
吉岡さんという農家の方のご尽力があったと言います。
ご自宅の周りを栗畑にし品種改良のため長年研究されてきた吉岡さん。

その研究の道のりは30年にも及び、1985年に新品種として生まれた「人丸」。
この栗は、粉質で艶がよく甘みが詰まっていることで評判です。
他の品種の栗よりもひとまわり大きいことも「人丸」の人気の秘密。

「人丸」という品種はその栗が生まれた地名から取った名前なのですが、
千葉県の地図上はすでになくなってしまっています。
しかし、今もバス停として残っているのだとか。

大きな被害をもたらした2019年の台風

昨年、千葉県南部に大きな被害をもたらした台風。
成田市の栗にも大きな影響が出たそうです。

栗は落ちたらその日のうちに拾い
できるだけ早く冷蔵・出荷するのが新鮮さを保つためのルール。
生育しないうちに落ちてしまった栗は、売り物にならないこともしばしば。

実は、住宅地の開発などの影響もあり、ここ60年の間でみると
最盛期の約10%まで作付け面積が縮小している成田の栗。

これからも「成田栗」ブランドを守り続けるためにも
石井食品は産地を明記して食べ比べていただける栗ごはんの素として
農家さんたちに寄り添っていきたいと思います。

手間をかけずに旬の味を食卓に
石井食品は、みなさんの代わりに栗を工場で一粒一粒手剥きし
風味を最大限に生かすために、あえて渋皮を少し残して仕上げています。

ご家庭でそのまま炊飯器に入れるだけで栗ご飯が食べれてしまう手軽さが特徴です!

今年はなんと、レンジでチン!するだけで栗ご飯がお楽しみいただけるセットも登場しています。

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※レンジ調理のみで食べられる栗ご飯のセットには成田市の栗は含まれていません。


今回ご紹介した栗の産地

千葉県 成田市
成田国際空港でお馴染みの成田市。人口は約13万人。成田山新勝寺が有名で成田駅から続く表参道は海外からの観光客の方からも人気のスポット。

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最後に、どこで買えるのか

イシイのオンラインストアで先行予約を受付中です

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