情報がなぜ「流出」してしまうのか

プロ野球ペナントレースはセパ両リーグともに終了に向かいつつある。
シーズンが終了に向かっているときにいつもと言って良いほど流れてくるのは、「引退報道」である。引退は、自らの引き際であるために選手自身が発表するのは例外がない。しかし、「ある関係者」という存在から「構想外」の情報は当然のように流れる。
「生え抜きに冷たいね」とか「外様にも厳しいね」という話が聞かれるので、そのような話は置いておく。

悪しき伝統なのかもしれないが、球団の正式発表ではなく、「ある関係者」からの情報を「スポーツ紙で」知る。
引退ではなく構想外つまり事実上の戦力外通告が早くにこんなに多くの人に知らされてしまうのは阪神タイガースくらいだろう。しかも、去年の鳥谷に懲りずである。
阪神タイガースとマスコミの関係は、野村克也氏著の「あぁ、阪神タイガース」でも指摘されている。

なぜ、ぜひ内密に…とはならないのだろうか。
シーズンは優勝チームがほぼ決定しているとはいえ、まだまだ試合が残っている。当該選手にはもちろん話がされているところであるだろう。

今回引退や構想外が発表された選手が抜けることで、選手の良いベテランの指導役がいなくなるのでは…と危惧しているのは私だけだろうか。
投手に関しては、西勇輝投手がいるのでそこまで心配はないが、福留選手のあとはどうなるのだろうか。ベテランといえば俊介や荒木、上本選手くらいで、そこまで選手が多くない。今シーズンの福留選手といえば、試合出場は少ないものの、選手への指導をして復調をさせることも少なくはなかった。コーチへの就任の要請もなかったといわれているのは謎。

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