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平常時にこそ非常食を食べよう!今こそ考えたい「防災」と「非常食」についてお伝えします

8月というのに、最近は涼しい日も増えてきました。
イシイのnote担当です。今回のテーマは「防災」と「非常食」です。

なぜこのタイミングかというと…9月1日は「防災の日」だからです!

最近は地球温暖化が一因とも言われている未曾有の災害が増えています。こんな世の中だからこそ「防災」が重要です。

✔︎ ハザードマップを事前に確認する
✔︎ 避難所までお散歩してみる
✔︎ いざという時の行動について事前に家族と確認する

一口に防災と言っても、たくさんできることがあります。
しかしここは食品会社であるイシイ!今日はみなさんに、イシイの非常食に対する取り組みをお伝えしながら、防災の重要性を伝えられればと思っています。

これを読み終わった頃にはイシイのものでなくてもいいので「非常食、備えよう!」という気持ちになっていただければ嬉しいです。

知っておいてほしい「ローリングストック」

みなさんはローリングストックという言葉を聞いたことがありますか?

ローリングストックとは、定期的に非常食を食べるタイミングを設け、足りなくなった分を買い足し、常に賞味期限が新しい状態の非常食を備蓄しておけるようにする方法です。

非常食はメーカーにもよりますが賞味期限が5年程のものが増えてきました。
普段から備蓄はしているものの、食べる機会がない方も多いと思います。
しかし、日頃から入れ替えをしておかないと賞味期限切れを起こしてしまったり、そもそも調理方法に不慣れなまま災害に遭ってしまうなど心配が残ります。

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キャンプのお供にもなれる非常食

内閣府の防災情報のページでは、冷蔵庫なども活用し1週間分の食料を備えることを推奨しています。非常食だけで1週間過ごすと想定すると、なかなか厳しそうなイメージだと思います。そこで、冷蔵庫にあるものを組み合わせて1週間生き延びよう!という、少し心理的ハードルも下げた作戦です。

平常時と非常時の境目を薄くし、普段食べているものを非常時も食べられる状態を作ることで、いざという時のストレスを軽減することも大きな目的です。

非常時の食事の現実は…野菜不足!

ローリングストックのように、日頃から非常時の「食」について考えておくことは重要です。イシイは「potayu」という商品を開発する際に、熊本地震の被害に遭われた方々に直接ご意見を伺う機会をいただきました。

その際に特に聞かれたお声は、本当に考えさせられるものでした。

「被災地ではカップラーメンばかり配布されて、5kgも太ってしまった」
「配られた食事量が多すぎて食べきれないことがあった」
「野菜を食べれる機会が極端に少ない。もちろん生野菜などは難しい」

災害のその時は生き抜くことができても、その後の生活でストレスを受けたことで心身の健康を害してしまう方も少なくないようです。また、被災地という環境の中で「◯◯◯が食べたい…」ということを言い出しづらいようです。みんな大変だからこそ、ご自身のことは後回しにしてしまうんですよね。

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熊本の震災での体験についてヒアリングする取り組みの様子

そんなお声を受けて、食物アレルギーに配慮し、カロリー・塩分も控えめ、その上、野菜も食べれる非常食として生まれたのが「potayu」です。もちろんイシイですから無添加調理。しかも常温で約一年間保存もできる優れものです!

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potayu 3種類。非常食と思えないような彩り

地域と連携した取り組みで非常食でも地産地消!

地域のみなさんと連携した非常食の取り組みはpotayuだけではありません。

そもそもイシイは、普段から全国にある生産量は少なくても美味しい伝統野菜や地域野菜などとコラボレーションした商品をお届けしています。旬な時期に加工するからこそ、一年通してお取り扱いできない商品も多いのが特徴のシリーズです。

この取り組みの一環として、新しく京都府亀岡市産のコシヒカリを使用した玄米がゆの非常食が生まれました!

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なんとこちらの玄米がゆ、産地である亀岡市の自治体が備蓄する非常食としても採用されています!定期的に入れ替えが必要な非常食だからこそ、定期的に需要が生まれ、農家さんにも貢献できるわけです。イシイはこの”地域で循環する”という仕組みをより他の地域にも広げていく予定です。

今や非常食の常備は当たり前?自分の身は自分で守る

ここで防災についてもう一つお伝えしておきたい豆知識。
東京都には、都の帰宅困難者対策条例というものがあります。そこでは東京都の企業は

従業者数 × 3日分(9食)

の非常食を備蓄することが定められています。人が集中している都心は、一気にたくさんの人が避難所に集まることで起こる混乱や、無理な帰宅による怪我などの二次被害が起こる恐れがあります。そのため、できるだけ企業の社屋の中で自分たちの身を守る準備が必要なのです。

併せて、技術の発展によって地域の建物の不燃化が進んでいる地域は、避難所が割り当てられていません。地区内残留地区と呼ばれており、社屋からむやみに動かず自衛することが一番安全と考えられているのです。

だからこそ、非常食というものは他人事ではないんですよね。

これを機会に、ご自宅の非常食も、所属されている会社の非常食の場所だけでも、見直してみてくださいね。

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まずは今すぐできることから

色々なイシイの取り組みや社会情勢などをお伝えしましたが、非常食や防災の重要性が少しでも伝わっていれば嬉しいです。

自然の脅威を目の当たりにしつつ、共存しなければいけない私たち。今こそ防災について、家族や職場で話し合ってみませんか?

個人で気軽に試せる非常食や、法人窓口も開設!

ちょっと食べてみたいという人にはおためしセットもご用意しています。

また、企業の非常食備蓄のお手伝いもしています。ぜひお問い合わせください。