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【基礎編】必ずマスターしたい ワイヤーの巻き方6種 〜初心者向け ディップアートことはじめ〜

さまざまなワイヤーの巻き方

アメリカンフラワー/ディップアートの50年の歩みの中で、さまざまなワイヤーの巻き方が考案されてきました。
最初の頃は、普通に1回巻きだけを使っていろいろな花を作っていました。1回巻きの花びらを束ねるとステムがどんどん太くなってしまいます。
そこで、花びらが多い花にはここで紹介する「ステム通し巻き」や「ねじり巻き」を使うことで、花びらの数だけワイヤーを束ねることなく、1本のワイヤーで済みます。
是非、これらの巻き方を覚えて美しい花を作ってください。

※ ↓ 各タイトルは上の動画の各チャプターにダイレクトに飛ぶリンクになっています。該当の巻き方だけをご覧になりたい方はタイトルをクリックしてご確認ください。

1回巻き

最もシンプルかつ基本の巻き方。
コツはワイヤーを捻って回すのではなく、捻った根元を押さえた状態で、ゲージパイプ側をくるくる回す。

2回巻き

2回巻きは、ゲージパイプに2回巻いて、ゲージパイプの表面の溝を利用しワイヤーを通してねじります。根元を押さえてゲージパイプをくるくる回して締め付けます。

2度通し巻き

2度通し巻きは、先ほどの2回巻き(2回に限らず、3回でも4回でもよいですが…)と同じ工程で、溝に通して結ぶのを2回通す方法です。そうすることで根元が丈夫になります。

ステム通し巻き

ゲージパイプにワイヤーを5回程度(※ 花びらの枚数に必要な回数)巻いて、表面の溝を利用して通します。そのときに、小さな輪を作ります。この小さな輪に花を組むときに花のステムが通ります。
バラなどの萼(がく)や秋桜、菊、マーガレットなどを作るときに使うとよいでしょう。

ねじり巻き

先ほどのステム通し巻きよりも花びらの根元が頑丈になる巻き方。ただし、ステム通し巻きは10回巻いても大丈夫ですが、ねじり巻きは巻き方の構造上5回くらいが限度。
巻き方は、普通に1回巻いて短い方のワイヤーをゲージパイプの溝に沿わしておき、数ミリ間隔をあけてもう一度巻く、それを数回繰り返す。
ワイヤーをゲージパイプから外し、巻いた根元で小さな輪を作る。(※文字で説明するとわかりにくいと思いますので、動画でご確認ください)

連続巻き

アジアンタムなど多くの葉が連なっているようなものを作るときに使う巻き方です。
長めのワイヤーを使い、1回巻きを何度も連続で巻いていく手法です。

形の付け方(フリルとウェーブ)

花びらの形を作ったら、人差し指と中指を輪の中に入れ、親指の爪で輪の内側に向かって押さえて形を付けていくのを「フリル」と言います。親指の爪で押さえるときに指だけでなく、手首から動かすとやりやすいです。
もうひとつ、輪の表面と裏面の方向に交互に波を付けることを「ウェーブ」と言います。

テキスト(手描き解説書)

以下の有料(100円)エリアでは、A4 1枚の手描きテキストPDFがダウンロードできます。印刷していつでも参照したいという方はダウンロードしてお使いください。(※ 画像は縮小サンプルです)

ワイヤー巻きの種類とテクニック サンプル画像

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