動く

先週の月曜日、プロ野球ドラフト会議が行われました。この選手がここに指名された、この選手が指名されなかった、など様々なドラマが毎年生まれます。
入る選手がいる一方、球団から自由契約、いわゆる戦力外通告を受ける選手もいるわけです。
戦力外通告を受け、球団職員などに就く人もいれば、野球がまだまだしたいと、合同トライアウトを受ける選手もいます。

私は一度、甲子園で行われた合同トライアウトを見に行ったことがあります。朝から夕方まで、シート打撃形式で行われるわけですが、この合同トライアウトには選手それぞれの意味を持っているのではないかと感じました。
野球選手を続けるために受ける選手、また、野球と一区切りつけるために受ける選手です。

ある投手ですか、最終打者に投げ終わると深々と四方に礼をしました。それは野球そのものや環境をくださった関係者、今まで支えてくださった方への感謝の気持ちだったのだろうと感じました。

ファンの人もそうなのかもしれません。その選手がプレーしている姿を見るのが最後になるかもしれない。もし、最後になってしまうのであればしっかりと目に焼き付けておきたい。

今年はこのような状況ですから球場へ足を運ぶことが難しいかもしれません。

せめてプレーする環境は整っていてほしいです。

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