サラリーマンが生涯で使えるお金について考えてみる

みなさんはお金の使い方について考えたことはありますですしょうか?
おそらく、月々や年間の収支までなら考えたことがあると思います。
しかし、生涯の収支までは考えたことがないのではないのでしょうか。

そこで今回はサラリーマンの生涯の収支について考えてみたいと思います。


1. サラリーマンが自由に使えるお金は少ない??

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サラリーマンの生涯年収を3億と過程して考えてみます。(20~65歳までの45年間働いたとすると平均年収は約670万円)
ざっくりですが、収入を「税・社会保険料」、「住居費」、「保険料」、「教育費」、「可処分所得」に分けます。

「税・社会保険料」は住民税や所得税など、サラリーマンの給料から天引きされているものです。
「保険料」は個々人が契約している生命保険や自動車保険などです。
「可処分所得」は給料の総支給額から税金や社会保険料などを差し引いた手取り、自由に使える金額を指します。
「教育費」は子供一人あたり2000万円で2人いることを想定しています。


グラフからわかるように実際に使えるお金(可処分所得)は1億2000万円です。
一時期問題になった、老後の資金が3000万円必要になることを考慮すると、サラリーマン人生で使えるお金は9000万円です。
単純計算すると9000万円÷45年でなんと年間200万円です。全然遊べない。。。

もし400万円の新車を買ってしまったら2年間は贅沢できなくなってしまいます。

また、「税・社会保険料」に対しては2000万円も払っているのでサラリーマンは税金の負担が多いこともわかります。

2. 生涯で稼ぐお金、生涯で使うお金を考えるべき

こうやって考えてみると、数十年汗水たらして働いても、自分のために使えるお金はほとんどないことがわかります。
車や住宅を買う時には、「月々ちゃんと支払えるから大丈夫!」と判断してローンを組んでしまいますが、大きい買い物をすると生涯で使えるお金は確実に減ります。

人は未来のことを考えるのが苦手なので、将来のことはなんとかなると思いがちですが、人生のトータル収支を見直してみると、少しは危機感が生まれお金の使い方を考えてみようと思うはずです。


3. この記事を通して伝えたいこと

グラフを使って説明してきましたが、一番伝えたいことは、「生涯のトータル収支を考えてお金を使う」べきということです。
サラリーマンの方は会社の給与体系がある程度わかると思うので、一度ざっくり計算してみてはいかがでしょうか?

今回はサラリーマンが使えるお金について考えてみましたが、今後は会社に依存せずに稼ぐことについても書いていきたいと思います。


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